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書評の検索結果(絞り込み: 3 users 以上)31315 件中 1 - 40 件目

  • 「リーダーの作法」マネジメントに限らず、エンジニアとして仕事の作法について書かれた良書

    リーダーの作法 ささいなことをていねいにを読み終えた。 著者は Netscape でマネージャー、Apple でディレクター、Slack でエグゼクティブを経験した Michael Lopp さんで、過去にBeing Geek や Managing Humans を書かれている。 翻訳の質も非常に高く、楽しく読めた。1 そんなにマネジメント関係を読んでいるわけではないが、HITH OUTPUT MANAGEMENT や、エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードから CTO までマネジメントスキル向上ガイド 同じくらい良い書籍で、学びや共感を多く感じた。 自分はマネジメントのポジションについたことはないが、仕事をしていくなかでマネジメント関係のソフトスキルや複数人でどうやってうまくリーダシップを発揮して、大きい問題を解決するかに興味があるので、良い書籍が目につくと積極的に読

    「リーダーの作法」マネジメントに限らず、エンジニアとして仕事の作法について書かれた良書
    • 【読書感想】仕事と人生に効く教養としての映画 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

      仕事と人生に効く教養としての映画 作者:伊藤 弘了PHP研究所Amazon Kindle版もあります。 仕事と人生に効く教養としての映画 作者:伊藤 弘了PHP研究所Amazon ただ漫然と映画を見ていませんか? じつは、映画には見るべきポイントがあります。 本書は、「映画の見方」を教える本です。数百名以上の大学生を感動の渦に巻き込んだ「日本一わかりやすい映画講師」が、鑑賞にあたって知っておくべき基礎知識から、撮影テクニック、場面展開、シーンの「意味付け」に至るまで、『東京物語』『ボヘミアン・ラプソディ』など新旧の名作を題材にして、映画を学びに変える鑑賞法を講義形式で解説します。 本書がめざすのは「能力の底上げ」です。作品のメッセージを読み解けるようになれば、感性が磨かれ、教養を深めることができます。映画を意識的に見ることで、人間としての魅力や人生の向上にもつながります。ネット動画をついダ

      【読書感想】仕事と人生に効く教養としての映画 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
      • 【書評】「ありがとう」の教科書  武田双雲  すばる舎 - 京都のリーマンメモリーズ

        今週のお題「人生最大のピンチ」 人生最大のピンチは、新入社員時代、配属初日に寝坊して遅刻したことです。この時、生きた心地がしないまま、駅に向って走りましたが、足が地に着いている感覚がありませんでした。そんなこともありましたが、今まで勤務し続けられていることを考えると、即クビにしなかった会社には、感謝しかないですね。(上司にはメチャクチャ怒られましたが。(笑))今回は、感謝するにはどうしたら良いのかを教えてくれる、すんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【5.すばる舎編集長より】 【1.本書の紹介】 ふだんから、「ありがとう」って言っていますか? 私はいつも、言わなきゃと思いながら、言うことを忘れています。 理由は、忙しいと、恥ずかしいのが原因ですね。 いつも忘れがちになりますが、「ありがとう」と言うと、いい効果

        【書評】「ありがとう」の教科書  武田双雲  すばる舎 - 京都のリーマンメモリーズ
        • 「スピノザ 人間の自由の哲学」 スピノザの人生、思想、哲学とは何なのかを分かりやすく教えてくれる。「入門書」の銘に偽りなし。 - うさるの厨二病な読書日記

          スピノザ 人間の自由の哲学 (講談社現代新書) 作者:吉田量彦 講談社 Amazon ちゃんと「入門」書だった。 スピノザについて、前から知りたいと思っていたので読んでみた。 哲学の入門書は「入門」と銘を打っていても、とても「入門」レベルではないことも多い。 自分が求める「その人物と思想の入門書」は ①最初に、その人の思想の全体像が提示されている。 ②その人がどうしてそういう思想に至ったかの、背景(生い立ちや経歴など)が紹介されている。 ③各著作はその思想の中でどこに位置しているか、各々の著作にどういうつながりがあるかが書かれている。 ④できれば、その人物の人柄が分かるようなエピソードが入っていると愛着が持てていい。 複雑な思想を理解するための全体マップが、まずは欲しい。 「スピノザ 人間の自由の哲学」は①から④までが頭に入った後に「各著作の入門編」に続く、自分が理想とする「入門書」だった

          「スピノザ 人間の自由の哲学」 スピノザの人生、思想、哲学とは何なのかを分かりやすく教えてくれる。「入門書」の銘に偽りなし。 - うさるの厨二病な読書日記
          • 自分がどう生きるかは、結局自分が決めるしかないのでは?―『21世紀の道徳』批判的書評 - あままこのブログ

            21世紀の道徳 作者:ベンジャミン・クリッツァー晶文社Amazon著者のベンジャミン・クリッツァー氏(id:DavitRice)の論考については以前もこのブログで何度か取り上げたことがあります。 amamako.hateblo.jp amamako.hateblo.jp amamako.hateblo.jp 上記の記事を読めば分かるとおり、僕はクリッツァー氏の豊富な知識量についてはすごいと思っているんですが、そこから示される、社会問題や学問観・人生論にはどうしても同意できないところがあります。ただ、なんでそこで同意できないかはいまいちよく分からなかったんですね。 それは、この本を読んでも正直あまり変わらなかったんですが、ただこうやってまとまった形で論考を読むことによって、そもそもクリッツァー氏と僕には、根本的な考え方の違いがあるんだなと思うようになりました。 学問は「唯一無二の正解」を示す

