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書評の検索結果1 - 18 件 / 18件

  • 「そもそも食べすぎず、食欲を抑える」ためにはどうしたらいいのか?──『肥満の科学: ヒトはなぜ太るのか』 - 基本読書

    肥満の科学 ヒトはなぜ太るのか 作者:リチャード・J・ジョンソンNHK出版Amazonとにかく現代は太りやすい時代である。食べ物は安くてカロリーの高いものがいくらでもあり、そのうえおいしいので、ブレーキがないといくらでも食べてしまう。ラーメン、焼き肉、生クリームがたっぷり乗ったアイス。シーズンごとにスタバの新作も出て──と、気を抜くと現代の人間はぶくぶくと太ってしまう。 現在アメリカでは人口の30〜40%が肥満(BMI30以上)で、10〜12%が糖尿病だという。日本ではBMI30以上の肥満者は4.5%だが基準を少し下げてBMI25以上でみると、20歳以上で男性33.0%、女性22.3%(厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」による)である。そのため多くの人がダイエットに励み、糖質制限から16時間断食まで数々のダイエット法が出てくるわけだが、そうそう簡単にうまくいくものでもない。 で、本書『肥

      「そもそも食べすぎず、食欲を抑える」ためにはどうしたらいいのか?──『肥満の科学: ヒトはなぜ太るのか』 - 基本読書
    • 衝撃の結末! 一瞬で世界が反転する、天才作家たちのどんでん返し短編小説20選。 - Something Orange

      ボタンをクリックするとこのブログを購読できます。よろしくお願いします。 ●はじめに――ちょっと地球をひっくり返してみませんか? ①法月綸太郎「カニバリズム小論」 ・同じ作家のオススメ短編集 ②麻耶雄嵩「遠くで瑠璃鳥の鳴く声が聞こえる」 ・同じ作家のオススメ短編集 ③乙一「華歌」 ・同じ作家のオススメ短編集 ④綾辻行人「どんどん橋、落ちた」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑤連城三紀彦「親愛なるエスくんへ」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑥川島誠「電話がなっている」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑦森博嗣「卒業文集」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑧山本周五郎「なんの花か薫る」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑨栗本薫「コギト」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑩鮎川哲也「達也が嗤う」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑪ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「男たちの知らない女」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑫シオド

        衝撃の結末! 一瞬で世界が反転する、天才作家たちのどんでん返し短編小説20選。 - Something Orange
      • 「山月記」を読めなかった男が1年半ぶりにもう一度読む日 | オモコロ

        この記事は、本が読めなかったWEBライターが初めて「山月記」を読むだけの記事です。 <この記事に出てくる人> WEBライター。本を読むのが苦手だった。 友だち。みくのしんが本を読む手伝いをする。 はじめに 以前、「32年間の人生で、一度も本を読んだことがない」というみくのしんが、初めて「走れメロス」を読む……という記事が公開されました。 始めは慣れない読書に悪戦苦闘しつつも、いつのまにか本の世界に没頭。 爆笑したり号泣したり、いろんな感情を爆発させながら、体全身を使って「走れメロス」を読み進み、ついに人生で初めて本を読み切ることができました。 こうして、本を読んだことがない一人の男が、本を読めるようになった……という記事です。 今からお送りするは、そんなみくのしんが人生2冊目の読書に挑戦したときの話です。 2022年12月撮影 人生で2冊目の読書かぁ〜! 次はどんな話なんだろ? 楽しそうだ

          「山月記」を読めなかった男が1年半ぶりにもう一度読む日 | オモコロ
        • 「どろどろえろえろ」から「げきあまぴゅあぴゅあ」まで、いまが旬なオトナの恋愛マンガ20選! - Something Orange

