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杉田俊介の検索結果241 - 280 件 / 408件

  • 零塾 -0円ハウス Kyohei Sakaguchi-

    第0章 はじまり 0 2010年11月19日。僕は新しい朝を迎えた。なんか清々しい気持ちである。朝起きて、机に向かう。いつもだったら煙草を一服するのだが、全く吸いたくもない。今から歩き始めるのだから、もう酩酊する必要がないのだ、とその瞬間に気付いた。パソコンを起動し、メールを開く。日記を今まで書いてくれてありがとうというたくさんのメールに僕は本当に泣いてしまった。おつかれさまでしたと書いてあった。そして始まるのですね、と。かと言って何をするのかは僕にはまだよく分かっていない。しかし、とにかく零塾を始めようではないか。一昨日の佐々木中とのトークショーのことを思い出す。そこで出てきたジャック・ラカン、サミュエル・ベケット、ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオという三人の作家のことが気になり、ウィキペディアでまずはチェックと思って開いた途端に、僕は鳥肌が立ってしまった。なんと、その三人の作家

    • 元増田です。 荻上チキ氏や杉田俊介氏みたいな、差別問題に取り組んでいる..

      元増田です。 荻上チキ氏や杉田俊介氏みたいな、差別問題に取り組んでいる人たちが絶賛しているのがすごくショック。 在日朝鮮人の方が殺人をするマンガを書いたら、絶対、差別だと糾弾されるはずなのに、なぜ、統合失調症患者ならOKなのか。絶賛するのか? 彼らの反差別に、われわれ精神障害者は含まれていないのか。 本当に、絶望と悲しみと怒りが沸いてくる。 7/20追記 杉田俊介氏に応答していただけました。 https://togetter.com/li/1747129

        元増田です。 荻上チキ氏や杉田俊介氏みたいな、差別問題に取り組んでいる..
      • 杉田俊介さんのツイート: "『シン・ゴジラ』について批判的なコメントをしたら、激怒した批判者たちが――なぜか政治家・官僚・自衛隊・監督たちの目線に極度に同化(一体化)している

        杉田俊介 @ sssugita 批評家。非常勤講師。今年は介助者お休み中。新刊『長渕剛論――歌え、歌い殺される明日まで』(毎日新聞出版、2016年4月26日)。近刊予定→『男の弱さを問いなおす』(集英社新書)、『「ジョジョ」論』『宇多田ヒカル論』。既刊→『宮崎駿論』『無能力批評』『フリーターにとって「自由」とは何か』等。

        • 稀にライトノベルを読むよ^0^/

          DC、今回は自分の好きなミュートリアで最初から最後まで走り抜けました! ミュートリアめちゃくちゃよいテーマなのでみんな使いましょう#マスターデュエル #デュエリストカップ pic.twitter.com/hkyTkI3n5t — ぬんぬん@金曜西め59b (@numenunu) 2022年12月19日 DCで使った烙印サンドラミュートリアについての解説です ↓前回までの記事 最終デッキレシピ デッキ解説 環境に対する役割 カード別解説 手札誘発について サンダードラゴンカードについて 烙印カードについて ミュートリアカードについて 最終デッキレシピ メインデッキ 増殖するG*2 灰流うらら*3 被検体ミュートリアM-05*2 被検体ミュートリアST-46*2 アルバスの落胤 デスピアの導化アルベル 雷電流 - サンダー・ドラゴン*3 雷鳥龍 - サンダー・ドラゴン 雷獣龍 - サンダー・ド

            稀にライトノベルを読むよ^0^/
          • みずもり亭日誌2.0

            もちろん、『君の名は。』も『聲の形』(山田尚子監督)も素晴らしい作品だった。『クリード』(ライアン・クーグラー監督)や『レヴェナント』(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)も捨てがたい。もちろん、『シビル・ウォー』(ルッソ兄弟監督)や『ローグ・ワン』(ギャレス・エドワーズ監督)といったシリーズものも楽しかった。 が、やっぱり今年印象的だったのは邦画の健闘だろう。もちろんアニメも含めて。2016年は日本映画、アニメ映画の歴史の分岐点となるかもしれない。この異常と言ってもいい状況は続くのだろうか。 安易に「ハリウッドは死んだ」とか「日本映画界に未来はない」などとほざくのは慎みたい。来年はどんな傑作に出会えるだろう。楽しみだ 『シン・ゴジラ』と同じく、ある種の「原子力映画」と呼べなくもない。もちろん、「戦争映画」「反戦映画」でもあるのだが、「食映画」でもある。描かれる人々はヒロイン含めて

              みずもり亭日誌2.0
            • 限界研blog

              作家になりたい。なかでもミステリ作家になりたい。 そう思うミステリファンは、今も少なくないと思います。 なにを隠そう、僕もそうしたミステリファンのひとりでした。 今では、ミステリの評論をちらほら書くという立場になっておりますが、心のどこかでその夢がちらっと頭をもたげることがないとはいえません。 先日とある評論書のあとがきに、作家志望に向けた言葉を書いたこともありますが、あの言葉の裏にはかつて若かった自分の反省からのものもあったように思います*1。 ひとつの作品をかたちにするということは本当に難しい。 推理小説作法 増補新版 (中公文庫) 作者:土屋隆夫中央公論新社Amazon 先日発売された土屋隆夫『推理小説作法 増補新版』は、小説誌「EQ」に1991年から1992年まで連載された創作論を柱としてまとめられた本です。そのため、2024年のいまとは状況や認識が異なるところがあるのは否めません