            自分がどう生きるかは、結局自分が決めるしかないのでは?―『21世紀の道徳』批判的書評 - あままこのブログ
            • ブランコ・ミラノヴィッチ「資本主義が危機を迎えていない理由」(2019年10月11日)

              Why it is not the crisis of capitalism Posted by Branko Milanovic – Friday, October 11, 2019 最近、「資本主義の危機」に関する記事や書籍が雪崩のごとく出版され、資本主義の終焉や崩壊を予言している。〔私のような〕1990年代を知る人は、あの当時との奇妙な類似を見い出す。当時のヘーゲル主義者らは、「ついに歴史の終わりが来た」と文献で論じたものだった。90年代の「歴史の終わり」論は、間違いだったことが後に証明された。今回の資本主義の終焉・崩壊論はどうか。私見では「事実誤認」に当たる。これらは、資本主義の問題を誤診しているのである。 資本主義は「危機」など迎えてはおらず、実態は正反対なのだ。資本主義は、かつてないほど強大化している。地理的な広がりでもそうだが、全く新しく市場が創造されたことや、分野の拡大(こ

              ブランコ・ミラノヴィッチ「資本主義が危機を迎えていない理由」(2019年10月11日)
              • 元Googleデータ科学者「人生をうまくやるコツってめちゃシンプルだよねー」

                「直感を信じるな!(Don't Trust Your Gut)」って本を読み終わりました。これは以前も紹介した一冊で、著者は「誰もが嘘をついている」がおもしろかったセス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ先生です。 この方は、グーグルでデータサイエンティストをやってた方で、前作は「ビッグデータを分析したらいろいろおもしろいことがわかったよー!」ってノリのエンタメ本でしたが、本作は「いろんなデータを活用して人生を良くしよう!」って内容になっていて、だいぶ実用書に寄せた印象ですね。 で、前回の紹介では、ビッグデータで見た「育児のコツ」をチェックしたので、今回は「恋愛のコツ」や「金儲けのコツ」などの内容を見てみましょうー。 恋愛の幸福について 恋愛に関するデータを見ると、私たちは「幸せになる可能性が低い特徴を持つ人とデートしようとする」傾向があるっぽい。たとえば、多くの人がルックスや体型で他人を選

                元Googleデータ科学者「人生をうまくやるコツってめちゃシンプルだよねー」
                • 炎上プロジェクトの火消し術『プロジェクトのトラブル解決大全』

                  飛び交う怒号、やまない電話、不夜城と化した会議室。 集められたホワイトボードが衝立のように立ち並び、全員が立って仕事をしている(座る間が無いから)。週をまたぐとメンバーの疲弊が目に見えはじめ、月を跨げば一人二人といなくなり、仕事場はお通夜となる。 トラブルの無いプロジェクトは存在しない。炎上するかボヤで済むかの違いなだけで、大なり小なりトラブルは付きものである。 自分が所属する部署は大丈夫かもしれない。だが、隣のブースだとか、同期がいるチームで炎上しているのを横目で見ながら仕事する、なんてことがある。ホワイトボードは目につくし、大きな声はイヤでも耳に入ってくるので、プロジェクトが炎上⇒鎮火するパターンなんてものも、なんとなく伝わってくる。 消火作業のイロハとか、怒った客をあしらう方法、リカバリ計画の立て方なんてのも、肌感覚で分かってくる。 そして、トラブルの扱いが分かってくる頃には、「応援

                  炎上プロジェクトの火消し術『プロジェクトのトラブル解決大全』
                  • 「チ。―地球の運動について―」感想。〜歪で不誠実で不愉快なこの傑作漫画について〜 - 銀河孤児亭

                    はいどーも あでのい です! いやー、とうとう完結ですよ劇場版Gのレコンギスタ! この人類史上に残る一大事を目前にして、このブログ、直近記事が刃牙シリーズ、麻雀漫画、シン・ウルトラマンですよ? 一体何のためのブログだと思ってんすかね本当。忘れてる人のために言っときますが、このブログは元々Gレコ感想用ブログです。忘れないように! という訳で今日は漫画『チ。-地球の運動について-』の感想です。 チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス) 作者:魚豊 小学館 Amazon この度最終巻の発売に加えてアニメ化も決まったとのことでめでたい限りですね。全8巻できれいにまとまってるのもおすすめしやすいポイントです。 でまあ、なんですけど、今日はちょっとこの大人気漫画の『チ。』を、私の持てる限りの全身全霊をもってして可能な限りボコボコにしてやりたいと思います。 やー、遂に書いちゃったよ作品批判

                    「チ。―地球の運動について―」感想。〜歪で不誠実で不愉快なこの傑作漫画について〜 - 銀河孤児亭
                    • 億万長者は金とその影響力によって政治を好き勝手操作する──『ダボスマン 世界経済をぶち壊した億万長者たち』 - 基本読書

                      ダボスマン 世界経済をぶち壊した億万長者たち 作者:ピーター・S グッドマンハーパーコリンズ・ジャパンAmazon「ダボスマン」とは、スイスのダボスで行われる世界経済フォーラム総会(ダボス会議)に参加する億万長者たちの呼称である。大勢いるが、有名所では、アマゾンのジェフ・ベゾス、投資ファンド運営の大物スティーヴ・シュワルツマン、合衆国最大の銀行を切り盛りするジェイミー・ダイモンといった面々のことを指している。 で、本書は副題に「世界経済をぶち壊した億万長者たち」とあるように、ダボス会議に参加する億万長者たちを非難する一冊である。こうした億万長者たちはダボスに集まって気候変動や感染症、ジェンダー間の不平等といった話題について、国家の枠を超えて対処が必要な多くの議題を討論する。ダボスマンは表向きは世界のため、地球のために私財をなげうってでも献身する──そんなイメージを発している。 たしかに彼ら

