大阪市立桜宮(さくらのみや)高校バスケットボール部の男子生徒が顧問教諭の体罰を受けた翌日に自殺した問題を受け、市教育委員会などが同校の全生徒約840人に体罰経験の有無を問うアンケートをしたところ、1割近くが「体罰を受けたことがある」と回答していたことがわかった。これまでに体罰が明るみに出たバスケ部、バレー部の他にも、複数の部や授業でも体罰が行われていたとみられる。 アンケートは市教委と市外部監察チームが共同で18日に実施。体育系2科の新入生募集を中止するかどうかを会議で判断する前日の20日夜、市教委が集計結果を5人の教育委員に開示した。委員はこれを見て、体罰はバスケ部顧問に限らず、校内で広範囲に行われてきたと判断。「桜宮高には抜本的な改革が必要」との認識で一致し、21日の募集停止に踏み切ったという。 市教委関係者によると、アンケートは教員には記名、生徒には無記名で実施。生徒には学年、科