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              • 【乗るしかないでしょう】杉田俊介曰く『天気の子』はネオリベらしい【「新自由主義批判」批判というビッグウェーブに】 - 曇りなき眼で見定めブログ

                またもや杉田俊介批判。今回は杉田先生の『天気の子』論を取り上げる。 gendai.media 疑問点を逐一取り上げていたら↓みたいにタタリ神になってしまうので、論点を絞る。 cut-elimination.hatenablog.com 具体的には、杉田先生が『天気の子』とそのセカイ系的側面を「新自由主義」「ネオリベ的」と評していた点を取り上げる。何故かというと、いま「くちなし」さんという人の「「「新自由主義」批判」批判」ブログ記事が話題なので便乗するため。 kozakashiku.hatenablog.com くちなしさんは私より若いっぽくて私より後にはてなブログを始めたっぽいのに私より遥かに質の高い記事を書いてバズっているので尊敬している。ちなみに杉田先生もこのくちなしさんの記事を読んだらしく、こんなツイートをしていた。 この冷笑的で権威的で煙に巻く感じ、なんか懐かしいな… https:

                  【乗るしかないでしょう】杉田俊介曰く『天気の子』はネオリベらしい【「新自由主義批判」批判というビッグウェーブに】 - 曇りなき眼で見定めブログ
                • 長渕剛との対話〜人間にとって「暴力」って何ですか?(杉田 俊介) @gendai_biz

                  長渕剛とはいったい何者か——。 長渕の歩みを見つめる時、そこに浮かび上がってくるのは、「男らしさ」や「日本人であること」をめぐる様々な矛盾と葛藤であり、かつ、それらの問題を背負い、つまずきながらも、成熟を重ねてきた姿である。 長渕剛という一人の人間と、その歌について考え抜くことで私たちの生きる〈時代〉をも炙り出す傑作評論、杉田俊介『長渕剛論 歌え、歌い殺される明日まで』(毎日新聞出版)が4月26日に刊行される。本書より、この気鋭の文芸評論家と長渕剛本人との対話を特別公開! TEXT 杉田俊介 長渕剛との初対面 長渕剛についてのこの一冊の本を書き進めている途中に、僕は、長渕その人と数度、会って話すという機会を持った。 初めて会ったのは2015年11月。中目黒駅のそばにある長渕の個人事務所オフィスレンを訪ねた。その前月に出た文芸誌「すばる」に発表した長渕剛論を、本人が読んで、何か感じるものがあ

                    長渕剛との対話〜人間にとって「暴力」って何ですか?(杉田 俊介) @gendai_biz
                  • 7.26障害者殺傷事件

                    ◆山下 寛久/立岩 真也 2020/03/23 「被告の姿私たちとつながる 暗い見立て直さないとダメ」,『朝日新聞』2020-03-23神奈川県版:21 ◆宮城 良平/立岩 真也 2020/03/23 「相模原殺傷事件判決を機に・3」,共同通信配信記事 ◆立岩 真也 2019/12/** 「ともに生きることと優生思想 社会学者・立岩さんの視点――相模原事件を考える~公判を前に」,『毎日新聞』2019-12-18(紙版) ◆立岩 真也 2019/12/18 「ともに生きることと優生思想 社会学者・立岩さんの視点――相模原事件を考える~公判を前に」,『毎日新聞』2019-12-18(電子版) ◆立岩 真也 2019/07/20 「やまゆり園事件から3年 「生きる価値」の大切さ問う」,『朝日新聞』2019-07-20朝刊 ■本(17冊・未整理) ※●以下でとりあげた3冊 ◆立岩 真也 2019/

                    • 立岩真也「「死ぬ権利」を整備する前に考えるべきこと」

                      ※取材を受けて取材した方が原稿化したものが送られてきたが(A)、なおした方がよいと思ったのでなおしたものを送った(B)。さらに同日、字数超過を少なくしたものを送った(C)。それと別のものが送られてきた(D)。→結局この原稿は使われなかった。 ↓ということなので、別に書いたものをご覧いただけばありがたいです。 ※2019/01/15にニコニコ動画での実況討論会?に出ることになっています→[2019/01/15]。また2019/02/02に企画があり、私も出ます。→[2019/02/02] ■A 編集者から送られてきた原稿 ■B 送られてきた原稿に代えて使ってほしいと送った原稿(26日16時頃) ■C 送った原稿を短くして字数の規定に合わせた原稿 ■D 編集者から送られてきた原稿にコメントしたもの ■送られてきた原稿 <「死ぬ権利」を整備する前に考えるべきこと> 立岩真也・社会学者、立命館大学

