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教養主義の検索結果41 - 80 件 / 116件

  • やってみたいことリストをやってみた結果 - こけし日記

    kokeshiwabuki.hatenablog.com 早々にもういいかとなった やりたいことに制約が多くてそんなにできない 一個やると満足度が高い 備忘録の代わりになっていた それでもリストを作る理由 自己肯定感につながる どうしてやりたいことリストが自己肯定につながるのか やってみたいことリストを生かすために やってみたいことリストに囚われない 自分の幸せを自覚する 早々にもういいかとなった 年始に前から興味があったやってみたいことリストを作った。 12月にコロナウイルスに罹患して、2月まであまり出歩けなくて、回復してきた2月中旬からいろいろやってみたのだけど、3つか4つくらいやった時点で、もういいかなという気持ちになってしまった。飽きたというより、満足したという感じ。 早すぎる・・・。 やりたいことに制約が多くてそんなにできない 理由はいろいろあると思うんだけど、「やりたいこと」の

      やってみたいことリストをやってみた結果 - こけし日記
    • なぜ、日本では傑出したリーダーが出にくいのか

      堀内:最近、JTCと言われるいわゆるジャパニーズ・トラディショナル・カンパニーでは、若いうちに何らかの選抜が行われ、部長や執行役員レベルになるとだんだん教養が求められていきますよね。私が見てきた狭い世界の話かもしれませんが、その前に実務家としての能力や実績での選抜があるので、山口さんのように教養を身に付けてきた人はその手前でほとんどが淘汰されてしまうような気がします。 淘汰されずに残った人は、若い頃は仕事に必死で教養などを学ぶ時間がなかったような人たちばかりで、急に「これからは会社のマネジメントをするのだからリベラルアーツとか教養を学ばなきゃいけないよ」と言われて、もともと勉強してこなかった人たちだけで突如エグゼクティブプログラムに行かされるような仕組みになっていますよね。でも、急に変わりなさいと言われても今から変わるのは難しいと思うのですが。 山口:社会学者である竹内洋氏(関西大学東京セ

        なぜ、日本では傑出したリーダーが出にくいのか
      • 中曽根康弘の遺言「歴史認識、憲法改正……言い残しておきたいこと」【特別公開】|文藝春秋digital

        11月29日朝、中曽根康弘元首相が亡くなりました。101歳でした。中曽根氏は1918年、群馬県生まれ。東大卒業後、旧内務省に入り、海軍主計少佐を経て、1947年に衆院に初当選。防衛大臣、通産大臣、自民党幹事長を歴任後、1982年に第71代内閣総理大臣に就任しました。中曽根政権は、戦後5番目に長い政権です。ロナルド・レーガン米大統領とは「ロン・ヤス」と呼び合う関係で、日米関係の良好化に貢献したことで知られています。 そんな中曽根氏が、『文藝春秋』(2015年9月号)で「大勲位の遺言」と題する文章を発表し、若者たちへのメッセージを残していました。今回、その全文を特別公開いたします。 中曽根氏のご冥福をお祈りいたします。日本人としての誇りや責任をどう考えるか まもなく70年目の終戦の日を迎える。70年前の8月15日、私は海軍主計大尉として香川県高松で玉音放送を聞いた。電波の状況が悪く、雑音も多い

          中曽根康弘の遺言「歴史認識、憲法改正……言い残しておきたいこと」【特別公開】|文藝春秋digital
        • 映画監督デイヴィッド・リンチの初となる自伝『夢みる部屋』発売決定!2020年10月24日発売予定 ご予約受付中! | 営業部より フィルムアート社

          全国のデイヴィッド・リンチファンのみなさま、お待たせいたしました! 2018年の刊行以来、世界的ベストセラーとなり邦訳が待たれていたデイヴィッド・リンチの自伝『Room to Dream』の日本語版がついに刊行となります。 邦題は『夢みる部屋』。 2020年10月24日発売予定、現在ご予約受付中です! では、以下で本書の読みどころと内容について説明していきましょう! ※原書カバー画像 夢みる部屋 デイヴィッド・リンチ クリスティン・マッケナ=著 山形浩生=訳・解説 発売日:2020年10月24日 A5判・上製|704頁|本体:4,500円+税|ISBN 978-4-8459-1829-4 デイヴィッド・リンチ自伝『夢みる部屋』のここに注目! デイヴィッド・リンチ「初」の自伝 リンチ自身による手書きの日本語題字(今後公開予定) ファンも大満足の大ボリューム(688頁予定) 共著者クリスティン

            映画監督デイヴィッド・リンチの初となる自伝『夢みる部屋』発売決定!2020年10月24日発売予定 ご予約受付中! | 営業部より フィルムアート社
          • 令和元年6月1日~9月16日 読書ログレビューまとめ(実質2日分のみですがw)

            皆様こんにちは。ピースです。 千葉が先週の台風から続く停電で、大変なことになっていますね。 「電気のない生活」これは今の日本に住む方々には、想像することもできないほど様々な問題が起こりますね。 早めの復旧が必要なことは言うまでもありませんが、私がいつもこのブログで申し上げる通り、普段からの備えも怠らず… 本題は、読書ログレビューまとめです。 いつも通り3冊分ですが、実は、 あちらの更新をしたのは昨日(9/15)2冊、 そして今日(9/16)このエントリを書く前にアップした1冊 です。 体調不良もありましたが、それを考慮してもだいぶサボっていましたね^^;; という訳で、いつも書いているこのブログでの追加コメントは無しで、レビュー文の転載のみ。 アルボムッレ・スマナサーラ『心がスーッとなるブッダの言葉』 著者のスマナサーラ長老は、初期仏教の教えを広めていらっしゃるスリランカ人の方ということで

              令和元年6月1日~9月16日 読書ログレビューまとめ(実質2日分のみですがw)
            • 理論への抵抗 - おしゃべり!おしゃべり!