          【プロフィール】 【はじめに】 ①此ノ木よしる『進撃のえろ子さん~変なお姉さんは男子高生と仲良くなりたい~』 ②榎本あかまる『この会社に好きな人がいます』 ③もんでんあきこ『エロスの種子』 ④金田一蓮十郎『ゆうべはお楽しみでしたね』 ⑤小西明日翔『来世は他人がいい』 ⑥ハナツカシオリ『焼いてるふたり』 ⑦ふじた『ヲタクに恋は難しい』 ⑧志茂『部長と社畜の恋はもどかしい』 ⑨山田金鉄『あせとせっけん』 ⑩山田金鉄『かさねと昴』 ⑪浜田咲良『金曜日はアトリエで』 ⑫310『アラサーだけど、初恋です。』 ⑬糸川一成『今日もベランダで』 ⑭雨隠ギド『おとなりに銀河』 ⑮若木民喜『結婚するって、ほんとうですか』 ⑯ましろ『山田くんとLv999の恋をする』 ⑰秋★枝『恋は光』 ⑱ma2『私たちが恋する理由』 ⑲板倉梓『瓜を破る』 ⑳夜宵草『ReLIFE』 【プロフィール】 プロライターの海燕です。書評

            「どろどろえろえろ」から「げきあまぴゅあぴゅあ」まで、いまが旬なオトナの恋愛マンガ20選! - Something Orange
          • 【書評】禁断にして必携の書。「危険だからこそ知っておくべきカルトマーケティング」

            今回は「危険だからこそ知っておくべきカルトマーケティング」(8月26日発売、ぱる出版)を紹介する。 著者の雨宮純氏は、陰謀論、スピリチュアル、オカルト、それらが伴った悪徳商法などの分析に長けた気鋭のライター。その新刊は、彼の専門領域を生かした世にも珍しいビジネス書に仕立てられており、人を動かすカルト的なテクニック、ブランディング、マーケティングがきめ細やかに解説されている。

              【書評】禁断にして必携の書。「危険だからこそ知っておくべきカルトマーケティング」
            • 📗 なぜ依存を注入するのか DIの原理・原則とパターンを読んだ感想 | Happy developing

              なぜ依存を注入するのか DIの原理・原則とパターン 著者: Steven van Deursen, Mark Seemann 訳者: 須田智之 表紙には.NETやC#の文字はないのですが、前の版は"Dependency Injection in .NET"で.NETを前提した本のようでした。 ただ、はじめにで 本書では、.NETとC#を用いて、依存注入に関する用語や指針を包括的に紹介し、描写しているのですが、本書の価値が.NETの外の世界にも届くことを望んでいます。 とありました。 RustのDIでなにか活かせる教えを期待して、読んでみました。 第1部 依存注入 (Dependency Injection: DI) の役割第1章 依存注入 (Dependency Injection: DI) の基本: 依存注入とは何なのか? なぜ使うのか? どのように使うのか?まず、保守容易性(maint

                📗 なぜ依存を注入するのか DIの原理・原則とパターンを読んだ感想 | Happy developing
              • 「異世界×日本スゴイ」に秘められた“欲望”とは...ラノベ界→純文学界へ“転生”した市川沙央が読む『大転生時代』(島田雅彦 著) | 文春オンライン

                大型トラックに轢かれて異世界に転生し、電車にはねられて異世界に転生し、通り魔に刺殺されて異世界に転生し、頭を打ったり、病気になったり、過労死したり、はたまた特に何もなくても転生してしまう。水洗トイレに流されたのは転生じゃなくて転移ものだったっけ。異世界転生と呼ばれる物語群は、今日も今日とて右から左へこちらからあちらへ転生者を送り出して大繁盛しているようだ。今さら説明の必要も薄いかと思われるが、異世界転生の中でも「なろう系」と称される種類の群れは、すなわち小説投稿サイトの先発「小説家になろう」において発祥し、あまたのアマチュア作家たちによって書かれ、WEB小説読者たちに読まれ、出版前からあらかじめ高い人気を得ている作品を書籍化して売るという、きわめて民主的かつ商業主義なやりかたで市場を拡大していったものだ。これは、「書籍化」や「作家」という言葉の意味さえ変容させてしまうほどの現象だったと言う

                  「異世界×日本スゴイ」に秘められた“欲望”とは...ラノベ界→純文学界へ“転生”した市川沙央が読む『大転生時代』(島田雅彦 著) | 文春オンライン
                • 白人酋長って、純文学作家様なら土人が書いてる転生モノで新しい作品が書けるはず、って発想のことだよね