                      • 京フェス2014東浩紀大論戦からの番外代理戦からの和解

                        東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma 杉田俊介 @sssugita 氏の「東浩紀論」(新潮11月号)を読んだ。ぼくが主題なのでどう書いても党派的な応答に聞こえるのだろうけど(といっても氏とはほとんど会ったことがない)、当事者としては、いままでぼくについて語られたあらゆる言説のなかでもっとも嬉しいもののひとつでした。 東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma どこがどう嬉しかったかは書きませんが、ぼくの古い読者のなかにも、いまに至るぼくの仕事の一貫性や拡がりをきちんと理解してくれるひとがいることがわかり、とても勇気づけられました。最近は、自分の古い読者に、というかそういう読者しか集めてこなかった自分に絶望していたので、ひとしおでした。

                          京フェス2014東浩紀大論戦からの番外代理戦からの和解
                        • 藤田直哉 - Wikipedia

                          北海道札幌市生まれ[2]。北嶺高等学校中退後、大検を経て早稲田大学第一文学部(文芸専修)に入学。 2003年、早稲田映画まつり入選。2014年東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻修了[2]、「筒井康隆「超虚構理論」の生成と発展」で博士(学術)。 2008年2月、スティーヴン・キング『ダーク・タワー』を論じた「消失点、暗黒の塔――『暗黒の塔』第5部、6部、7部を検討する」で第3回日本SF評論賞選考委員特別賞を受賞。2008年3月から2009年8月にかけて行われた『東浩紀のゼロアカ道場』に参加。2013年7月、『情況別冊 思想理論編 第2号』(2013年6月号別冊、情況出版)に「ゼロ年代批評の政治旋回――東浩紀論」発表。2014年4月、『虚構内存在――筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』(2013年2月、作品社)にて第67回日本推理作家協会賞評論その他部門最終候補。 2016年5月

                          • Kawakita on the Web:東浩紀氏講演会「裏波状言論」参加

                            三省堂本店で開催された東浩紀氏の『波状言論S改』出版記念講演会「裏波状言論」に参加してきました。聞き手は東氏の主催されたメールマガジン「波状言論」の16・18号「自然・批評・祈り―舞城王太郎について」でデビューされた福嶋亮大氏。 メールマガジン『波状言論』のページ:http://www.hajou.org/hajou/ ※要注:以下のものは私が見聞きしてきたことを書き留めたものであり、発言者の真意を正確に反映しているとは限りません。 トークでは大きなテーマとして『波状言論S改』のサブタイトル「社会学」「メタゲーム」「自由」について語られました。 社会学の危うさとして、本の内容自体よりも内容の社会位置づけを読んでしまい実際読んでいないのに読んでしまったように語れてしまうことだそうです。昔は「何か(≒弱者)のため」に知識や思想を学びえたけれど今はテーマをいかにうまく説明するかという精緻化させる

                              Kawakita on the Web:東浩紀氏講演会「裏波状言論」参加
                            • 本屋勤め人、等々力哲

                              読後直後は一定の興奮状態であって、そのときなりの感想は記すことが出来る。しかし、勢いで記していいものだろうか、と迷っていて、そうこうしているうちに随分と時間が経った。杉田俊介さんの『長渕剛論』(毎日新聞出版)である。 杉田さんと同世代(学年は一つ違いかもしれない)の僕も、長渕さんに一度ハマり、しばらくして離れ、そのまま戻ってくることなく今まで来ている。同世代でしか通用しないであろう昔話を、それとしてあれこれ書き連ねることはできるけれども、さて、そうしたところで何になるか、そんな風にも思ったのだった。 『親子ジグザグ』の再放送を小6のときに友達が見ていたのが最初のきっかけで、「ろくなもんじゃねえ」にはまり、なぜか当時住んでいた香川ではほどなくして「家族ゲームⅡ」の再放送があり、「家族ゲーム」は見たかどうかいまいち覚えていない。中学の時が「とんぼ」でドはまり、上京して新宿西口をぶらついた時にあ

                                本屋勤め人、等々力哲
                              • 「男らしさ」は死ぬまで否定するしかないのか。長渕のように矛盾を抱えながら、おだやかに生きる男性の生き方とは/杉田俊介×西森路代【3】 - wezzy|ウェジー

                                4月に『長渕剛論』(毎日新聞出版)を出した批評家・杉田俊介さんと、女性性・男性性に関する映画批評をmessyで連載しているライター・西森路代さんの「男らしさ」対談。「マッチョな男らしさ」を否定する先に「新しい男らしさ」は見つかるのか。全3回。 ・否定形で語られる「男らしさ」から、「男らしくない男らしさ」の探求へ ・模索される「新しい男らしさ」は、マッチョに回帰するのか。いま必要とされている長渕剛成分。 杉田 今年の10月頃に、集英社新書から「男の弱さ」についての本を出す予定です。男の中のミサンドリー(男性嫌悪)はどこから来るのか、という話からはじめています。そういえば、僕が惹かれる人って、長渕剛さんでも宮崎駿さんでもそうだけど、ミサンドリーが強い人が多い気がします。いずれ村上春樹についても書きたいし……。 西森 気になったんですけど、ミサンドリーのない男の人もいるんですかね。 杉田 薄い人

                                  「男らしさ」は死ぬまで否定するしかないのか。長渕のように矛盾を抱えながら、おだやかに生きる男性の生き方とは/杉田俊介×西森路代【3】 - wezzy|ウェジー
                                • 【ネタバレ有】映画「アウトレイジ最終章」 感想・レビューと11の疑問点を徹底解説!/北野映画の集大成として見ておくべき作品でした! - あいむあらいぶ