                      億万長者は金とその影響力によって政治を好き勝手操作する──『ダボスマン 世界経済をぶち壊した億万長者たち』 - 基本読書
                      • 【書評】マーク・フィッシャー最終講義『ポスト資本主義の欲望』(評者:木澤佐登志氏)|左右社|note

                        『資本主義リアリズム』で世界に絶望的な衝撃を与えた、イギリスの批評家マーク・フィッシャー。 本書はロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで行われた講義を書籍化。フィッシャーが2017年1月に逝去したことで、全15回の講義を予定していた講義は5回で終了となり、実質これが彼の最後の言葉となった。 社会主義、コミュニズム、カウンターカルチャーはなぜ失敗したのか。 資本主義のオルタナティヴは本当に存在しないのか。 本講義には、フィッシャーのライフワークとも言うべきテーマが凝縮されている。 本書刊行に寄せて、思想、ポップカルチャー、アングラカルチャーの諸相について分析・執筆を重ねてきた木澤佐登志氏による書評を特別公開します。著書『失われた未来を求めて』と呼応するかのようなフィッシャー論、ぜひご一読ください! 閉塞感に塗れている。 真綿で首を絞められるように、じわじわと状況は悪化していく。まるで、すべて

                        【書評】マーク・フィッシャー最終講義『ポスト資本主義の欲望』(評者:木澤佐登志氏)|左右社|note
                        • 【書評】静かな人の戦略書 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法 ジル・チャン ダイヤモンド社 - 京都のリーマンメモリーズ

                          今週のお題「二軍のTシャツ」 会社の運動会でもらったTシャツを、よく家で着ています。昔は、首回りがすぐに伸びて使い物になりませんでしたが、最近は品質が良くなったため、長年愛用しています。(笑)たまに、そのまま外出しているのに気が付いた時には、同じ会社の人に見つからないかドキドキしています。内向型は気が小さいですね。しかし、そんな内向型の考えを肯定してくれるすんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 静かな人、つまり内向型の人というのは、一般的に活躍しづらい人だと思っていませんか? どうも、学校教育を始め、組織的なものはたいてい、元気で明るく優秀な人、つまり外向型の育成を目指しているようなイメージがありますね。 しかし、人が活躍するためには、必ずしも外向型でなくてもいいみたいです。 逆に、内向的な

                          【書評】静かな人の戦略書 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法 ジル・チャン ダイヤモンド社 - 京都のリーマンメモリーズ
                          • 資産運用のおすすめ本20冊

                            「もっと多くのお金を稼ぎたい」 「将来のために資産を増やしておきたい」 老後2,000万円問題などが騒がれている昨今、このような思いは誰しもが少なからず抱いているでしょう。そんな中で、本業の収入以外にも「投資」で資産を増 […] 1.資産運用の基本が学べるおすすめ本 資産運用の初心者は、「そもそも何から始めればいいの?」という疑問を抱いているのではないでしょうか。1章では、株式投資の専門的な知識などを学ぶ前に、「お金を増やすためにはどうしたらいい?」という基本的な疑問に答えてくれる本を紹介します。 1.1.『これだけやれば大丈夫! お金の不安がなくなる資産形成1年生』小林 亮平 Amazonサイトはこちら 本の内容 Youtubeチャンネル「BANK ACADEMY」を運営している著者が、資産形成の超初心者に向けて資産形成の基礎知識を紹介する入門書。第一歩として生活における固定費の削減を紹

                            資産運用のおすすめ本20冊
                            • 「ヤバい神」 残された矛盾 文脈から解明 朝日新聞書評から|好書好日

                              旧約聖書には、神が残酷で好戦的で横暴だという印象を与える記述が少なくない。多くの人が疑問を抱くテキストを旧約聖書学の第一人者が取り上げ、それらの表現の意味と理由を考察し、… 「ヤバい神」 [著]トーマス・レーマー 本書は、旧約聖書(ヘブライ語聖書)への読書案内であり、「ヤバい神」とは、そこにあらわれる神のことである。私は中学生の時、初めて冒頭の「創世記」を読んで驚いた。そこに描かれた神は、「政治的正しさ」からはほど遠かったからだ。本書の原題の直訳は「わかりにくい神」だが、「ヤバい」という訳語は的確だと思う。 ヤバさの有名な例に、アブラハム物語がある。神は、高齢のアブラハムに息子イサクを授けるが、アブラハムの信仰を試す「試練」として、幼いイサクを生贄(いけにえ)に献(ささ)げるよう命じる。アブラハムは命令に従おうとするが、その信仰を認めた神が止め、イサクは助かる。この不条理な物語に対し、哲学

                              「ヤバい神」 残された矛盾 文脈から解明 朝日新聞書評から|好書好日
                              • 『ゴリラーマン』解題〜いかに『ゴリラーマン』は斬新なマンガであったか〜 | マンバ通信

                                『ゴリラーマン』の時代 ヤンマガで『ゴリラーマン40』の連載が始まっている。それで久しぶりに『ゴリラーマン』を読み直してみたら、やはり面白かった……と思いつつ、あの時代の感覚を共有していないと、今の読者には伝わりづらいかもな、と思うところもあったので、『ゴリラーマン』を成立させていた時代背景みたいなものを書いてみたい。 『ゴリラーマン』は、とにかく絶妙なさじ加減のマンガだった。 ヤンキーマンガであるけど、ケンカがメインというよりは「かったるい学校生活を過ごす高校生」という感じのマンガで、青春マンガの要素もあるんだけど、「燃えさかる青春」ということでもなく、どことなくドライなところがあった。なおかつ、妙にオタクっぽいところもある。間口が狭いんだか広いんだか、よくわからないけど面白いという、他にないタイプのマンガだった。 (以下、カッコ書きしてあるのが作品としての『ゴリラーマン』、カッコ書きが