                  「異世界×日本スゴイ」に秘められた“欲望”とは...ラノベ界→純文学界へ“転生”した市川沙央が読む『大転生時代』(島田雅彦 著) | 文春オンライン この記事が代表的なんだけどさ、ブコメがすでに多数指摘してる通り、「なろう系」を語る批評家って、「なろう系」全然読んでなさそうだな……ということがありありと伝わってくるよね。 まあ、なろうなんて安っぽい娯楽でごぜぇますから一生読まなくてもいいと思いますけども、それでも読んでもない人には「なろう系は〇〇ばかり」とか「なろう系にはない発想」とかいう表現は使ってほしくないわけだ。 純文学というハイカルチャーの一員だから、遥か下に位置する(ナ)ローカルチャーなんて数作読めば語れると思ったか、白人さましゅごいです!!! 市川沙央の書評にツッコミを入れていく(主に男性向けを念頭に置いて解説する。実は2024年の小説家になろうはほぼほぼ女性向けサイトなのだけ

                    白人酋長って、純文学作家様なら土人が書いてる転生モノで新しい作品が書けるはず、って発想のことだよね
                  • おまえたちが文句ばかりいって一向に読もうとしないから、代わりに『大転生時代』を読んでやったぞ。 – Something Orange

                    読んでやったのだが――うーん、まあ、そこそこ? いや、読む前は「なろうをメタっているだけで凡庸きわまりない駄作www これだから口だけの純文学作家様ときたらwwwwww」みたいに口汚くののしってページビューを稼ごうみたいな気持ちもちょっとあったかもしれないんだけれど(嘘です)、じっさいに読んでみるとやっぱりそれなりに面白い。 大転生時代 (文春e-book) 著:島田 雅彦 ¥2,200 (2024/09/26 02:42時点 | Amazon調べ) Amazon 楽天市場 Yahooショッピング メルカリ ポチップ ただ、これ、読み終えたからいえるのですが、なろう小説はあまり関係ないんじゃないかなあ。 最初から最後まで舞台は現代社会だし、「転生」という概念をキーに物語が進むことはたしかであるものの、逆にいうとそれだけのことでしかなく、「なろう小説らしさ」はほとんどない。 なろう的なものか

                    • プロの研究者によるレベル1000のデイリーポータルZ~「みんなの民俗学 ヴァナキュラーってなんだ?」

                      デイリーポータルZのライター、関係者が愛読している本を語ります。 今回はライターのこーだいさん。レコメンドは「みんなの民俗学 ヴァナキュラーってなんだ?(平凡社新書)」 聞き手はまこまこまこっちゃん、拙攻、石川です。 ではこーだいさん、お願いします。 こーだい: 民俗学の入門書です。 石川: 今回の収録、すごい本のチョイスに偏りがありませんか(笑) ※同じ収録回の記事 地球の歩き方インドの編集者が世界を旅して集めたものたち~ひとりみんぱく 1969年、別に行きたくなかった人によるソ連旅行記~犬が星見た-ロシア旅行 こーだい: メンバー的に、絶対こうなるだろうなって思ってました(笑) でも、すごくデイリーポータルZ的なんですよ、これ。 まこ: へー。 こーだい: B級グルメのことをひたすら調べたりとか、喫茶店のモーニング文化ばっかりひたすら調べたりとか。 拙攻さんがオランダで船の上で生活して

                        プロの研究者によるレベル1000のデイリーポータルZ~「みんなの民俗学 ヴァナキュラーってなんだ?」
                      • ロマンタジーブームの火付け役となり全米で400万部以上を売り上げた近年最大の話題作であるドラゴン・ファンタジイ──『フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫-』 - 基本読書

                        フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫- 上 作者:レベッカ ヤロス早川書房Amazonこの『フォース・ウィング』は現代を舞台にしたロマンス物の著作が多数あるレベッカ・ヤロスの初のファンタジイにして、全米で400万以上を売り上げ超大ヒット作となった(すぐにドラマ化権もAmazonに購入された)長篇シリーズの第一部だ。ロマンス✗ファンタジーをかけあわせた単語「ロマンタジー」ブームの火付け役として知られ、本シリーズの第二部も記録的な予約数を誇り──と、とにかく人気がスゴい。 読み始める前は《ロマンタジー》ブームの火付け役といったって、ファンタジイには多かれ少なかれロマンスの要素はあるし、特筆すべきことか? と、期待値としては高くなかったんだけど、読み始めたらそんな懐疑的な姿勢も一瞬で吹き飛んでしまった。まず、確かに本作はロマンスに重点が置かれているのだが、それ以上に物語のプロットは実に少年漫画的