                                  2017年10月31日最終更新 かるび(@karub_imalive)です。 10月7日に公開された北野武監督の新作「アウトレイジ最終章」を見てきました。北野作品の中でも、エンタメ的要素が強い「アウトレイジ」シリーズの最終作です。 早速ですが、映画を見てきた感想やレビュー、あらすじ等の詳しい解説を書いてみたいと思います。 ※本エントリは、後半部分にてストーリー核心部分にかかわるネタバレ記述が含まれますので、何卒ご了承ください。できれば、映画鑑賞後にご覧頂ければ幸いです。 1.映画「アウトレイジ最終章」の予告動画・基本情報 2.映画「アウトレイジ最終章」人物相関図・主要登場人物・キャスト 人物相関図 主要登場人物 3.途中までの簡単なあらすじ 4.映画「アウトレイジ最終章」の感想・評価 3作通じて、徹底的に人間の弱さ・ずるさ・醜さを描き続けたシリーズだった 1作ごとに微妙に作風が違っている「

                                    【ネタバレ有】映画「アウトレイジ最終章」 感想・レビューと11の疑問点を徹底解説!/北野映画の集大成として見ておくべき作品でした! - あいむあらいぶ
                                  • 「野宿者/ネオリベ/フリーター」 ―アンダークラスの共闘へ― - 実物日記 ― but today, they're all gone.

                                    http://www.junkudo.co.jp/newevent/evtalk.html#nozyuku 19:00から池袋ジュンク堂の4F喫茶で、「〈野宿者襲撃〉論」(生田武志、人文書院)、「ネオリベ現代生活批判序説」(白石嘉治・大野英士編、新評論)、「フリーターにとって「自由」とは何か」(杉田俊介、人文書院)の3冊の刊行記念トークイベント。昨年読んだ「フリーターにとって「自由」とは何か」の力強い言葉に一度本人を見てみたいと思い。以下、気になったポイントをかいつまんで。自分が解釈した要旨であり発言の正確な複写を意味しない。 2006年は野宿者(生田氏はホームレスという用語をあえて使わず)への「排除」と「襲撃」が本格的に強まった年に位置づけられる 生田武志氏によれば野宿者において「個人的には「2006年は排除の年」と位置づけている」*1 また行政による「排除」と一部の若者などによる「襲撃

                                      「野宿者/ネオリベ/フリーター」 ―アンダークラスの共闘へ― - 実物日記 ― but today, they're all gone.
                                    • 桜流し - Wikipedia

                                      「桜流し」(さくらながし)は、2012年(平成24年)11月17日よりデジタル配信されている宇多田ヒカルの楽曲である。また、12月26日にはDVDシングルが発売された。オリジナル楽曲の配信限定シングルとしては1作目にあたる。 背景[編集] 「桜流し」は、宇多田ヒカルが「人間活動」として活動を休止して以来初のシングルである。配信限定のシングルとしては、2009年の「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」以来、約3年振りとなり、新曲の発表はおよそ2年ぶりとなる。本楽曲は自身が主題歌を務めてきた映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの第3作、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の主題歌として書き下ろされたもの[1]。 宇多田ヒカルは2010年に、「人間活動」として音楽活動を休止していた。2011年8月26日、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の最新作「Q Qui

                                      • 【読書感想】映画監督、北野武。 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

                                        映画監督、北野武。 作者: 北野武,森昌行,柳島克己,大杉漣,大森南朋,伊藤洋司,入江哲朗,上野昂志,荻野洋一,北村匡平,熊切和嘉,黒岩幹子,河野真理江,杉田俊介,數藤友亮,角井誠,武田砂鉄,月永理絵,土田環,冨樫森,南波克行,樋口尚文,深田晃司,藤井仁子,降矢聡,松江哲明,三浦哲哉,モルモット吉田,渡邉大輔,クリス・フジワラ,ミゲル・ゴメス,ジャン=ピエール・リモザン,クレモン・ロジェ出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2017/09/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る 内容紹介 北野武は北野武を超え続ける 『その男、凶暴につき』から 『アウトレイジ 最終章』(10月7日公開)まで。 北野武監督/出演俳優/スタッフへのロング・インタビューと、 充実の論考群とともに、映画監督・北野武の現在を思考する。 日本のみならず世界的な認知度、実績を

                                          【読書感想】映画監督、北野武。 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
                                        • 犬猫ウォーズ*: 『セキ☆ララ』公開に向けて

                                          九龍ジョー ◆ライター/編集者 ◆とくにインタビュー仕事ばかりやっているわけではありませんが、ウェブ上にあるのは… 杉田俊介インタビュー 前田司郎インタビュー 松江哲明インタビュー 磯部涼インタビュー ◆こんなのも… 『デメキング』復刊によせて 五反田団「ふたりいる風景」 『前略、大沢遥様』 ◆管理人しております… 快楽亭ブラックの出直しブログ ◆メールはこちらまで… kowloonjoe@gmail.com 明日、6月3日(土)より公開される映画『セキ☆ララ』について。 もともと『アイデンティティ』というAV作品だったこの『セキ☆ララ』。『アイデンティティ』からとくに過激なエロシーンをカットした劇場公開用バージョンが『セキ☆ララ』、という認識でまず間違ってないと思う。実際、ぼくは両方を、『アイデンティティ』はDVDで、『セキ☆ララ』は劇場試写で観たけど、内容的にはほとんど同じものとし