                                『ゴリラーマン』解題〜いかに『ゴリラーマン』は斬新なマンガであったか〜 | マンバ通信
                                • 『三体』三部作の裏側で起こってきたことに光を当てる、まさにこれが読みたかった! と思える公式スピンオフ──『三体X 観想之宙』 - 基本読書

                                  三体X 観想之宙 作者:宝樹早川書房Amazonこの『三体X』は、劉慈欣による中国SF最大の話題作である《三体》三部作の、宝樹による公式外伝(スピンオフ)である。公式外伝といっても種類はたくさんあるが、本作が描き出すのは基本的には『三体』の第三部で起こっていたことの裏側になる。 三体の第三部はそれまでの第二部とは異なって極めてスケールが大きくなったこともあって、小さなことは置いてけぼりに物語が進行していった。本作(『三体X』)はそのあたりの拾われなかったSF設定を広げたり、キャラクタ間のありえたかもしれないやりとりを補完したりといった、二次創作的な色の強い作品となっている*1。扱い的にも正史の中に組み込まれているわけではなく、あくまでもパラレルワールドだ。 《三体》三部作は楽しんだけど二次創作はええかな〜という人もいるだろうし、僕も読み始める前はその気持ちがあったが、読み終えてみればそうも

                                  『三体』三部作の裏側で起こってきたことに光を当てる、まさにこれが読みたかった! と思える公式スピンオフ──『三体X 観想之宙』 - 基本読書
                                  • 賀茂道子『GHQは日本人の戦争観を変えたか』(光文社新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                                    7月13 賀茂道子『GHQは日本人の戦争観を変えたか』(光文社新書) 7点 カテゴリ:歴史・宗教7点 副題は「「ウォー・ギルト」をめぐる攻防」。GHQが終戦直後に行ったとされる「ウォー・ギルト・プログラム」を扱った本になります。 この「ウォー・ギルト・プログラム」については評論家の江藤淳がとり上げたことで世に知られました。江藤は戦後民主主義の「自由」な言論空間が実はGHQによる検閲と洗脳によってつくられたということを『閉ざされた言語空間』で主張しました。 ただし、江藤は評論家ですし、たまたま目にした資料からこの政策について論じており、その実態はどうだったのか? どの程度の影響力があったのか? といった疑問は残ります。  本書は、アメリカが日本人のどんな戦争観を問題視し、どのようにアプローチしようとしたかを分析し、「ウォー・ギルト・プログラム」の実態を明らかにしようとしています。 江藤の主張

                                    • 2022年上半期に読んで面白かった本5選 - 本しゃぶり

                                      2022年も半分が終わった。 今年の上半期に読んだ中からおすすめの5冊を紹介する。 【目次】 2022年上半期に読んだ本 『自己啓発の教科書 禁欲主義からアドラー、引き寄せの法則まで』 『食糧と人類 飢餓を克服した大増産の文明史』 『科学者たちが語る食欲』 『ダイエットの科学』 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』 終わりに 2021年下半期に読んで面白かった本 2022年上半期に読んだ本 2021年下半期に読んで面白かった本5選を書いたのがつい最近だと思っていたら、もう2022年上半期のまとめを書く時期になってしまった。前回の反省を活かし、今回は無理にブクログで感想を書かないという方式を採用。これでタイムリーにまとめることが可能となった。 2022年上半期に読み終えた本は52冊。年間100冊を目安にしているので、悪くないペースだ。 2022年上半期の読了数推移 これ以上は読了数について言う

                                      2022年上半期に読んで面白かった本5選 - 本しゃぶり
                                      • プロダクトマネジメントを学ぶための推しの書籍

                                        プロダクトマネジメントを学びたい人、プロダクトマネージャーにおすすめの書籍です。 以下、記載した書籍のリストです ## Product Management ### プロダクトマネジメントを広く理解する 「プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」オライリージャパン (2020/10/26) https://www.amazon.co.jp/dp/4873119251/ 「プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで」翔泳社 (2021/3/3) https://www.amazon.co.jp/dp/4798166391/ 「INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント」日本能率協会マネジメントセンター (2019/11/1) https://www.amazon.co.jp/dp/4

                                        プロダクトマネジメントを学ぶための推しの書籍
                                        • 書評 「なぜヒトだけが言語を話せるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                          なぜヒトだけが言葉を話せるのか: コミュニケーションから探る言語の起源と進化 作者:トム・スコット=フィリップス東京大学出版会Amazon 本書は認知と文化が専門の認知科学者,心理学者であるトム・スコット=フィリップス*1によるヒトの言語の進化と起源に関する一冊.ヒトの言語の進化的起源については,霊長類などの信号システムとの連続性を前提に,再帰的構造を重視する議論*2が主流だが,本書においては,ヒトの言語と霊長類の信号システムとの非連続性を強調し,語用論の重要性を正面から採り上げる独自の議論が説得的に主張されていて,とても興味深い書物になっている.原題は「Speaking Our Minds: Why human communication is different, and how language evolved to make it special」 第1章 コミュニケーションへの2

                                          書評 「なぜヒトだけが言語を話せるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                          • 【書評】書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力  いしかわゆき クロスメディアパブリッシング - 京都のリーマンメモリーズ