              モロイ 作者:サミュエル・ベケット 発売日: 2019/05/24 メディア: 単行本 […]要するに私はたいてい闇のなかにいて、世紀のあいだに貯えてきた私の観察も、礼儀作法の土台にいたるまで私を疑わせたので、限られた空間にあってさえ、その闇はなおさら深かったのだ。しかしこんなことやその他もろもろを考えるようになったのは、もう生きるのをやめてからなのだ。崩壊の静けさのなかで、あの長きにわたる混乱した感情を思い出しているが、わが人生とはこの混乱した感情そのもので、それを私は無礼にも、神がわれわれを審判すると言われるように審判するのだ。崩壊とは人生そのものでもある、その通り、その通り、うんざりするよ、しかしなかなか全壊というところまでいくものじゃない。 (p.37) 最近は津堅信之『京アニ事件』に目を通し、開口一番「意外と世間に京アニが知られてなくて驚いた」みたいな文言、どういう寝言かとページ

                理論への抵抗 - おしゃべり!おしゃべり!
              • 「若い時にドストエフスキーくらい読んどかにゃいかんぞ」と…宗教学者が読み解く“教養”としてのポップカルチャー | 文春オンライン

                『新しい教養としてのポップカルチャー マンガ、アニメ、ゲーム講義』(内藤理恵子 著)日本実業出版社 「自己啓発としての『ドラゴンボール』」「スライム倒して300年経たないと幸せにならない氷河期世代」。 宗教学者である内藤理恵子さんの新刊『新しい教養としてのポップカルチャー』の目次には、目を引くような文言が並ぶ。本書は、マンガ、アニメ、ゲームという“ポップカルチャー”を、教養のスタンダードとして位置付ける試みだ。 内藤さん自身、ポップカルチャーの“沼”にハマっているという。 「小学生までは勉強ができたのですが、私立中学に入学してみると、周囲は自分より勉強もスポーツもできる子ばかり。アイデンティティが崩壊し、別の居場所を求めるようになりました。そして出会ったのが、世界の宗教文化をモチーフにしたゲーム『真・女神転生』シリーズ。ファンクラブに入会し、夢中で追いかけたことをきっかけに宗教学に興味を持

                  「若い時にドストエフスキーくらい読んどかにゃいかんぞ」と…宗教学者が読み解く“教養”としてのポップカルチャー | 文春オンライン
                • 「アポロの月面着陸時の想い出?『月にいくお金があるのにベトナム戦争はひどいと思います』という手紙を”書かされた”な」(山形浩生) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                  月面着陸の想い出調査がきたが、「資本主義と社会主義のどちらを応援していたか、月面着陸でそれが変わったか?」ときやがった。 小学一年生はそんなのシラねえよう。でも「月にいくお金があるのにベトナム戦争はひどいと思います」という手紙をニクソン大統領宛に書かされたのは覚えてる。— Hiroo Yamagata (@hiyori13) February 14, 2024 当時はすでに21世紀にはみんな自家用宇宙船持つようになると思ってたし、次は火星だ、と当然のように言われてたから、ソ連もたぶんすぐ行くんだろ、と思ってたし、それより日本もいずれ月行くよね、と思ってたよな。— Hiroo Yamagata (@hiyori13) 2024年2月14日 「書かせた」ほうは言わねー、記録しねーんだよ、こういう思い出を。 明治 アポロ 大箱 45袋入り 675g 明治Amazon明治 アポロマイスタイル 41

                    「アポロの月面着陸時の想い出?『月にいくお金があるのにベトナム戦争はひどいと思います』という手紙を”書かされた”な」(山形浩生) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                  • 安倍能成をダシにして日本における保守とかリベラルとかを考えてみる/高田里惠子 - SYNODOS

                    安倍能成という名前を題に入れてしまいましたが、いまの若い世代にはほとんどなじみがない人だと思います。明治16(1883)年に生まれて、昭和41(1966)年に亡くなった方です。あ、安倍晋三の親戚ではありません。でも、アベにはいろいろな漢字があって迷うところを晋三サンのおかげで、このアベがメジャーになったような気もします。安倍能成によりますと、「アンバイ」と書く安倍、と説明するそうですが、これは夏目漱石の妻、鏡子の発案によるものです。漱石の「修善寺の大患」(1910)のおり、師の危篤を聞きつけて最初に修善寺に到着したのが安倍で、鏡子は、これで大丈夫だ、縁起がいい、「あんばい(塩梅)よ(能)く成る」だ、と喜んだとか。この逸話からわかりますように、安倍能成は、小宮豊隆、鈴木三重吉、森田草平と並んで、漱石門下の四天王と呼ばれました。 もう一つの呼び方は「セカンド・アベ」です。これは、安倍が東京帝国

                      安倍能成をダシにして日本における保守とかリベラルとかを考えてみる/高田里惠子 - SYNODOS
                    • 大阪音大ミュージックビジネス専攻の瓦解

                      /大学を、日本の音楽シーンを良くする気概はないのか、という山口氏の言い分もわからないではないが、もともと大阪音大は、音楽を通じて良識、感性、信頼を培う、という穏やかな教養主義で、卒業生をギラギラした業界人として活躍させようなんていう話は、最初から大学の伝統と気風に対する調和とレスペクトを欠いた独奏だったのではないか。/ 漏れ聞いてはいたが、ひどい結末だ。芸術大学としては、アーティスト育成と並んで、世界的にアートプロデューサーの養成が数十年前から急務とされ、自分もまた、もともと芸術家一族に育ち、大学で経営学を学び、テレビ局にいた経験もあって、経営系とアート系の兼ね合いについて研究し、また、アートプランニングの講義を担当してきたので、大阪音大の一件は、深く思うところがある。 問題を整理しておこう。アートプロデュースに関して、美術館の学芸員キュレーターという存在があり、そのおかげで美術系が先行。