                                          • 杉田俊介 on Twitter: "リベラルな個人主義に基づく自由と平等を規範とする人々は、持ち家があるとか、ボーナスが出たとか、裕福な家族の幸せとか、そういうことを隠す(言いたがらない)という事情もありそう。欺瞞を突っ込まれるから。経済的な階級問題をなかったことに… https://t.co/KUZgsQUkkq"

                                            リベラルな個人主義に基づく自由と平等を規範とする人々は、持ち家があるとか、ボーナスが出たとか、裕福な家族の幸せとか、そういうことを隠す(言いたがらない)という事情もありそう。欺瞞を突っ込まれるから。経済的な階級問題をなかったことに… https://t.co/KUZgsQUkkq

                                              杉田俊介 on Twitter: "リベラルな個人主義に基づく自由と平等を規範とする人々は、持ち家があるとか、ボーナスが出たとか、裕福な家族の幸せとか、そういうことを隠す(言いたがらない)という事情もありそう。欺瞞を突っ込まれるから。経済的な階級問題をなかったことに… https://t.co/KUZgsQUkkq"
                                            • 犬猫ウォーズ*: 『顔の美醜について』 テッド・チャン

                                              九龍ジョー ◆ライター/編集者 ◆とくにインタビュー仕事ばかりやっているわけではありませんが、ウェブ上にあるのは… 杉田俊介インタビュー 前田司郎インタビュー 松江哲明インタビュー 磯部涼インタビュー ◆こんなのも… 『デメキング』復刊によせて 五反田団「ふたりいる風景」 『前略、大沢遥様』 ◆管理人しております… 快楽亭ブラックの出直しブログ ◆メールはこちらまで… kowloonjoe@gmail.com テッド・チャン 『あなたの人生の物語』収録の小説。美醜失認処置、通称“カリー”という手法が実用化した近未来の話。カリーとは、統覚的失認というよりも、連想的失認と呼ばれるものに近い。つまり、この処置は、個人の視覚に干渉するわけではなく、自分の目で見たものを認識する能力に干渉する。美醜失認処置(カリーアグノシア)を受けた人間は、人びとの顔を完全に認識することができる。とがったあごと後

                                              • 2007-07-18

                                                萱野稔人の『国家と資本の関係をどうとらえるか?』を読みました。先日、僕は蔵研也の『リバタリアン宣言』のbk1書評で、リバタリアニズムは弱者を支える理論武装に成り得るかもしれないと、「上は市場原理、下は談合(助け合い)」の下流リバタリアン宣言をします。」と書いてしまいましたが、甘いのではないかと、疑念があったのですが、やはり、ちょっぴりシリアスなコメントが入りましたねぇ、僕がレスしたコメントを本文にあげます。 ありがとうございます。自分で「弱者的リバタリアニズム」のようなことを書きましたが、やはり無理があるんではないかと、自分で自分をいちゃもんつけたい部分がありますねw。 と言うのは森村進の『自由はどこまで可能かーリバタリアニズム入門ー』(講談社現代新書)のbk1書評で、小田中直樹さんが、結局、リバタリアニズムは「強者の理屈」だと書いていますが、そうかもしれないと僕自身揺らいでいるところがあ

                                                  2007-07-18
                                                • 外部なき時代の祈りの場所について - 未来回路製作所 Hatena店

                                                  宇野常寛氏の新著『リトル・ピープルの時代』を読んだ。前作の『ゼロ年代の想像力』から約3年、久々の単著だ。基本的な主張の軸は前作と変わらないが、変化として感じられたことの一つは、「大きなもの」への想像力を取り戻す思考を目指す、という志向性だ。 『ゼロ年代の想像力』においても宮台真司氏らの指摘があったが、宇野氏の言説は現代の政治哲学の先端と響き合っているといわれるが、今回の新著ではまったくクラスタが異なると考えられているとある政治哲学の主張との奇妙な響き合いを感じずにはいられなかった。 いささかアクテュアリティに乏しいと思われるかもしれないが、その主張がもっとも象徴的に現れているのはネグリ=ハートの『〈帝国〉』(原題『Empire』)という著作である。原書は2001年に、邦訳版では2003年に発行されている。 この両者は多くの共通点を有してるように思われる。 まず決定的に似ていると思ったのは、

                                                    外部なき時代の祈りの場所について - 未来回路製作所 Hatena店
                                                  • Amazon.co.jp: 無能力批評: 労働と生存のエチカ: 杉田俊介: 本

                                                      Amazon.co.jp: 無能力批評: 労働と生存のエチカ: 杉田俊介: 本
                                                    • 禁断のタグ[あとで書く]をつけたい最近の重要ブクマエントリ - umeten's blog