                                            今週のお題「マイベスト家電」 マイベスト家電はiPadです。最近は、みなさんご承知の通り、iPadの手書き文字の認識力が向上しています。普段、紙に書いた自分が書いた文字が読めない私の文字でも、少し丁寧に書けば読めるレベルに認識してくれます。そして、その手書き文字をテキスト化してくれたりします。さらに、自分の手書き文字からも検索してくれるんです!ちょっと驚きです!そんなことで、今回は書くことを習慣にすると人生が変わるというすんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍】 【5.なんと著者より】 【1.本書の紹介】 書いてみたいけど、書くことが苦手だと思っている人は多いと思います。 そして、書いたものを人に見られるのは、恥ずかしいと思っている人も多いと思います。 そんな人達に対して、大丈夫だよ!と言ってくれているのがこの本です。

                                            【書評】書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力  いしかわゆき クロスメディアパブリッシング - 京都のリーマンメモリーズ
                                            • 『めぞん一刻』(あるいはやきもちのパラドックス)について - Akosmismus

                                              めぞん一刻〔新装版〕(1) (ビッグコミックス) 作者:高橋留美子小学館Amazon 0. 導入 1. 定義 2. やきもちの効用 2.1 進化論的効用 2.2 心理学的効用 3. ラブコメとやきもちのパラドックス 4. やきもちの正当性について 5. 諸三角関係について 1 5.1 (五代 → 響子; 惣一郎さん) 5.2 (五代 → 響子; 三鷹) 5.3 (響子 → 五代; こずえ) 6. 諸三角関係について(続) 6.1 落ちる 6.2 (響子 → 五代; いぶき) 6.2.1 (いぶき → 五代; 響子) 6.3 (五代 → 響子; 惣一郎) ふたたび 6.3.1 (三鷹 → 響子; 五代) 6.4 (響子 → 五代; こずえ) ふたたび 7. 音が無くても響いてる 0. 導入 やきもちはラブコメの華です。やきもちを妬いているキャラクターをわれわれは好みますし、物語を作る側からし

                                              『めぞん一刻』(あるいはやきもちのパラドックス)について - Akosmismus
                                              • フェミニズムの「むずかしさ」に向き合う(読書メモ:『むずかしい女性が変えてきた:あたらしいフェミニズム史』) - 道徳的動物日記

                                                むずかしい女性が変えてきた――あたらしいフェミニズム史 作者:ヘレン・ルイス みすず書房 Amazon 出版社による紹介は下記の通り。 女性が劣位に置かれている状況を変えてきた女性のなかには、品行方正ではない者がいた。危険な思想に傾く者も、暴力に訴える者さえもいた。 たとえばキャロライン・ノートン。19世紀に困難な離婚裁判を戦い抜いて貴重な前例をつくった人物だが、「女性は生まれながらにして男性に劣る」と書き残した。たとえばサフラジェットたち。女性の参政権獲得に欠かせない存在だったが、放火や爆破などのテロ行為に及ぶこともあった。たとえばマリー・ストープス。避妊の普及に尽力し多産に悩む多くの女性を救った彼女は、優生思想への関心を隠さなかった。 しかしだからといって、その功績をなかったことにしてはいけない。逆に功績があるからといって、問題をなかったことにしてはいけない。歴史は、長所も短所もある一

                                                フェミニズムの「むずかしさ」に向き合う(読書メモ:『むずかしい女性が変えてきた:あたらしいフェミニズム史』) - 道徳的動物日記
                                                • <書評>笙野頼子発禁小説集:北海道新聞 どうしん電子版

                                                  笙野頼子著 危機的現実と闘う私小説 評 石山府子(古本とビール・アダノンキ 店主) 切迫感に満ちた1冊である。タイトルに「発禁」とあるのは、「このようなご主張のある」作品を含んだ刊行はしない、と40年来付き合いのある某出版社に単行本の企画を断られたことが大きいだろう。内容が主に同社発行の文芸雑誌に既に掲載された作品にかかわらず、である。 その「ご主張」とは、女性であり、純文学の作家である自らの立ち位置からの、痛烈な政治批判。特に新世紀以降、新自由主義にて経済原理が台頭し、国が弱きものを守るのを放棄し始めたことを、そこから予想される未来を、強く危惧している。 しかし、主にジェンダー保護の解釈を巡って(これはあまりに複雑で難解である)「差別」「ヘイト」と糾弾されることとなり、だんだんと仕事は減ってゆく。コロナも相まって手元の現金が枯渇し、息詰まる綱渡りの金策が続く。加えて自身の難病、飼い猫の病

                                                  <書評>笙野頼子発禁小説集:北海道新聞 どうしん電子版
                                                  • 宇宙、生命、心と進化を一気通貫に語る『時間の終わりまで』

                                                    新卒が「一生やりたい仕事が見つかった」というのは、離乳食が終わったばかりの2歳児の「カレーの王子様は世界で一番おいしい食べ物である」と同じぐらい説得力がない(※) 本人が真顔であるほど、微笑ましい。自分の知る狭い世界でもって、それが全てであると言い切ることに無理がある。新しい仕事やカレーマルシェに出会って、世界が拡張されることを願う。 物理学に触れるようになって、同じ可笑しみを抱くようになった。 原子や中性子、クォークなど、どんなに小さいモデルを考えても、それだけでは説明しきれず、これまでの研究と矛盾する現象が生じる。 より巨大な望遠鏡を作り出し、宇宙の果てまで見渡そうとしても、私たちが知る宇宙とは、光が届く範囲でしか観測できない。 それにもかかわらず、現代の物理学でもって、物質や宇宙の全てがそうなっていると結論づけるのは、早すぎる一般化ではないだろうか。 「いやいや、素粒子論は何千回もの