                          ロマンタジーブームの火付け役となり全米で400万部以上を売り上げた近年最大の話題作であるドラゴン・ファンタジイ──『フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫-』 - 基本読書
                        • 他文化との交流で必然的に発生する情動の摩擦を、いかにして乗り越えていけば良いのか?──『文化はいかに情動をつくるのか──人と人のあいだの心理学』 - 基本読書

                          文化はいかに情動をつくるのか――人と人のあいだの心理学 作者:バチャ・メスキータ,唐澤真弓紀伊國屋書店Amazon複数の集団の文化的データを分析すると、西洋人のサンプルが必ず分布の最端部に位置する──つまり、西洋人を対象とした研究は、地球人類・文化という観点からいうと決してスタンダードとはいえない──ことを明らかにした『WEIRD「現代人」の奇妙な心理』というノンフィクションについて今年のはじめに紹介したが、本作は、欧米人が「情動」の観点からいっても普遍的ではないことを示す一冊である。 huyukiitoichi.hatenadiary.jp 情動とは要はemotionで、怒り、悲しみ、喜びといった感情のことを指している。で、かつては、怒りや喜びといった情動は国や文化によらずに存在するはずだから、人間にはその共通の心理的なプロセスが存在すると推測されていた。だが、著者らの研究によれば実は情

                            他文化との交流で必然的に発生する情動の摩擦を、いかにして乗り越えていけば良いのか?──『文化はいかに情動をつくるのか──人と人のあいだの心理学』 - 基本読書
                          • 「りん」「れん」「みく」といった、江戸時代に実在した名前の研究が面白そう

                            今福 匡 @Tadashi_Imafuku やばいな、この本。#女の氏名誕生 本来なら2音節の名前だったのが、「い・え・よ・の・を」が語尾にくっついた3音節の名前が登場。 「◯◯ノ」は、お父っつぁまが田んぼの向こうから「◯◯ノゥ〜!」と大声で叫ぶから⁉︎ アヤノさんやヨシノさんは「田舎のコ」説🤣 pic.x.com/mearmtkiom

                              「りん」「れん」「みく」といった、江戸時代に実在した名前の研究が面白そう
                            • 土地をどう扱うかで、人間の健康も変わる──『土と脂: 微生物が回すフードシステム』 - 基本読書

                              土と脂: 微生物が回すフードシステム 作者:デイビッド・モントゴメリー,アン・ビクレー築地書館Amazonこの『土と脂』はこれまで『土と内臓』、『土・牛・微生物』など土と人間の関係を様々な観点から解き明かしてきたデイビッド・モントゴメリーにとっての四作目、アン・ビクレーとの共著としては二作目となっている。モントゴメリーはワシントン大学地質学の教授で、ビクレーは流域再生、環境計画などに関わりを持つ生物学者だ。 近年、腸内細菌が健康に重要だとか、痩せるためにはこれがいい/これを食べると太るといった情報がよく出回るようになって、健康にいい食材がよく取り沙汰されるようになった。野菜は重要で、糖質や赤身肉は悪で──といったように。しかし著者らによれば、人間の健康について考えるのであれば、「何を食べるか」だけでなく、「食べるものそれ自体の栄養素」にも注目すべきなのだという。 普通の食料品店の人参は、私

                                土地をどう扱うかで、人間の健康も変わる──『土と脂: 微生物が回すフードシステム』 - 基本読書
                              • nix in desertis:書評:『南北朝時代』『隋』(中公新書)

                                ・『南北朝時代』(会田大輔,中公新書,2021年) 中国の南北朝時代の概説書。講談社選書メチエの『中華を生んだ遊牧民』との違いは,あちらは鮮卑に焦点を当てつつ後漢代から北魏までの華北を扱っているのに対し,こちらは時代が南北朝時代のみで短い代わりに南朝も扱っている。北魏についての話題は似通っているが,当然あちらの方が濃い。両方読むのを勧める。北魏については主張が違うところもある。あちらの本では,魏の国号を採用し土徳をを採用したことについて,北魏が三国魏を継承する形をとったためと説明していたが,こちらは鮮卑は三国魏をも否定していて,火徳の後漢の後継王朝であることを示すため土徳の魏としたという説を採っている。 かたや南朝宋は東晋の時代にあった再統一への野望が薄れ,江南を本拠地とする諦めに沿った改革が進んでいく様子が描写される。西晋の滅亡によって伝統が失われたため,宮中祭祀等で”それっぽい新たな伝