                        大阪音大ミュージックビジネス専攻の瓦解
                      • クローズアップ藝大 | 第十五回 小鍛冶邦隆 音楽学部作曲科教授 | 2ページ目 (2ページ中) | 東京藝術大学

                        「うけ」なければだめ 国谷 正直、現代音楽はとても難しいと感じます。とっつきにくいというか。私を含めて多くの人が敬遠してしまう。 小鍛冶 いろいろ理由はあると思います。まず、現代音楽とはどの辺りか。ある時期までは、モダン・ミュージックという言い方はしていたかもしれないけれど、コンテンポラリー(=現代)という言い方はしていなかったと思うんですね。20世紀の初め、1907、8年にアルノルト・シェーンベルクという作曲家がはじめて無調の音楽、調性がない音楽を作って、それが一般的な聴衆であった市民階級にショックを与えた。それは普通の音楽のレトリックというか社会的な言葉じゃなくて、社会的に抑圧された部分で語っていると。無意識ですね。潜在的なものにはじめて目を向けて、その結果、音楽が無調になった。シェーンベルクは非常に直感的に抑圧された部分に関心を持っただけで、狙ったわけではないようですが、そこから現代

                          クローズアップ藝大 | 第十五回 小鍛冶邦隆 音楽学部作曲科教授 | 2ページ目 (2ページ中) | 東京藝術大学
                        • 続・学術会議問題 手続きの合理性と学問の自由は別次元にある

                          続・学術会議問題 手続きの合理性と学問の自由は別次元にある 2020.10.13 Updated by Yoichiro Murakami on October 13, 2020, 12:17 pm JST 拙論(学術会議問題は「学問の自由」が論点であるべきなのか?)に対して、ご賛同、ご批判を多くいただいたようです。私の論点は、現政権の今回の措置への援護と受け取られた方もあったようですが、趣旨はそうではありません。注意深く書いたつもりだったのですが、何分にも急いで書きましたので、誤解が生じた向きもあったので、多少の補足をしておきます。 学者の団体として歴史を辿れば、イギリスの王立協会、フランスのアカデミー・デ・シアンスなど、海外にも古くから類例が多々あります。最古の一つといわれるイギリスの場合、ロイヤル・チャーター(「勅許」とでも訳せばよいのでしょうか)によって成立しましたが、一応、独立の

                            続・学術会議問題 手続きの合理性と学問の自由は別次元にある
                          • 出版状況クロニクル174(2022年10月1日~10月31日) - 出版・読書メモランダム

                            22年9月の書籍雑誌推定販売金額は1051億円で、前年比4.6%減。 書籍は635億円で、同3.7%減。 雑誌は416億円で、同6.0%減。 雑誌の内訳は月刊誌が353億円で、同5.2%減、週刊誌は62億円で、同10.5%減。 返品率は書籍が30.9%、雑誌は39.4%で、月刊誌は38.4%、週刊誌は44.7%。 書店店頭売上は大型台風の相次ぐ上陸もあり、書籍9%、ムック10%、コミックス22%といずれもマイナスとなっているが、取次POS調査によれば、総合的にも二ケタ減である。 書店状況は「液状化」しているとしかいいようがない。 *なお今回は変則的に13~15の項目は『私たちが図書館について知っている二、三の事柄』に批判を寄せた根本彰のブログに対する反論を掲載した。 最後までお楽しみあれ。 1.出版科学研究所による22年1月から9月までの出版物推定販売金額を示す。 ■2022年上半期 推定

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                            • 「暗殺の文化」が照らしだす日本の民主主義:前田亮介 | ブックハンティング | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

                              昨年7月の安倍晋三元首相暗殺、そして今年4月の岸田文雄首相暗殺未遂と、令和の日本で物騒な事件が立て続けに起こっている。 このような世情のなか、歴史社会学者の筒井清忠氏が『近代日本暗殺史』(PHP新書)を刊行した。同書で筒井氏は、明治と大正の暗殺事件を分析するとともに、日本において暗殺に同情的な文化ができた歴史的背景についても考察している。 はたして、日本の民主主義において、そのような「暗殺の文化」はいかなる影響を及ぼしているのか――。日本近代史の研究者で、北海道大学准教授の前田亮介氏が、『近代日本暗殺史』を読み解きながら、暗殺とデモクラシーの関係について考察する。 * * * 正攻法による「日本型暗殺史」の再構成 政治的要人の暗殺は、日本政治外交史でこれまで空白として残されてきたテーマである。井伊直弼が、伊藤博文が、原敬がもし暗殺されていなかったら、歴史はどのように変わっていたかという思考

                                「暗殺の文化」が照らしだす日本の民主主義:前田亮介 | ブックハンティング | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
                              • 【往復書簡】伴名練&陸秋槎。SFとミステリ、文芸ジャンルの継承と未来について|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                『なめらかな世界と、その敵』と『雪が白いとき、かつそのときに限り』の刊行を記念して、ともに88年生まれで、SFとミステリそれぞれのジャンルの未来を背負う伴名練さんと、陸秋槎さんに往復書簡をしていただきました。まずは陸秋槎さんから伴名さん宛てた手紙をお楽しみください。 拝啓 伴名練先生へ 先生の「ホーリーアイアンメイデン」という書簡体小説を拝読したとき、文章の美しさが深く印象に残りました。ですから先生へ手紙を書くのは普段よりもずっと緊張します。正しい日本語さえ書けない外国人の私はもちろん季語や敬語など自由自在に使えませんし、多分のちに編集者さんに頼んで、修正していただく必要もあると思います。 「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」という先生が書いたSFへの一万字のラブレターも拝読しました。子供の頃からSFを読んで愛する先生のこと、ちょっと羨ましいと思います。いま、私はミステリ作家として