                                                    宇宙、生命、心と進化を一気通貫に語る『時間の終わりまで』
                                                    • 宇宙ものから超能力もの、ポリティカルな作品まで幅広い作品が堪能できる、韓国の人気作家による極上のSF短篇集──『極めて私的な超能力』 - 基本読書

                                                      極めて私的な超能力 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:チャン ガンミョン早川書房Amazonこの『極めて私的な超能力』はSFだけでなくノンフィクションや労働小説など幅広いジャンルの作品を手掛ける韓国の人気作家チャン・ガンミョンによるSF短篇集だ。この数年、『三体』をはじめとして中国SFが盛り上がっているが、韓国SFも忘れちゃいけない。実際、早川書房以外も含めていま翻訳が多数進行しているのだ。その中でも本作は、これまでの韓国SFの中でもトップレベルに僕の好みに合った一冊だ。 収録作は全10篇で、10ページに満たない作品も多いが、その発想や描写、演出の仕方はどれも独特でひねりがきいている。SFでは使い古されたアイデア(たとえば自分の最高のパートナーが統計・データ分析によって決定され、会ったこともない相手との相性が判別されるなど)もチャン・ガンミョンの手にかかれば新鮮な読み心地の作品へ様変

                                                      宇宙ものから超能力もの、ポリティカルな作品まで幅広い作品が堪能できる、韓国の人気作家による極上のSF短篇集──『極めて私的な超能力』 - 基本読書
                                                      • 夏が少女に終わりを告げたーー中島梓『小説道場』 - It all depends on the liver.

                                                        この作品はおそらく、文学界の新人賞に投稿されてもちっともおかしくないし、あるいはそういう新人賞受賞作品として登場してきたって特に見劣りがするわけでもないような気がする。JUNE、というのはあるいは「この小説以前」か「この小説以後」なのかもしれないなあ、という気がするのだね。 (中島梓『小説道場』第七十一回、榎田尤利「夏の塩」への評) 大学院でBLについての論文を書く過程であれこれ資料を読んでいる。先日は『密やかな教育: 〈やおい・ボーイズラブ〉前史』(石田美紀)についてブログで紹介した。 zerokkuma.hatenablog.com 論文全然書き終わってないので、本当は「BL以前」のことは忘れて、BLそのものやファン研究の英語文献を読まないといけないのだが……JUNEに連載されていた中島梓(栗本薫)『小説道場』を腰を据えて読み始めたら、面白すぎて電子版5冊を一気に読了してしまい……関連

                                                        夏が少女に終わりを告げたーー中島梓『小説道場』 - It all depends on the liver.
                                                        • 友好的なのが何より大事 『ヒトは〈家畜化〉して進化した──私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか』 - HONZ

                                                          ヒトは〈家畜化〉して進化した―私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか 作者: ブライアン・ヘア,ヴァネッサ・ウッズ 出版社: 白揚社 発売日: 2022/6/3 ヒトの進化において「協力的なコミュニケーション」が大きな鍵を握ったであろうことは、たびたび指摘されるところである。人がひとりでできることは限られている。単独で野生動物を狩ろうとしても、得られるのはせいぜいウサギくらいだろう。しかし、ほかの人と協力すれば、わたしたちはシカだって野牛だって狩ることができる。また、ほかの人と情報交換すれば、わたしたちは新たな技術などについて伝えあうことができる。というように、その進化史において、協力的なコミュニケーションはヒトに多大なメリットをもたらしたと考えられる。 しかしそれならば、次のような問いがさらに生じても不思議ではないだろう。ヒトはどうやって協力的なコミュニケーションを行うことができるよ

                                                          友好的なのが何より大事 『ヒトは〈家畜化〉して進化した──私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか』 - HONZ
                                                          • nix in desertis:書評:『グローバルヒストリーと戦争』(秋田茂・桃木至朗編著,大阪大学出版会,2016年)

                                                            本書は並びが現代史から古代史にさかのぼっていくスタイルであるが,後ろの章ほど面白い。20世紀史はグローバルさが自明すぎて,グローバルヒストリーが面白さを発揮できないということだろうかとか考えてしまった。いくつか面白かった章を挙げておく。まず第6章,近世の東部ユーラシアではヨーロッパから伝来した火器を用いた「火薬帝国」が立ち並んだが,18世紀に入ると平和が訪れて火器の地位が低下していった。この17-18世紀に,銃火器を減らす周囲とは対照的に周囲からありったけのマスケット銃を吸収し,庶民にまで普及していった特異な地域がある。ベトナム北部の山岳地帯である。ベトナムの歴代王朝はその地形と武力に苦慮し,なんとか体制に取り込もうとしたが,それに成功したのは最終走者のベトミンだけであった。この山岳の戦闘集団の存在が最終的にディエンビエンフーの戦いに帰結するのだから,長期的な歴史の展開は予測がつかず面白い

                                                            • "意図に基づいた愛"を実践する方法(読書メモ:『How to Not Die Alone(独身のまま死なないために)』) - 道徳的動物日記

                                                              How to Not Die Alone: The Surprising Science That Will Help You Find Love (English Edition) 作者:Ury, Logan Piatkus Amazon 久しぶりに洋書の紹介。 本書のタイトルは How to Not Die Alone: The Surprising Science That Will Help You Find Love (『独身のまま死なないために:愛を探すための驚きの科学』)。副題に"科学"という単語が含まれている通り、著者のローガン・ウライは行動科学者。 ハーバードで心理学を学び、Google社で行動経済学者のダン・アリエリーとチームを組んで研究した(その研究の成果は『予想どおりに不合理』に取り入れられている)後に、「自分がこれまでに学んできた行動科学のツールを恋愛関係にも応用