                                • 「それでもなぜ、トランプは支持されるのか」 二極社会への憤りが生んだ「革命」 朝日新聞書評から |好書好日

                                  それでもなぜ、トランプは支持されるのか: アメリカ地殻変動の思想史 著者:会田 弘継 出版社:東洋経済新報社 ジャンル:西洋思想 「それでもなぜ、トランプは支持されるのか」 [著]会田弘継 不倫口止め料の不正処理事件をめぐり、米国の大統領経験者で初の有罪評決を受けたドナルド・トランプ。大統領選の結果を覆そうとした容疑など、他にも刑事裁判を抱えるが、支持は衰えない。黒人やヒスパニック、若者の支持も着実に広げてきた。数々の差別発言や民主主義を軽視する言動にもかかわらず、である。この現実を説明しようと、トランプ支持者を権威主義に魅入られ、噓(うそ)と真実の見分けもつかない哀れな人たちとみなす論調も広がる。 トランプが常識破りの人間であることは間違いない。しかし裏を返せば、かくも危険な人間に権力を与え、いったん何もかもを破壊し、「リセット」したいと思うほどに、大衆に政治への絶望と怒りが巣くってきた

                                    「それでもなぜ、トランプは支持されるのか」 二極社会への憤りが生んだ「革命」 朝日新聞書評から |好書好日
                                  • 【連休に読む本】人気SF書評家が「1945年に刊行されたのに、今を生きる私たちが何度でも立ち戻るべき作品」と絶賛する恐ろしい一冊とは?

                                    1989年生まれ。大学卒業後、IT企業でエンジニアとして勤務。開発者として多忙な日々を送るかたわら、2007年より、SF、サイエンス・ノンフィクションの書評ブログ「基本読書」を主宰。読者登録数は3700人超とファンが多い。これまでに読んできたSF小説は2000冊を超える。『SFマガジン』『家電批評』などでSFの書評を連載中。筆名の「冬木糸一」は、「終末」の文字をバラバラにして、再構築したもの。 ブログ:https://huyukiitoichi.hatenadiary.jp ツイッター:https://twitter.com/huyukiitoichi 「これから何が起こるのか」を知るための教養 SF超入門 メタバース AI 不死・医療 ジェンダー 地震 感染症 気候変動……この1冊で、未来の全てがわかる!イーロン・マスクの愛読書『銀河ヒッチハイクガイド』、最新の話題作『三体』など、古典か

                                      【連休に読む本】人気SF書評家が「1945年に刊行されたのに、今を生きる私たちが何度でも立ち戻るべき作品」と絶賛する恐ろしい一冊とは?
                                    • 『誰が勇者を殺したか』などの話題作で2024年ラノベ界を席巻 駄犬の作品に駄作なし!

                                      名前に「駄」の字は入っても、書くものに駄作はひとつもない作家が駄犬だ。2023年9月29日刊行の『誰が勇者を殺したか』(角川スニーカー文庫)が魔王を倒した勇者パーティーの中で、勇者だけが帰還しなかった謎に迫るストーリーで話題になった後も、面白い作品を刊行し続けている。そしてこの8月1日、完璧にまとまっていた『誰が勇者を殺したか』に意外な方向から“続編”を投入し、前後して新作も刊行とノリにノった活躍ぶりを見せている。 魔王が勇者のパーティーによって倒されてから4年。王国はメンバーでひとり帰還しなかった勇者アレスの偉業を記録した文献を編纂する事業を立ち上げる。2023年9月29日に出た『誰が勇者を殺したか』はそこから、メンバーだった騎士のレオン、聖女のマリア、賢者のソロンからアレスとはどのような人物だったのかを聞き進めていくストーリーが始まるが、なぜか全員がアレスの死の詳細について言葉を濁す。

                                        『誰が勇者を殺したか』などの話題作で2024年ラノベ界を席巻 駄犬の作品に駄作なし!
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