                                                      kasindouの日記 - オタクは死にました オタクの目 - オタキングの涙・・・・ - Brain News Network -「高みの見物」――存続するアーレフに対する“寛容”という名の放任 世界、障害、ジェンダー、倫理 - 究極のジェンダー・フリーの説明 観察者日記:after school and DENJIHA - フェミニズムは一人一派(by上野千鶴子) 蟻の生き方 MIYADAI.com Blog - 「ありのままの現実」が虚構と同じ意味しか持たなくなった後期近代、現実を濃密に生きるにはどうしたらいいか。頽落した反倫理的な処方箋を『ぼくを葬る』に見出す 厳粛なcollage/性・宗教・メディア・倫理 : 好きなだけ検便容器を壊せばいい/藤原正彦と特攻の精神 成城トランスカレッジ! ―人文系NEWS & COLUMN― - 『家族の痕跡』読書会チャット報告 アンカテ(Unca

                                                        禁断のタグ[あとで書く]をつけたい最近の重要ブクマエントリ - umeten's blog
                                                      • 田中ユタカ『初愛』 - katosのブログ

                                                        初愛   (バンブーコミックス COLORFUL SELECT) 田中ユタカ 竹書房 2012-02-27 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools 親切な同僚がわざわざ研究室までやってきて貸してくれたので読んだ。あの、未だその意味を汲み尽くされていない問題作『愛人-AI・REN-』でマンガ史に不朽の名を刻んだ田中ユタカによる、久しぶりの「美少女エロ」直球勝負(このラベルは少々不適切かもしれない。表紙はそのまんまだけど、中身では女の子だけでなく、男の子の肉体や息づかいも結構描かれるからだ)。毎回、短いページ数で、少女と少年の初体験を、ただそれだけを、繰り返し、ひたすら優しく描く。背景や物語はほとんど語られない。まるでラモーンズのロックン・ロールのような、ほとんどストイックなまでのシンプルさ。しかし(あとがきからもうかがえるが)このテーマとスタイルに関する作者の

                                                          田中ユタカ『初愛』 - katosのブログ
                                                        • 「ルックバック」を手放しで絶賛している批評家はあんまセンスない - あままこのブログ

                                                          最近いい子ちゃんな記事ばっか書いていたので、たまには煽り記事を。 anond.hatelabo.jp 先日とりあげた amamako.hateblo.jp 「ルックバック」というマンガについて、批評家の荻上チキ(id:seijotcp)氏や杉田俊介(id:sugitasyunsuke)氏が絶賛していたそうで。 で、この匿名ダイアリーの記事を書いた人はそれに失望しているということだそうです。 (ただ一応注釈をしておくと、荻上氏は知りませんが、杉田氏の方は以下のツイートにあるように 名指しで批判されている。↓は今朝書いたが、他人のツイートに触発されてのことであり、自分の認識がぬるいと言わざるをえない。物語の必然に従ってあのような犯人像が選ばれたのか、作品の価値判断はどうあるべきか、根本的に考え直したい。まずは偏見の助長に無防備に荷担した点をお詫びしたい。— 杉田俊介@「対抗言論」2号刊行されま

                                                            「ルックバック」を手放しで絶賛している批評家はあんまセンスない - あままこのブログ
                                                          • Twitter / 杉田俊介: 「バックラッシュとは言わないがフェミが苦手な男子」「 ...

                                                            「バックラッシュとは言わないがフェミが苦手な男子」「異性を傷つける性を半分自覚したオタク男性」的な人々(男以外のジェンダーを含むが)の各種欲望を解放した面もあるのかな。そこにカオスがある。言わば「ライトレイプ」の肯定。欲望を解放していいんだ。時代=環境の最先端なんだから。と。 6:15 AM May 12th webから

                                                            • 告知:『ユリイカ』安彦良和特集号に寄稿します/他宣伝 - ピアノ・ファイア

                                                              http://www.seidosha.co.jp/index.php?%B0%C2%C9%A7%CE%C9%CF%C2 青土社の公式サイトに出てましたので、こちらでも告知します。 8月27日に出る『ユリイカ 9月号 特集*安彦良和』に、イズミノウユキ名義の漫画論を寄稿させて頂きました。 ちょっと特集の目次もそのまま引用してみますね。 【共鳴する画魂】 戦争を描く、人間を掴む / 安彦良和×伊藤悠 【ヴィルトゥオーゾかく語りき】 歴史の忘却と捏造に抗して 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 という挑戦 / 安彦良和 [聞き手・構成=更科修一郎] 安彦良和、線のエロス / 竹宮惠子 [聞き手=編集部] 【サブカルチャーにおける/としての 〈戦後史〉】 安彦良和と戦後思潮 / 呉智英 狗としての王道 / 大澤真幸 仮面と反語の男、あるいは若くもない反抗者の肖像 / 上野俊哉 ガンダム・

                                                                告知:『ユリイカ』安彦良和特集号に寄稿します/他宣伝 - ピアノ・ファイア
                                                              • 犬猫ウォーズ*: プロレスの向こう側で演劇と出会う

                                                                九龍ジョー ◆ライター/編集者 ◆とくにインタビュー仕事ばかりやっているわけではありませんが、ウェブ上にあるのは… 杉田俊介インタビュー 前田司郎インタビュー 松江哲明インタビュー 磯部涼インタビュー ◆こんなのも… 『デメキング』復刊によせて 五反田団「ふたりいる風景」 『前略、大沢遥様』 ◆管理人しております… 快楽亭ブラックの出直しブログ ◆メールはこちらまで… kowloonjoe@gmail.com 連休真っただ中の木曜、後楽園ホールで観戦したマッスルハウス2。文句なく素晴らしかった! プロレスと演劇の近親性について考える。いうまでもなく、「演じる」という演劇的要素はプロレスの最も重要なエレメントである。それまでどこか「もさったい」レスラーだったアントニオ猪木が当時妻だった女優・倍賞美津子のアドバイスによって目線までコントロールできる超一流レスラーへと脱皮したのはよく知られた

                                                                • 2006-02-09

                                                                  私は当ブログや公的原稿で、ひきこもりは「ニートの最深刻層」と書いてきた。 これについては、当blogへのTBのほか、私の知る限り*1、以下のお二人が触れてくださっている。 以下、お詫びして訂正しなければならない(ごめんなさい・・・)。 『ユリイカ』2月号「特集・ニート」(p.72)、栗原裕一郎(id:ykurihara)氏: フリーターとひきこもり、ニートは、究極的には個人と社会との接触不良に起因するという点で地続きの問題系としてあるだろう(ひきこもり経験者でこうした問題に果敢にコミットしている上山和樹は「ニートの最深刻形がひきこもり」と定義している(『ユリイカ』二〇〇五年四月号)。 『フリーターにとって「自由」とは何か』(p.30)、杉田俊介(id:sugitasyunsuke)氏: 『「ひきこもり」だった僕から』を上梓した上山和樹は、ひきこもりを「ニートの最悪系」と捉える(Freezi

                                                                    2006-02-09
                                                                  • 批評家とは何か - 青空研究室

                                                                    佐々木敦さんが、BRAINZという塾を作って「批評家養成ギブス」という講座を開いているらしいという話は、立場上やはり気にはなっていたのだが、その講義録が書籍化されたようなので、さっそく読んでみた。 「批評家養成ギブス」と言うぐらいだから、批評文を書くための実践的なコツを教えてくれるんだろうと期待して読んでみると、実際には「批評とは何か」論のようなものがメインなので「あれ?」と思って、本の表紙をちゃんと見直したら、『「批評」とは何か?』というのがこの書籍のタイトルで、「批評家養成ギブス」は副題だったのでした。(ブレインズ叢書1) 「批評」とは何か? 批評家養成ギブス (ブレインズ叢書)作者: 佐々木敦出版社/メーカー: メディア総合研究所発売日: 2008/12/13メディア: 単行本(ソフトカバー) ただ、批評家を「養成」しようと思うなら、まずはその「批評」とか「批評家」っていうのは、いっ

                                                                    • ヘイトではない代案、「弱者男性」たちの出口探し 批評家・杉田俊介インタビュー(下)

                                                                      趙:ここ数年の間に「弱者男性」に関する本を3冊出されました。インタビューで一番焦点を当てたかった点はこの部分です。1990年代から日本では男性学の流れが少しずつありましたね。途中でちょっと途切れたようですが。 杉田:そうですね。日本では一九九〇年代に「男性学の時代」と呼ばれた時期がありました。グラムシ研究者の伊藤公雄さんらが初期の代表的な論客で、「男らしさの鎧を脱いで、自分らしく生きよう」と主張しました。その後、様々な自治体で男性学講座が開催されたりもしました。ただ、そうした動きは、基本的には会社を引退したあとのサラリーマン層が中心だったように思います。そうした流れがある程度普及すると、男性学の役割はあたかも達成されたような雰囲気になって、いったんは収束してしまいました。 趙:「性的弱者」という言い方はありましたよね。1990年代後半に上野千鶴子と宮台真司の対談が話題になりました。「コミュ

                                                                        ヘイトではない代案、「弱者男性」たちの出口探し 批評家・杉田俊介インタビュー(下)
                                                                      • 弱さをキーワードに男性性を分析する

                                                                        批評家・杉田俊介は日本でどのような存在なのか。彼の代表作を羅列するだけではうまく伝わらないかもしれない。『無能力批評:労働と生存のエチカ』(2008)、『宮崎駿論:神々と子どもたちの物語』(2014)、『長渕剛論』(2014)、『戦争と虚構』(2017)、『ドラえもん論:ラディカルな「弱さ」の思想』(2020)、『ジャパニメーションの成熟と喪失』(2021)、『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か:MeTooに加われない男たち』(2021)、『橋川文三とその浪曼』(2022)、『男がつらい! 資本主義社会の「弱者男性論」』(2022)... 労働運動、政治思想、障害、フェミニズム、芸能、アニメーションなど、彼の執筆領域は一見しても非常に広い。これらのテーマを貫く視座は日本の能力主義と自己責任論に対する強い批判意識である。ここ数年は同僚たちと共に雑誌『対抗言論:反ヘイトのための交差路』

                                                                          弱さをキーワードに男性性を分析する
                                                                        • 「ヘイト」に対抗するための言論誌を作ります!