                                                              "意図に基づいた愛"を実践する方法(読書メモ:『How to Not Die Alone(独身のまま死なないために)』) - 道徳的動物日記
                                                              • 第13回 パスファインダー(調べ方案内)の見つけ方皓星社(こうせいしゃ) 図書出版とデータベース

                                                                小林昌樹(図書館情報学研究者) ■ある日の会話 「なんで日本の図書館ではレファレンス・サービスが広まらなかったんでしょう?」 「それは、サービスが目に見えないからさ。カタロガーの仕事は目録カードって形で残るからまだしも、レファレンサー*の仕事は雲散霧消しちゃうから、管理者や理事者からわかりづらいんだよ」 アメリカの図書館では司書がカウンターに常駐し、質問に答えてくれるサービスがあるのに、日本の図書館ではそうでないと授業で習ったが、なぜと聞いたらT先生はこんなふうに答えてくれた。昭和帝死去まもない1990年のことだった。 それからまた代替わりがあったが、状況はあまり変わっていない。むしろ部分的には悪くなったこともある。2011年に国会図書館(NDL)で国民向けレファレンス部局――廃止時は「主題情報部」といった――が廃止されている。 そんな雲散霧消してしまうレファレンス・サービスで、形として残

                                                                第13回 パスファインダー(調べ方案内)の見つけ方皓星社(こうせいしゃ) 図書出版とデータベース
                                                                • ネット論客がインテリから相手にされない理由 - 道徳的動物日記

                                                                  davitrice.hatenadiary.jp (6月23日 21:45追記) 最初のタイトルには個人名を入れていましたが、記事のタイトルを「(個人名)が〜から相手にされない理由」にすることはあまりに個人攻撃的に過ぎるという指摘を受けて、同意しましたので、タイトルを修正しました。 (追記終わり) 先日にわたしが投稿した、御田寺圭の著書『ただしさに殺されないために~声なき者への社会論』への書評記事にはブクマやSNSなどで様々な反応があった。全体的には賛否両論という感じ。 みんなの反応を見て、反省すべきと思ったところはふたつ。 まずは、書評のタイトルと実際に論じている内容にズレがあり、ややミスリーディングになってしまったことだ。書評のタイトルを見ると「不都合な現実に対する解決策が書かれていないこと」が問題であると論じているように思われしまうかもしれないが、実際には、「提示される"不都合な現実

                                                                  ネット論客がインテリから相手にされない理由 - 道徳的動物日記
                                                                  • 自著への書評に対する御田寺圭(白饅頭)さんの反応

                                                                    新著『ただしさに殺されないために~声なき者への社会論』についての書評記事を公開したあとの、書評に対して反応している(と思われる)白饅頭さんのツイートをまとめました。 書評記事: 「世の中の理不尽さ」や「不都合な真実」を強調して、それでどうするの?(読書メモ:『ただしさに殺されないために』) https://davitrice.hatenadiary.jp/entry/2022/06/17/123531

                                                                    自著への書評に対する御田寺圭(白饅頭)さんの反応
                                                                    • 今年も早川書房1500作品が50%割引の超大型電子書籍セールがきたので、SF・ノンフィクション中心にオススメを紹介する - 基本読書

                                                                      早川書房の1500作品が最大50%割引という大型の電子書籍セールが来たので、僕が読了済みのものからオススメを紹介しよう。早川書房は定期的にセールをやるが、1500点級のセールを前回やったのは去年の6月頭なので、年に一回のセールとなる。これ以上安くなることはないと思われるので、この機会に買っておくといいだろう。 amzn.to 上が対象作品のリストになる。最初は、SFとノンフィクションを中心に、前回のセールには含まれていなかった新作&おもしろかったものを中心に紹介していこう。 まずは目玉商品といえるSF作品から プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 作者:アンディ ウィアー早川書房Amazonまずは目玉商品から行くが、なんといっても『火星の人』(映画版は『オデッセイ』)の著者であるアンディ・ウィアーによる『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(本邦では2021年12月刊)の上下巻がセールになってい

                                                                      今年も早川書房1500作品が50%割引の超大型電子書籍セールがきたので、SF・ノンフィクション中心にオススメを紹介する - 基本読書
                                                                      • 手のひらサイズの実験装置で、深さ約6400kmの地球の中心の超高圧を再現!(廣瀬 敬)

                                                                        我々が踏みしめる大地の下には、ドロドロに融けたマグマがある――。 あながち間違えではない。ただ、「ドロドロに融けたマグマ」が存在しているのは、活火山の下だけだ。では、大地の下には、マグマ以外に何があるのだろうか。 ざっくりと結論を述べてしまおう。大地の下には、「地殻」という岩石の層がある。「地殻」の下にはより重い岩石からなる層「マントル」が存在する。マントルは、上から「上部マントル」「マントル遷移層」「下部マントル」「最下部マントル」の4層に分けられる。さて、最下部マントルをさらに掘り下げていくと、ついに地球の中心を占める「コア」に到達する。 以上が、「地球の中身」の概要だ。もちろん、地下深くまで掘り進めて中身を確認したわけではない。種々の観測データや実験などから推測されたものだ。では、どのようにして「地球の中身」を推測するのか。廣瀬敬氏(東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻 教