                                  【往復書簡】伴名練&陸秋槎。SFとミステリ、文芸ジャンルの継承と未来について|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                • 日本での自己啓発書の歴史のおおざっぱな流れ -2- 6/15|久保内信行

                                  前回のnoteで、マーケ手法には善悪はとりあえずないという話をしたと思います。で、今回は、じゃあなんで自己啓発本は宗教のように見えるのかという私見を話すまえに、日本のビジネス書の簡単かつ雑な歴史と、そこから見える現代ビジネスマン像について書いてみようと思います。 日本での自己啓発書の歴史のおおざっぱな流れ実はこれも10年ほど前にビジネス書の隆盛について気になっていまして。どんな風潮があるか、その思想的バックボーンは何かなんかをざっと調べて新書でも出してやろうかと思ってたんですけど、持ち込んだ編集者の方がさらっと転職されて、調べたメモだけ残して立ち消えになってたんでね。ちょっと供養ということでメモ見ながら書いております。 で、超ざっくり日本の自己啓発本の歴史をここ2-30年振り返ると、こんな風になります。 80年代 バブル・ 経済評論家・作家などの生き方指南、老子・孔子など。処世訓が多い。朱

                                    日本での自己啓発書の歴史のおおざっぱな流れ -2- 6/15|久保内信行
                                  • 読書会とは実際どんな場所なのか 読書会に1年以上通ったので語ってみる ~猫町倶楽部の現場から~ - okku's diary

                                    みなさんは読書会という場をご存知でしょうか? 読書会とは何か。この事象を一言で表すのは難しいのですが、定義めいた言葉で書くなら「本を起点に何らかの活動を行う人の集まり」…ということになります。 本記事では読書会の実体験とその魅力についてなるべく沢山のことを書いていこうと思います。 というのも、読書会という場は未体験の方にとっては謎だらけのものだと思うからです。 何をやるのか。どんな人が来ているのか。運営しているの誰なのか。そもそも安全なのか。何が面白いのか…等々。 読書会に興味を持った方・参加を検討している方にとって少しでも参考になるものを差し出せれば幸いです。 本記事では猫町倶楽部という読書会での体験を元に読書会について書いていきます。 (猫町倶楽部についての詳細は後述しますがひとまず簡単に紹介) [猫町倶楽部とは…。参加者の規模が日本最大級といわれている読書会。2006年発足。主要開催

                                      読書会とは実際どんな場所なのか 読書会に1年以上通ったので語ってみる ~猫町倶楽部の現場から~ - okku's diary
                                    • 第3回 在地音楽への道――「アメリカにはジャズ、フランスにはシャンソン、そして日本には艶歌がある」 | 北島三郎論 艶歌を生きた男 | 輪島裕介 | 連載 | 考える人 | 新潮社

                                      考える人 > 連載一覧 > 北島三郎論 艶歌を生きた男 > 第3回 在地音楽への道――「アメリカにはジャズ、フランスにはシャンソン、そして日本には艶歌がある」 なぜ北島三郎なのか 前回私は、1960年代後半以降の新左翼的な思潮を背景に五木寛之が定式化した、「日本人の、弱さや、貧しさや、哀しさや、おろかさ」の表現としての艶歌という図式を逆転させて、「日本に限らず世界中の庶民の、強さと、豊かさと、陽気さと、賢さ」の表現として北島三郎の歌を捉える、と述べた。さらに、そこに暗示される「ありえたかもしれない艶歌」の姿を通じて、近代日本大衆音楽史の通念的な見方自体に挑戦したい、と宣言した。 今回は、その無謀な試みに着手するにあたって、私の立場と問題関心を示し、そこに我らが北島三郎を位置付けてみたい。北島三郎という個人の天才を崇拝する、ということではなく、「巷の歌」を歌う流し出身のレコード歌手が1960

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                                      • 人間には”面白がる力”がある 山形浩生さん×三宅陽一郎さん 対談レポート | 一般財団法人 Next Wisdom Foundation ネクストウィズダムファウンデーション

                                        NWF×代官山蔦谷書店共催! 三宅陽一郎×山形浩生 トークイベント【東洋哲学と新しい資本主義からみる「人間が生み出したシステムとのつき合い方」】(『NEXT WISDOM CONSTELLATIONS 2014-2018 叡智探求の軌跡』刊行記念)イベントポータルに戻るイベント内の記事一覧に戻る 新型コロナウイルスの出現により、ますます先の読みにくい時代になってきました。こんな時だからこそ、私たちの幸せを中心に据えた “複雑化する世界の捉え方”をテーマに議論する機会を作りたいと考え、定期的に『NEXTWISDOM CONSTELLATIONS 2014-2018 叡智探究の軌跡』刊行記念イベントを開催しています。 今回は、評論家・翻訳家の山形浩生さんと、日本デジタルゲーム学会理事の三宅陽一郎さんをゲストに迎えて『東洋哲学と新しい資本主義からみる「人間が生み出したシステムとのつき合い方」』を

                                          人間には”面白がる力”がある 山形浩生さん×三宅陽一郎さん 対談レポート | 一般財団法人 Next Wisdom Foundation ネクストウィズダムファウンデーション
                                        • 死の1年半前、三島由紀夫が東大全共闘と繰り広げた「伝説の討論会」とは

                                          三島由紀夫が東大全共闘と対峙したのは、自衛隊に決起を訴えた後に割腹自殺を遂げる1年半前のことだった。三島は1000人の学生たちを前に何を語ったのか。 (C)SHINCHOSHA 学生運動の嵐が吹き荒れていた1969年5月13日、三島由紀夫は東京大学駒場キャンパス900番教室に立っていた。 戦後日本を代表する作家、そして保守言論人として活動していた“時代の寵児”を招いたのは、当時大学を占拠していた「東大全学共闘会議(東大全共闘)」。 左翼学生の総本山とも言える団体だ。 題して「三島由紀夫vs東大全共闘」。右と左、保守と革新———。政治的に真っ向から対立する両者は、1000人の聴衆を前に公開討論会で対峙した。このほどTBSが保存していた当時の記録映像が見つかり、ドキュメンタリー映画にまとめられたものが3月20日に封切られた。 思想的には相容れない三島と東大全共闘だったが、劇中で解説役の一人とし

                                            死の1年半前、三島由紀夫が東大全共闘と繰り広げた「伝説の討論会」とは
                                          • 「延々と」が「永遠と」と言われる現象について|bésimisque

                                            要約:本来「延々と」されるべき表現が「永遠と」と書かれているのをよく見るようになったが、これはふたつの語が音声的、文法的、意味的にほとんど同じであることによるためであり、さらには予測変換という書き言葉の環境も手伝って、副詞的に使われる「永遠と」の使用を抑えるとすれば、もはや教養主義に訴えることしかない。 以下、この主張に対する詳細な検討。 導入近頃SNSを中心によく見られる、本来「延々と」と書かれるべきところが「永遠と」とされる現象とその妥当性について考察してみたい。 はじめに、「延々と」がどのように使われているのかを確認しよう。例えば話し言葉では、「飲み会に無理やり連れて行かれたあげく、上司から延々と自慢話を聞かされてうんざりだった。」というようにややネガティブな意味合いを込めて用いられる。また、書き言葉でも、次のような例が見られる。「スタンバイ・カウンターの女性が、延々とリストを読み上

                                              「延々と」が「永遠と」と言われる現象について|bésimisque
                                            • id:kincityが付けたタグ一覧

                                              b:id:kincity 1年は続くと予測 (1) 3.31から来る様になった (1) BunkerBoy (1) FYI (2) Fuck off (1) JC佐々木紀 (1) a.k.a.卑怯者 (1) ↑↓お前等に (1) ↑↓ルサンチマン念仏 (1) ↑複数idとかないですが (1) ↓下に見本が居る (1) ↓事実じゃん (1) ◯んでくれマジで (1) 「主に二次」は余計 (1) あたまがわるい (2) あとで読む (573) あなたのコロナは (1) あの変化は皆さん (1) あの手この手の増田 (1) あほくさ (6) あほの国 (1) あらあらまあまあ (1) ありがとう (1) いいよキモいから (1) いい時も悪い時もある (1) いくら貰える記事かな (1) いつもの増田と推測 (1) うわぁ… (1) おままごと政権 (1) おもしろ (5) お前の目は節穴か?

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                                              • コンテンツ過多は教養を衰退させた?文芸評論家、三宅香帆と芸人・YouTuber、大島育宙が考える - 集英社新書プラス

                                                「仕事に疲れて休みの日もスマホばかり見てしまう……」「働き始めてから趣味が楽しめなくなった……」。このような現代人の悩みに、文芸評論家の三宅香帆氏が向き合った新書が『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』である。 発売1か月ですでに大きな反響を呼んでいる本書の刊行を記念して、芸人・YouTuber・ラジオパーソナリティとして活動しながら、ドラマや映画などのコンテンツを紹介している大島育宙氏と著者の三宅氏が対談。現代のコンテンツ受容と、教養の変質がもたらす問題について語り合う。 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書) ガラパゴス化するコンテンツ受容 三宅 実は前から大島さんの普段の発信を拝見していて、勝手に親近感を持っていました。同世代ならではの感覚があるのかなと。 大島       僕の場合、初対面の同世代の人と仕事するのは、今年初めてかもしれないですね(笑) 最近だと「バ

                                                  コンテンツ過多は教養を衰退させた?文芸評論家、三宅香帆と芸人・YouTuber、大島育宙が考える - 集英社新書プラス
                                                • Amazon.co.jp: 断言 読むべき本・ダメな本―新教養主義書評集成・経済社会編 (ele-king books): 山形浩生: 本

                                                    Amazon.co.jp: 断言 読むべき本・ダメな本―新教養主義書評集成・経済社会編 (ele-king books): 山形浩生: 本
                                                  • アメリカの大学では、社会正義を掲げる学生たちによる過激なキャンセルが常態化し、社会に深刻な害悪を与えている

                                                    東京五輪組織委員会の会長が“女性蔑視”発言で辞任したり、開会式の演出を担当したミュージシャンや演出家が過去の「差別」問題で辞退・解任された出来事で、日本でも「キャンセルカルチャー」という言葉が広く知られるようになった。 キャンセルカルチャーに確立された定義があるわけではないが、ここでは「社会正義に反する言動をした者に対し、法的な手段ではなく、SNSなどを使った大衆行動(バッシング)によって、社会的地位をキャンセル(抹消)する運動」としよう。こうしたキャンセルを先導する者は、揶揄を込めて、「ソーシャル・ジャスティス・ウォリアー(SJW:社会正義の戦士)」と呼ばれる。 アメリカの大学では、社会正義を掲げる学生たちによる過激なキャンセルが常態化しており、それが学問や言論の自由を傷つけ、社会に深刻な害悪を与えている――そう警告するのが、ジョナサン・ハイトとグレッグ・ルキアノフの『傷つきやすいアメリ

                                                      アメリカの大学では、社会正義を掲げる学生たちによる過激なキャンセルが常態化し、社会に深刻な害悪を与えている
                                                    • アーカイブの思想 | 言葉を知に変える仕組み | みすず書房

                                                      「もし私が彼方まで見通せていたとしたら、それは巨人たちの肩の上に立っていたからだ」――アイザック・ニュートン 日本の社会では、いまなおアーカイブは必須の社会基盤とみなされていないのではないか。こう問いかける著者は、その根底にある要因を、古代ギリシアより言葉を記録する〈アーカイブの思想〉が息づく西洋の思想史・文化史・教育史のなかに探ってゆく。そして翻って、日本独自のアーカイブのかたち(写本、類聚等の出版物や江戸期の文庫など)を再考し、両者を比較することで浮彫りになる課題を問い直す。 デジタルネットワーク社会となった今日、私たちは世界中の知のアーカイブにつながり、それを活用することが可能となった。そこに開かれているのは、情報の荒野なのか、知の沃野なのか――それは、そこに立つ者のスキルと意欲しだいであると著者は述べ、独学と在野の知へ向かう人たちにエールを送る。 個人を助け、社会を支える基盤として

                                                        アーカイブの思想 | 言葉を知に変える仕組み | みすず書房
                                                      • 批評の練習帳 松浦寿輝『明治の表象空間』について

                                                        松浦寿輝『明治の表象空間』が岩波現代文庫で上中下三巻本として収録されたので、この機会に再読してみた。この本は初版が2014年に新潮社から出ているが、当時私はこの本のタイトルに付せられた「明治」という時代区分に引っかかって、あまりきちんと読めなかった。前半疑似フーコー的(?) 表象分析(というわりには唐突な取ってつけたような国家権力への大文字的な批判が随所に入ってきてむしろ反フーコー的)が続いたと思ったら、後半は透谷・一葉・露伴の話になって、それ以後の近代文学を全否定する。その構えは勇ましいが、私にはそれが日本文学の本質的な問題を回避しているように見えた。今回読み直してみて、細部でいろいろ面白いことを書いているのが分かって少し見直したが、同時に私の違和感の根本的なところが見えた気がしたので、その点について書き留めておく。 すなわち松浦はこの本の最初の方で、明治維新は「横」(「横議」「横行」「

                                                        • ビジネスパーソンが好きな、実は「教養」に最も遠い教養本

                                                          <「意識が高い」ビジネスパーソンの間でトレンドになっている教養。しかし「1日1ページ」うんちく・トリビアを読むだけでは、当たり前だが真の教養は永遠に得られない> 今回のダメ本 『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』 デイヴィッド・S・キダー 、ノア・D・オッペンハイム[著] 文響社 (2018年5月2日) 少し前からビジネスパーソンたちの間で、大きなトレンドになっているのが「教養」である。ビジネス本の棚を眺めていると、ありとあらゆる「教養」が目に留まる。彼らにとって、芸術、哲学、音楽、読書等々、あらゆることを知っていることが重要らしい。 新しい教養主義の特徴は、取りあえずこの1冊を読めば大丈夫だと思わせるような書き方になっていることだ。本書はある意味では、「教養」を求めるマーケットを切り開いた1冊であり、部数的な成功を収めた1冊だ。やはりというべきか、分かりやす過ぎるくらい分

                                                            ビジネスパーソンが好きな、実は「教養」に最も遠い教養本
                                                          • 予備知識ほぼゼロで『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を観に行ってみた結果、そしてデザイナーのキャリアについて | 株式会社LIG(リグ)|DX支援・システム開発・Web制作

                                                            予備知識ほぼゼロで『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を観に行ってみた結果、そしてデザイナーのキャリアについて こんにちは。エディター兼ディレクターのケイ(@yutorination)です。LIGではクライアントのWebメディア/サイトの編集・運営サポート、コピーライティング、それとLIGのYouTubeチャンネル「LIGちゃんねる」の制作を担当しています。 本連載は、毎週ひとつのコンテンツをテーマにコラムを書き、後半ではLIGがYouTubeで出している動画を紹介するという、いいのか悪いのかよくわからない形式で続けております。 さて今回は、 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』 を取り上げてみたいと思います! ちなみにタイトルにもあるとおり僕は『鬼滅の刃』に関する予備知識がほぼない状態で鑑賞しにいきました。その結果も併せて報告したいと思います。 『鬼滅の刃』をめぐる同調圧力(?) 劇場版「鬼滅の

                                                              予備知識ほぼゼロで『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を観に行ってみた結果、そしてデザイナーのキャリアについて | 株式会社LIG(リグ)|DX支援・システム開発・Web制作
                                                            • 岩波文庫、実は「幻想と怪奇」の宝庫? 奇書中の奇書『サラゴサ手稿』ついに全訳登場

                                                              「岩波文庫」と聞いて、あなたはどんな印象を思い浮かべるだろうか。おそらくは、「古くからある」「難しそう」とか、「教科書的(堅い)」というものではないだろうか。 確かに、同文庫にはそういう側面がある。だが、それは別に悪いことではなく、たとえば、「古い」「難しい」は、決して「面白くない」と同義ではないのである。また、教科書的な“お堅い”(あるいは地味な)作品が数多く収録されているのも事実ではあるが(巻末に記載されている刊行の辞を読めば、同文庫の原点がある種の教養主義であるということがわかるだろう)、その一方で、いわゆる「奇書」――とりわけ幻想文学やSF、冒険小説と呼ばれるジャンルの“珍品”も結構な数が収められている、と聞いたら、改めて興味を抱く人もいるかもしれない。 そのことを私は、かつて、荒俣宏の「ぼくのお師匠さんのこと」というコラム(『稀書自慢 紙の極楽』中央公論社・所収)を読んで知った。

                                                                岩波文庫、実は「幻想と怪奇」の宝庫? 奇書中の奇書『サラゴサ手稿』ついに全訳登場
                                                              • 「立花 隆」のつくられ方 - king-biscuit WORKS

                                                                *1 メディアが英雄を作り出す手癖、というのがあります。 英雄、というのが大げさならば、うっかりとあらぬところに人を祭り上げてしまうからくり、とでも言い換えてもいいでしょう。 何も今に限ったこっちゃない。人が言葉と意味の動物であることを始めた昔から、あらゆる英雄は語られる存在としてあり続けてきました。それはマスメディアの濃密に張りめぐらされた〈もうひとつの自然〉となったいまどきの情報環境に生きるあたしたちとて、例外ではない。 かくいう立花隆センセイも、今やそういう同時代の英雄のひとりです。 なにせ、「知の巨人」であります。政治から先端科学までを手あたり次第に網羅する何でもありな好奇心に、それを支える日々倦むことなきものすごい読書量を誇る日本屈指のおベンキョ屋。この世知辛いご時世に筆一本であっぱれおっ立てた自前の鉛筆ビルは壁一面に黒猫の顔をあしらったファンシーなもので、中身はあまたの書物と資

                                                                  「立花 隆」のつくられ方 - king-biscuit WORKS
                                                                • 1056円で人々の不安を鎮める、意表をつく教養本 - 集英社新書プラス

                                                                  「こら、集英社、なんてものを出すんだ!聞き捨てならんことが書かれているようだから、これは読まねばならんじゃないか」」本書の広告を見たときの私のツイートである。 読んでみると、実際、意表を突く「教養本」だった。タイトルを見る限り、この本もインスタントに教養を身に着けるためのハウ・ツーものに見えるが、中身はまったくそうではない。 著者がやってのけたのは、世に溢れる「教養本」や「教養モノ動画」や「教養イベント」を片っ端から分析するという手間のかかる作業である。そしてこれらが、他人と差をつけるための道具、金儲けの手段、果てはその商材となっていることを見事に描き出した。そして、ファスト教養なるものが、時代の潮流となった新自由主義の道具として使われていると言う。私のように、学生時代に古い時代の教養の洗礼を受けた世代は、そんなことだろうと思いつつ、横目で見ながら舌打ちしていたのだが、「ファスト教養」が、

                                                                    1056円で人々の不安を鎮める、意表をつく教養本 - 集英社新書プラス
                                                                  • 三島由紀夫の「革命哲学としての陽明学」を読んだら、ヨガを学びながら感じてきた違和感の背景が見えた - うちこのヨガ日記

                                                                    先日、昭和45年に『諸君!』に掲載された「革命哲学としての陽明学」という三島由紀夫作の、講座の書き起こしのような文章を読みました。 三島由紀夫はものすごく昔の人に感じるけれど、それは自分が生まれた時にはこの世にいなかったからで、ご長寿ならまだ生きていてもおかしくない年齢(生きていれば今95歳)。亡くなったころの文章を読むと、これがどうにもおもしろい昭和のマッチョなおじさんです。 その雰囲気は自分が新卒で入社した頃の会社の中年男性に受け継がれていた雰囲気に通じるもので、肌観として多少は知っているだけに完全には嫌いになれない、そういう雰囲気。 思い起こせば90年代。わたしが新卒で就職した会社は隔週週休二日制で、階段の踊り場に喫煙所がありました。会社の中年男性は新卒社員にとって親戚のおじさんのような存在。年の近い先輩男性にちょっかいを出されても雑談まじりに中間管理職の人に「嫌がっていたと言ってほ

                                                                      三島由紀夫の「革命哲学としての陽明学」を読んだら、ヨガを学びながら感じてきた違和感の背景が見えた - うちこのヨガ日記
                                                                    • 図書館は警察に「利用者記録」を見せているのか? 『批判的思考力を育てる学校図書館』 | BOOKウォッチ

                                                                      全国の図書館関係者にとって必読の一冊と言えるだろう。本書『批判的思考力を育てる学校図書館』(青弓社)にはきわめて重要な内容が盛り込まれているからだ。「図書館利用記録とプライバシー」についての最新状況が記されている。警察から図書館の利用記録の提供を求められた場合、図書館はどう対応すべきなのか――。 コペル君も登場 本書は以下の4章構成。 第1章 「あたりまえのことが曲者だよ」、コペル君――批判的思考力を育てる学校図書館 第2章 子どもを育てる読書の「力」――読書は子どもの「栄養素」 第3章 「健全な教養」って何だろう――学校図書館法第二条の「健全な教養」概念を考える 第4章 図書館利用記録とプライバシー――刑事訴訟法第百九十七条第二項に関連して 第1~3章では、現在の教育課題である「批判的思考力」を児童・生徒はどのようにして身に付けるのかを解説している。学校図書館法にある「健全な教養」概念を

                                                                        図書館は警察に「利用者記録」を見せているのか? 『批判的思考力を育てる学校図書館』 | BOOKウォッチ
                                                                      • 漫画 #君たちはどう生きるか 評論(ネタバレ注意) - #AQM

                                                                        平凡なAQM主観での話の順番では、もちろんスタジオジブリ、宮崎駿監督の最新作の話題がまずあって、 カヘッカヘッカヘッ pic.twitter.com/uUYHjaNMsX — スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) 2023年7月13日 この映画作品制作にあたっての、「原作」ならぬ、宮崎駿の「元ネタ」の小説作品ということで、 吉野源三郎の小説『君たちはどう生きるか』からタイトルを取っているが直接の原作とはならず、同小説が主人公にとって大きな意味を持つという形で関わり、物語そのものは冒険活劇ファンタジーとなる。 ja.wikipedia.org この、令和の世にはいかにも押し付けがましく見えるタイトルを、老境にある宮崎駿が自作品のタイトルに敢えて持ってきた理由は、 『漫画 君たちはどう生きるか』より(吉野源三郎/羽賀翔一/マガジンハウス) 少年期に読んだこの本に

                                                                          漫画 #君たちはどう生きるか 評論(ネタバレ注意) - #AQM
                                                                        • 【新教養主義的読書術No.3】10月23日(金曜)21:00〜:山形浩生『世界を支配する隠された秩序について』   新教養主義宣言・トークイベント vol.10

                                                                          【新教養主義的読書術No.3】10月23日(金曜)21:00〜:山形浩生『世界を支配する隠された秩序について』   新教養主義宣言・トークイベント vol.10 2020.10.21 Updated by on October 21, 2020, 17:44 pm JST 今回の山形浩生的・新教養主義的読書術(第三回)は、彼自身が翻訳した『スケール』(ジョフリー・ウエスト著、早川書房)を精読します。この書籍では生命・組織・企業・都市・経済成長などは全て同じ統一原理で説明できる、と主張します。トンデモ本の香りが漂ってきますが、著者のジェフリー・ウェスト(Geoffrey West)はケンブリッジ大学で学士号、そしてスタンフォード大学で博士号を取得し、原爆の開発で有名なロスアラモス研究所(LANL)での勤務を経て、2009年まで複雑系(complex system)のメッカとして有名なサンタフ

                                                                            【新教養主義的読書術No.3】10月23日(金曜)21:00〜:山形浩生『世界を支配する隠された秩序について』   新教養主義宣言・トークイベント vol.10
                                                                          • 世界が注目する「オーセンティック教育」とは何か? なぜチューニングは440ヘルツが基準なの? | JBpress (ジェイビープレス)

                                                                            8月、新型コロナウイルス感染症の拡大で短い夏休みとなりました。そこで親子で考える夏休みの問題を差し上げましょう。 私は音楽の人間です。当然、音楽から出題します。今回は本腰を入れていますので、ちょっと長いです。夏休みを楽しく有意義に過ごしたいという親と子にお送りします。 さて、どういうわけか、学校で習う音楽は、好きな生徒と嫌いな生徒に分かれます。 でも、学校でよそ行きの音楽が嫌いなティーンが、自分の部屋でギターを弾いたり、友達とバンドを組んでケーオンしたりするのは、大好きな人が多いですね。 そういえば、ユーフォニアムを吹く話がアニメになったりもしました。 京アニ事件から丸1年のタイミングで、特に追悼コラムなど準備しなかったこともあり、ギターやベースを弾いたり吹奏楽で合奏したりするとき、必ず誰もが行う「チューニング(調律)」から出題してみます。 ドレミファソラシドの音階で、ト音記号中央のラの音

                                                                              世界が注目する「オーセンティック教育」とは何か? なぜチューニングは440ヘルツが基準なの? | JBpress (ジェイビープレス)
                                                                            • 新書十二神将を連れてきたよ(四大新書レーベルからそれぞれベスト3を選んだよの意) - 宇宙、日本、練馬

                                                                              あまた乱立する新書レーベルのうち、岩波新書・中公新書・ちくま新書・講談社現代新書で四大新書レーベルとすることに異論がある人はそう多くないでしょう。無論、これはほかのレーベルからすぐれた書籍が出版されていない、ということを意味しません。ただ、(これは四大レーベルもそうかもですが)玉石混交の新書判書籍にあって、トータルの打率というか、平均的なよさみを比較すると、明らかにこの四大レーベルと他レーベルに厳然たる差があることは、明らかであるように思われます(四大レーベルの中でも格の違いがあるわけですが、それは後述しましょう)。そこで、この四大レーベルでそれぞれ個人的ベスト3を選出し、もって新書十二神将を選出したいと思います。なぜ十二神将かといえば、そのなかに「しんしょ」の文字列が潜んでいるからです。それではやっていきましょう。 まず十二神将のラインナップを示しておきましょう。出版年も明記しておきます

                                                                                新書十二神将を連れてきたよ(四大新書レーベルからそれぞれベスト3を選んだよの意) - 宇宙、日本、練馬
                                                                              • 研究社 - 書籍紹介 - 日本の「英文法」ができるまで

                                                                                ネット書店からのご購入(近刊予約ページにつきましては発売月初旬頃までに表示されます) ・Amazon.co.jp ・楽天ブックス ・紀伊國屋書店 ・honto ・e-hon ・Honya Club ・セブンネットショッピング ・ヨドバシ.com ・TSUTAYA オンラインショッピング ・HMV&BOOKS online 内容紹介 幕末に欧米列強から自国を守るために始まった英語学習において、なくてはならないもの、それは英文法であった。幕末から明治にかけて、日本人はどのように海外から英文法を受容し、それを作り変えて、自らに合った英文法の体系を完成させたのか。その後、当時の人々の英文法観はどのように変化していったのか。英文法による学習に異を唱える民間企業と擁護する英語教育界の反応も含め、「英文法」をめぐる歴史を丹念にたどる。 <著者紹介> 斎藤浩一(さいとう こういち) 1983年東京生まれ。

                                                                                  研究社 - 書籍紹介 - 日本の「英文法」ができるまで
                                                                                • 「にちぎん」NO.71 2022年秋号

                                                                                  16 NICHIGIN 2022 NO.71 若 田 部 山 形 さ ん は 、 特 定 の カ テ ゴ リ ー に は め る の は 難 し い 方 で す ね 。 野 村 総 合 研 究 所 ( 以 下 、 野 村 総 研 ) で 開 発 援 助 に 関 わ っ て こ ら れ ま し た が ( 現 在 は 退 職 ) 、 一 方 で 、 評 論 家 や 作 家 、 何 よ り 翻 訳 者 と し て 名 が 通 っ て お り 、 経 済 学 で 言 え ば ポ ー ル ・ ク ル ー グ マ ン 、 ト マ ・ ピ ケ テ ィ の 翻 訳 で 知 ら れ て い ま す 。 非 常 に 多 彩 な 活 動 を さ れ て き て い る の で 、 な ぜ そ う い う こ と が で き る の か 、 そ の 方 法 論 や 仕 事 術 に 関 心 が あ る の で す