                                                                          はじめに・ご挨拶 このたび、批評家の杉田俊介と、日本文学研究者の櫻井信栄を編集委員とする雑誌企画、『対抗言論』を創刊します。 いま、私たちの生活する日本社会には、さまざまな種類の差別、もしくは「ヘイト」があふれています。マスメディアやネット上だけでなく、公共の空間でも、外国人や移民に対する無意識のレイシズム、特定の民族への意図的な中傷、歴史の書き換え、性差別、障害者や生活保護受給者などへの偏見が、あとを絶ちません。 社会制度に原因があるはずの非正規労働者の貧困問題も、本人の努力不足や「生産性」のなさ、「自己責任」として揉み消され、人として当たり前の尊厳を求める主張や運動にさえ匿名の冷笑が浴びせられる、殺伐とした世界。 そんな状況のなかで、私たちが隣人に対する「ヘイト」を自分自身の問題として見つめ、内側から乗り越えていくための批評/文学/学問の可能性を考えるために、ささやかな雑誌をつくりたい

                                                                            「ヘイト」に対抗するための言論誌を作ります!
                                                                          • 知識人の品性とは何だろうか〜ある大学教師のブログ「閉鎖」を巡って - 新理事長日記

                                                                            本エントリーは、予定稿を急遽差し替えて、掲題について少しく考えを巡らせたい。私もときどき覗かせてもらっていた、ある大学教師ブログ(東大助教授で教育社会学者の本田由紀さん所有の「もじれの日々」)が、突然の「中止宣言」の後、少なくないらしい彼女のブログ・ファンに惜しまながら28日を以って「閉鎖」された。正確には、「追い込まれた」のである。 「閉鎖」に至るブロガーの心情がいかばかりか測り知れぬが、彼女が決意した理由は誰の目から見ても明らかなのである。それは、さる労働官僚出身者(現在はさる大学の教授)による、過度に執拗なる‘口撃’がおそらく引き金になっていることだ。ことの発端は、ある有名企業の一幹部社員の(ある会議での)発言を捉えた本田さんが、自分のブログにそのことを取り上げ、現在の若者の就労状況とその将来展望について、その発言から何がしかのヒントを得た、そういう報告を兼ねたエントリーに対してであ

                                                                            • 否定形で語られる「男らしさ」から、「男らしくない男らしさ」の探求へ/杉田俊介×西森路代【1】 - wezzy|ウェジー

                                                                              2016.08.13 否定形で語られる「男らしさ」から、「男らしくない男らしさ」の探求へ/杉田俊介×西森路代【1】 今年4月、『長渕剛論 歌え、歌い殺される明日まで』(毎日新聞出版)を上梓した批評家の杉田俊介さん。歌手・長渕剛が持つ、複雑で、矛盾を内包した「男性観」「日本人観」に肉薄したことで話題になっています。「男らしさ」をテーマにした書籍や映画が続々と生み出され、問題意識が高まりつつある近年。私たちはいま「男らしさ」をどのように捉え、語っていくべきなのか。messyにて、映画の中で描かれる女性性・男性性についての批評を連載しているライターの西森路代さんと、「男らしさ」「暴力性」について存分に語り合っていただきました。 ――近年、「男らしさ」について言及されることが増えています。それらは主に「男性が抱えている生きづらさは、その人が縛られている『男らしさ』によるものなのではないか」という問

                                                                                否定形で語られる「男らしさ」から、「男らしくない男らしさ」の探求へ/杉田俊介×西森路代【1】 - wezzy|ウェジー
                                                                              • 『思想地図』創刊記念フェア開催! - masayukisakane’s diary

                                                                                NHKブックス別巻 思想地図 vol.1 特集・日本 作者: 東浩紀,北田暁大出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2008/04/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 30人 クリック: 1,047回この商品を含むブログ (161件) を見る 待ちに待った思想雑誌『思想地図』がついに創刊されました。とにかくうれしいのが執筆陣が若いこと。東浩紀(1971年生)、北田暁大(1971年生)を筆頭に大半が1970年以降生まれです。世間一般の感覚からすれば、「じゅうぶんオッサンじゃん!」って感じでしょうが、思想界はまだまだ柄谷行人(1941年生)、浅田彰(1957年生)といった世代の論客たちの影響下にあるので、これはちょっとした事件なのであります。という訳で、 書店員も動きます ! 仕掛けます !! フェアやります !!! お向かいの「じんぶんや」さんが《vol.1》の内容に即したコアな

                                                                                  『思想地図』創刊記念フェア開催! - masayukisakane’s diary
                                                                                • 前回の補遺――いまキャラがもてはやされているのはなぜか? - 感情レヴュー

                                                                                  「ユリイカ」(2008年6月)の特集「マンガ批評の新展開」を読みながら、緻密な表現論がいくつかあって激しく羨ましくなるのと同時に、いまは「キャラとコミュニケーション消費」があると批評になる時代なんだなと改めて確認したしだい。 およそ10年前なら、「他者と表象(伝達−コミュニケーション)不可能性」があると批評になったものだけれど。もちろんそれは私小説批判――他者と出会い社会化せよ!――が優位だった時代である。ただし、その一方で、表象不可能な即物的文体が組織されたのもこの時代である。 つまり、「他者」に重きを置けば、社会化せよという啓蒙的な主張(柄谷派)になるし、「表象不可能性」に重きを置けば(高橋源一郎からはじまり『聖女伝説』とか『レストレス・ドリーム』とか)、(失語症・分裂病的なアンリーダブルゆえの)幼稚化し、ジャンク化する傾向(蓮實−絓派)になる、ということである。そしてこれはコインの表

                                                                                    前回の補遺――いまキャラがもてはやされているのはなぜか? - 感情レヴュー