5月21日朝の金環日食は、九州から四国、近畿、中部、関東、東北南部までの広い範囲で観測することができた。東京、大阪、名古屋などの大都市圏も含まれていたため、人口のおよそ3分の2が観測可能だったことになる。首都圏で金環日食が見られたのは173年ぶり、また全国的にこれほどの広範囲で見られたのは平安時代の1080年までさかのぼるという。東京新宿区で撮影したこの写真に「出会い」とタイトルを付けた及川正樹さんも、そうした長い歴史の中での一瞬を思っていたかもしれない。 Masaki Oikawa 5月21日朝の金環日食は、九州から四国、近畿、中部、関東、東北南部までの広い範囲で観測することができた。東京、大阪、名古屋などの大都市圏も含まれていたため、人口のおよそ3分の2が観測可能だったことになる。首都圏で金環日食が見られたのは173年ぶり、また全国的にこれほどの広範囲で見られたのは平安時代の1080年