                                                                        手のひらサイズの実験装置で、深さ約6400kmの地球の中心の超高圧を再現!(廣瀬 敬)
                                                                        • 【書評】ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも 行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?~不便益という発想  川上浩司  インプレス - 京都のリーマンメモリーズ

                                                                          今週のお題「わたしのドメイン」 ドメインは、名前そのものです。何か気の利いたドメインがあればそれにしたいのですが、これを考えるのもまた、骨が折れますね。最近は、ネットの世界でも、いろんなものが簡単にできるようになりました。はてなブログも簡単にブログが始められます。その点はとてもありがたく感じています。しかし、あえて少し苦労して行うことで、そのプロセスを体験する益を得ましょうというすんごい題名が長い本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 世の中は、便利になり過ぎて、実は本来、我々が感じることができるはずの嬉しさを奪われてしまっている可能性があります。 それを再認識するのが、この不便益という考え方になります。 例えば、何か制約があると窮屈さを感じますが、実は、そのおかげで嬉しさが増したりすることがあるよ

                                                                          【書評】ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも 行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?~不便益という発想  川上浩司  インプレス - 京都のリーマンメモリーズ
                                                                          • 見た目が不自由な人の保護は必要か - 本しゃぶり

                                                                            世の中は見た目が良い人の方が有利である。 ならば見た目が悪い人は保護するべきではないか。 この主張を掘り下げてみた。 ブサイクを法律で守る 目次に書かれたこの章題を見た時、「さすがに無茶だろ」と思った。しかし本を読み進め、この章にたどり着いた時には「たしかに一理あるな」と変わっていた。読んでいた本は『美貌格差 ―生まれつき不平等の経済学』である。 美貌格差―生まれつき不平等の経済学 作者:ダニエル・S・ハマーメッシュ東洋経済新報社Amazon 本書は、人の容姿による経済的な影響を示した本である。多くの人が直感的に「美人は得で、ブサイクは損」であると思っている。だがそれは、どの程度の差なのか、男女で容姿が収入に与える影響は異なるのか、といったことは、人によって意見が異なるだろう。本書はそれを定量的に調査した研究を示すのが良い。 そうやって容姿の経済的な影響を調べていくと、やはり容姿が優れてい

                                                                            見た目が不自由な人の保護は必要か - 本しゃぶり
                                                                            • 【書評】反「女性差別カルチャー」読本 : 九段新報

                                                                              6月17 【書評】反「女性差別カルチャー」読本 カテゴリ:書評フェミニズム 広く表現の自由を守るオタク連合@hyougenmamoru届いたので読みます。 https://t.co/bVSBWeVing2022/06/14 19:30:11 今回はこちらの1冊。入手にいささか難儀しましたが、手に入ったのでさっそく読みました。 本書は日本に蔓延する「女性差別カルチャー」とでも言うべきものに関して、多くの筆者が短い文章を寄せたものになっています。著者は小川たまか氏、隠岐さや香氏、能川元一氏などです。 『刊行にあたって』によれば、本書が制作されたきっかけは呉座勇一のハラスメントを契機として公開された、いわゆるオープンレターがバッシングを浴びたことでした。しかし、本書の内容は演劇界や映画界における性暴力からメディア批判、表現の自由戦士まで多岐にわたります。裏を返せば、それほど「女性差別カルチャー」

                                                                              【書評】反「女性差別カルチャー」読本 : 九段新報
                                                                              • 「世の中の理不尽さ」や「不都合な真実」を強調して、それでどうするの?(読書メモ:『ただしさに殺されないために』) - 道徳的動物日記

                                                                                ただしさに殺されないために~声なき者への社会論 作者:御田寺圭 大和書房 Amazon いま執筆を進めている「反ポリコレ本」の参考になるかと思って『ただしさに殺されないために〜声なき者への社会論』を読んでいるけれど、案の定、まったく面白くない。 Amazonレビューにもある通り、「身もふたもない現実」や「不都合な真実」、世の中に存在する残酷さや不条理さを指摘するだけであり、その現実や不条理さについて社会はどう向き合うべきか、個人はどうやって対処するべきか、といった前向きな提言や解決策はほぼない*1。 さらに言うと、この本のなかで提示されている「現実」や「真実」は実に恣意的に選択されている。たとえば、昨今では男性に比べて女性だけが解放されたり社会的に尊重されていたりすることを何度も取り上げて、そのことが(弱者である)男性に対してもたらす苦痛や苦悩や理不尽さといったものが繰り返し強調されるが、

                                                                                「世の中の理不尽さ」や「不都合な真実」を強調して、それでどうするの?(読書メモ:『ただしさに殺されないために』) - 道徳的動物日記
                                                                                • 「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム

                                                                                  このあいだ小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』(講談社現代新書、2022年)を読みました。 本書の話をする前に、著者の小熊英二さん(1962~)について。それが本書を語るうえで大事なのです。ご存じの方も再確認ということで。 *** 小熊さんは著名な社会学者で慶応義塾大学教授。東京大学の農学部を卒業後、岩波書店に数年勤務しましたが、東大の社会科学系の大学院に入りなおして博士号を取得。 大学院在学中に、修士論文を書籍化した『単一民族神話の起源』(1995年)が出版され、評判となる。 その後は博士論文にもとづく『〈日本人〉の境界』(1998年)や、『〈民主〉と〈愛国〉』(2002年)、『1968(上・下)』(2009年)などを著す。これらの代表作はいずれも、近現代の日本の社会・思想を扱った学術的な大著です。このほかにも、話題になったいくつもの著作がある。 それらの仕事は高い評価を得ていますが、

                                                                                  「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム