何度もやっているうちに、一つの失敗が一つのノウハウになることを覚えた私は、「どうせ汚れるんだったら失敗例を蓄積しよう」と考え方を変えた。
2035年には50歳男性の3人に1人が未婚者になると言われる「生涯未婚」時代。10/25発売の週刊SPA!に掲載されている特集『[40歳独身]の危機』でのアンケートでも独身男性の実に50.4%の人が「生涯独身」を受け入れている。しかし、自由気ままな生活は突如思わぬ弊害を発生させるのも事実。ここでは、40代独身者の最期の瞬間について取り上げたい。 真夏のある日、東京都大田区にあるマンションの一室のドアを開けると、視界を完全に塞ぐほどの黒い虫の大群が襲いかかってきた。よく見ると、コバエだ。そして、部屋の奥から漂う強烈な死臭が防臭マスク越しの鼻をつんざく。 部屋で亡くなっていたのは、某上場企業の中間管理職だった42歳の独身男性(写真参照)。すでに死後1か月が経過し、腐乱した遺体から流れ出た体液は、畳裏の板張りにまで達していた。死因は糖尿病による合併症。糖尿病や精神疾患を患った男性は、長期療養のた
日々の体温を詳細に記したメモ書きは、39度を超えたある日を最後に途絶えていた-。新型コロナウイルスの影響で都市部を中心に医療提供体制が逼迫(ひっぱく)するなか、感染しても治療を受けられないまま、誰にも看取られずに自宅で死亡する患者が相次いでいる。親族からの依頼を受け、そうした部屋で遺品整理や清掃、消毒・消臭を担うのが特殊清掃業者だ。彼らが目の当たりにしたのは、住人が死の間際まで孤独と闘ったことをうかがわせる生々しい痕跡だった。 「コロナで亡くなった家族の部屋を片付けてほしい」 大型連休が明けた5月上旬、特殊清掃事業を請け負う関西クリーンサービス(大阪市東成区)にこんな依頼が寄せられた。 スタッフが向かったのは神戸市内の一軒家。コロナに感染した独居の住人男性(90)が4月末、治療を受けることなく亡くなったという。 防護服と特殊なマスクを身に着けた数人のスタッフが家に上がる。テーブルに並んでい
「世界で最も悲哀に満ちた仕事」 として海外サイトで特集されていたのは、日本のものだった。高齢化社会が進んでいる日本では、孤独死で亡くなる人は年間約3万人とも言われている。2015年のひとり暮らし高齢者は約600万人とも言われており、公営住宅 4分の1が単身高齢者である。 特に隣家との接触のない都市部などは、誰からも看取られることなくひっそりと亡くなり、死後数日から数ヶ月(長いケースでは1年以上という事例もある)経って発見されるケースが多い。 そんな孤独死した人の部屋を片付け、遺品処理を行うのが、「特殊清掃業者」と呼ばれる専門の業者である。腐乱した遺体は警官がすでに搬送した後であるが、汚れたままの洗い物、未開封の郵便物、数年前のカレンダーなど、主人のいなくなった部屋には生活の痕跡が生々しく残されたままだ。 今年3月、東京の下町にあるアパートで85歳の老人の遺体が発見された。死後1ヶ月は経過し
こういう仕事をしていると、遺された部屋の様子から、亡くなられた人の思いや葛藤を、望むと望まざるとにかかわらず垣間見てしまうことが少なくない。吐き出す場所もないので、ここへ書き込むことにする。 前提として、東京と周辺の夏の暑さは、もう人が住める限界を超えていると思う。とくに低収入でエアコンなしの部屋に暮らしている「弱者」たちから、実際に暑さで身体が溶けて亡くなっていくのだということを実感する。 先週入った現場は、40代男性の、いわゆる孤独死の後片付けだった。例によって冷房なしのアパートだった。防毒マスクをして臭いに覚悟をしながら入ったが、畳に残っていた体液の量はそれほどでもなかった。 ただ一瞬目を疑ったのは、床がすべて同じ、細長いビニール袋で埋め尽くされている様子だ。いくつかの袋にはフランスパンが食べかけのまま残り、カチカチになっていたり、一面黴に覆われて緑黒くなっていたりした。 男性が突っ
ダイヤモンド・プリンセス号(11万5875トン、乗客定員2706名、乗員1100名)で起こったクラスターを覚えておられるだろうか。2020年2月、乗客・乗員3711人の約2割に当たる712人が新型コロナウイルスに感染し、14人が死亡したあの事態を。 その船の除菌を担当した中にいたのは、特殊清掃業者だった。普段、孤独死などの現場で消臭・除菌を行う彼らはなぜその大役を担うことになったのだろうか。 現場作業を担当したひとり、特殊清掃・家財整理専門会社エバーグリーン(株式会社金田臨海総合)代表の大邑政勝氏にZoomで話を聞いた。当時、今より遙かに未知のウイルスだった新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)と対峙するという極限下で彼は何を食べていたのか。またその経験は、コロナ禍において、どのように役に立っているのか――。 エバーグリーン代表 大邑政勝氏 亡くなった方からの最期のメッセージ ――本日は
5.000件を超える特殊清掃実績! メモリーズが選ばれ続ける理由。 メモリーズでは個人の方はもちろん、不動産会社や管理会社、行政機関などの法人も含め、5.000案件を超える特殊清掃のご依頼を頂いております。 数多くいる特殊清掃業者の中から、メモリーズが選ばれ続けている理由とは? メモリーズには特殊清掃に必要な、 高度な技術があります。 特殊清掃とは、孤独死、事故死、自殺や殺人事件の現場となってしまった部屋など、通常の遺品整理とは異なり、文字通り「特殊な清掃方法を要する作業」のことを言います。 血痕や体液は通常の清掃では落ちず、専門技術を要します。 特殊清掃専門業者を自称する業者はたくさんいますが、実際には特殊清掃の専門知識と高い技術を持った業者は少なく、これまでにも『他社に依頼したが、血痕や臭いが微かに残っていて困っている』と、メモリーズに多くのご依頼を頂いていてきました。特殊清掃には高度
新型コロナウイルスに感染して亡くなった独居男性の自宅を、防護服を着て消毒する従業員ら=5月、神戸市(関西クリーンサービス提供) 日々の体温を詳細に記したメモ書きは、39度を超えたある日を最後に途絶えていた-。新型コロナウイルスの影響で都市部を中心に医療提供体制が逼迫(ひっぱく)するなか、感染しても治療を受けられないまま、誰にも看取られずに自宅で死亡する患者が相次いでいる。親族からの依頼を受け、そうした部屋で遺品整理や清掃、消毒・消臭を担うのが特殊清掃業者だ。彼らが目の当たりにしたのは、住人が死の間際まで孤独と闘ったことをうかがわせる生々しい痕跡だった。 【写真】感染して亡くなった男性の部屋 「コロナで亡くなった家族の部屋を片付けてほしい」 大型連休が明けた5月上旬、特殊清掃事業を請け負う関西クリーンサービス(大阪市東成区)にこんな依頼が寄せられた。 スタッフが向かったのは神戸市内の一軒家。
孤独死した人の自宅を清掃・消毒して原状回復する「特殊清掃業者」が急増している。業界団体によると、全国で5000社以上が参入しており、団体が民間資格の認定制度を始めた5年前から業者数は15倍超に膨らむ。高まる需要の背景に、家族・親族関係の希薄化が浮かび上がる。 特殊清掃業者は故人の住宅の管理人や親族らから依頼を受け、清掃や消毒のほか、遺品整理を請け負うこともある。孤独死の場合、遺体発見まで時間が経過すれば、室内の臭いや汚れがひどくなる。業者は特殊薬品や殺虫剤、電動のこぎりなどを使って室内を原状回復し、感染症予防のため防護服を着て作業することも多い。 業界関係者によると、特殊清掃は一部のリサイクル業者や引っ越し業者が始めたが、近年は葬儀や廃棄物処理など幅広い分野の業者の参入も目立つ。
特殊清掃のバイト合格したwwwwwwwww カテゴリ☆☆☆ 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 07:28:14.68 ID:SonsdAg/0 昨日決まってからwktkが止まらないwwwwww 月給なんと30万wwwwwwwwww 逆転人生始まったなwwwwwwwww やることも普通の清掃とほとんど変わらないらしいしw 俺完全勝ち組人生ktkrwwwwwwwww 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 07:28:35.77 ID:kuNQS8Vt0 やるじゃん 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 07:30:00.76 ID:5f/BQBpIP それが彼の最後の言葉であった 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/0
ーー『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』(共にテレビ東京)『情熱大陸』(TBS)などの経済ドキュメンタリー番組を日夜ウォッチし続けている映画監督・松江哲明氏が、ドキュメンタリー作家の視点で裏読みレビュー! 今回の番組:1月20日放送『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ) 名言の連発だった。 冒頭、いきなり竹内結子のナレーションで「ずっと一人で生きていくんだと決めていました」である。 さらに「仕事は現場が教えてくれるよ」「日本語の使い方間違えたら大変なことになるぞ」「弟子に必要としてるのは技術より人の心」と続くのだからたまらない。 僕はこの原稿の為に言葉をテキストに写しながら見ていたが、心のノートにも留めておこう。 『ザ・ノンフィクション 特殊清掃人の結婚』は、清掃会社の社長が恋人を家族に紹介するシーンから始まる。出前寿司を囲んで男の両親が「彼女が出来たということで幸せだよ」と笑う。で、カン
※以下は 【速報】俺んちのマンションから飛び降りた奴がいるwww スレより 323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/10(土) 15:46:20.20 ID:7ihLxQvC0 不動産で働いてる友達は老人が借りてた部屋行ったら腐ってったとか言ってったな 329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/10(土) 15:48:24.90 ID:y5zT0hLi0 >>323 学生ん時、その手のバイトやってた 腐乱の片付けはマジ悲惨 333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/10(土) 15:49:17.91 ID:OIYd0mKr0 Gさん湧いてた? >>333 Gいない 床が真っ白 さてなぜでしょう 344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/10(土)
2012年04月12日03:00 カテゴリ書評/画評/品評Love 生きるとは、片付けること - 書評 - 特殊清掃 出版社より献本御礼。 特殊清掃 特掃隊長 いずれどこかが本にすると思ってたけど、ディスカヴァーでしたか。 特殊清掃-特掃隊長 | Discover21 - 養老孟司の解説より 読んでいただけば、わかる。そういう本だから、じつは解説はいらない。 そうだとも言えるし、そうではないとも言える。わかりたくない、わからずにすませたいという気持ちが我々にあるからこそこの職業が成立するのだというのは確かで、その意味ではわからないのだし、しかしそういう気持ちが我々にあるのだということは、本書を読めばたしかにわかるのだから。 本書「特殊清掃」は、ブログ「特殊清掃「戦う男たち」」を書籍化したもの。特殊清掃とは、なにか?こういう清掃である。 特殊清掃-特掃隊長 | Discover21 仕事の内
緊急入室プラン 44%OFF 完全消臭プラン7 73%OFF 完全消臭プラン8 81%OFF 完全消臭プラン10 82%OFF オーダーメード 20%OFF 「孤独死はどうやって発見されるの?」 「孤独死として発見された場合どうなるの?」 近年、孤独死が社会問題となっており、万が一自分が孤独死をしたらどうなってしまうのか不安を感じている人も多いのではないでしょうか。 孤独死は、当事者と音信不通になり家やアパートを訪れたところで発見されることが多いです。孤独死は突然起こることなので、連絡を受けて対応に追われる親族に心身ともに大きな負担をかけてしまいます。 それだけでなく、火葬や葬儀、特殊清掃の費用と親族に支払ってもらわなければならないことも多々発生し、金銭的にも苦しめることになるのです。 孤独死は誰にでも起こり得ることですが、だからこそ孤独死として発見されるとどうなるのか現状を知り、孤独死に
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 07:28:14.68 ID:SonsdAg/0 昨日決まってからwktkが止まらないwwwwwwwwwww 月給なんと30万wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 逆転人生始まったなwwwwwwwww やることも普通の清掃とほとんど変わらないらしいしw 俺完全勝ち組人生ktkrwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 07:29:02.04 ID:aldXsQY+0 バイト勝ち組おめでとう >>4 バイトだけど週5ちゃんと働けるんだぜ しかも健康保険付きwwwwwwwwwwww がんばるぜーw 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 07:31:25.74
1:おそうじマン ◆0x.mxZktEk :2008/10/23(木) 21:08:10 ID:BQ512qK10 自分や依頼者のことがわからない範囲で答える。 なにせ特殊ですから… 2: おそうじマン ◆/ElToLKirY :2008/10/23(木) 21:21:16 ID:BQ512qK10 暇だから、仕事内容を軽く書く。トリップが変わったのは気にしないでくれ。 ・腐乱死体現場の清掃 ・ゴミ、猫、ハト屋敷の清掃 ・飛び降り自殺などの現場の清掃…etc こんな感じ。 3: ふにゃらー ◆BRMpQbpA4g :2008/10/23(木) 21:24:40 ID:Dxaz6XFbO 密室で腐乱死体があっても必ず蛆が湧くのはなぜ? どっから湧いてくんのですか? 5: おそうじマン ◆/ElToLKirY :2008/10/23(木) 21:27:11 ID:BQ512
「特殊清掃 戦う男たち」というブログをご存じだろうか。特殊清掃(以下:特掃)の世界に20年以上も身を置くある男性が、「特掃隊長」というペンネームで特掃の仕事について綴ったもので、2年ほど前に5年分の記事を一部抜粋してまとめた単行本が刊行された。 一部でとても話題になったこともあり、ご存じの方もいるかもしれないが、1か月ほど前に新書サイズの携書版が発売されたということで、HONZで初めて紹介してみたい。 特掃の仕事内容は、人間遺体・動物死骸・糞尿・山積ゴミなどに関係する特殊な汚染や汚損を処理するというもの。凄惨な現場や過酷な作業を強いられることも多く、なかなか陽の目を見ることのない職業だ。著者は特掃の先駆企業に勤めており、他にも納棺を行う遺体処置や、遺体を病院から遺族宅へ送る遺体運搬といった業務を行っている。ちなみに「特殊清掃」という言葉は著者の会社がつくった造語らしい。 普通に生きていては
(産経新聞) 事件や孤立死では、かなりの時間が経過してから遺体が見つかるケースがある。遺体は傷み、手つかずの部屋は朽ちるように荒れ果てる。そんな室内を清掃・消毒して原状回復し、遺品整理も請け負う仕事が「特殊清掃」だ。大阪では昨年5月、「おなかいっぱい食べさせてあげられなくてごめんね」とのメモとともに母子が衰弱死しているのが発見され、同11月には餓死とみられる30代女性の遺体も見つかった。いずれも死後数カ月が経過していた。誰もその「死」には気づかなかったが、時間の経過とともに漂う異臭が“現場”を教えた。都会の喧噪の中にもかかわらず、誰にも気づかれずに息絶え、長期にわたって発見されることもない孤独な死者。そんな不条理と向き合う特殊清掃の作業に同行した。 ■ゴーグル、マスク、防護服で作業 昨年11月下旬の早朝。「SCS特殊清掃・ケアサービス」(大阪市天王寺区)のスタッフは社内にある神棚に手を合わ
山積みのごみ袋から悪臭が漂い、布団は体液の跡で人型にくぼんでいた―。死後数日から数カ月にわたり誰にも気付かれなかった孤立死。遺体搬出後、汚れた部屋を原状に戻す「特殊清掃」を業務とする会社は、実態を多く見てきた。家族や近所の無関心、カネへの執着…。表沙汰になることの少ない現場に「世の中の無情さが垣間見える」という。 「部屋を片付けて」。10月、福井県内のアパートの大家から依頼を受け、従業員が駆け付けた。両側を空き部屋に挟まれた2階の一室。遺体は警察が運び出し、現場には体液が染みた布団、ごみ袋、床をはう大量の虫が残されていた。 従業員が大家に聞くと、住人は60代男性で、死後3カ月がたっていた。大家が異変に気付き通報。親族が身元確認に訪れた。 特殊清掃中、廊下ですれ違った別の住人は「あ、そうでしたか」と立ち去った。悪臭はアパート全体に漂っていた。「住人は気付かなかったか、おかしいと思いなが
発見に時間がかかり傷んでしまった遺体が見つかった部屋などの原状回復は、「特殊清掃」と呼ばれる。異臭が漂い、物が散乱するケースも多く、現場作業には感染症予防のためにもゴーグルやマスク、防護服で臨む。写真はそうした部屋で薬剤を散布する「SCS・特殊清掃ケアサービス」のスタッフ。不条理な「死」とも向き合う仕事だ(同社提供) 事件や孤立死では、かなりの時間が経過してから遺体が見つかるケースがある。遺体は傷み、手つかずの部屋は朽ちるように荒れ果てる。そんな室内を清掃・消毒して原状回復し、遺品整理も請け負う仕事が「特殊清掃」だ。大阪では昨年5月、「おなかいっぱい食べさせてあげられなくてごめんね」とのメモとともに母子が衰弱死しているのが発見され、同11月には餓死とみられる30代女性の遺体も見つかった。いずれも死後数カ月が経過していた。誰もその「死」には気づかなかったが、時間の経過とともに漂う異臭が“現場
超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる 作者: 菅野久美子 出版社/メーカー: 毎日新聞出版 発売日: 2019/03/23 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 特殊清掃という仕事の現場レポートを通じて、社会問題である孤独死について焦点を当てる本書。 内容はかなりヘビーで、読み進めるのがかなり苦しかった。 「特殊清掃」とは、簡単に言えば「汚染された部屋の原状回復をする」仕事だ。 ゴミ屋敷などに代表される「モノで汚染された部屋」だけでなく、孤独死による「遺体で汚染された部屋」の清掃も手がけるのが特殊清掃業者である。 ひとり暮らしの人が自宅などで死亡後、遺体発見が遅れれば腐敗が進むことになる。 すると、腐敗により遺体からの体液や腐臭の拡散、さらにはハエやウジなどの虫害が発生し、部屋の内部だけでなく周囲にまで汚染が進むことがある。 遺体は警察が運び出すが、部屋に残された汚染箇所の清掃、
ある日、女性の声で電話が入った。 タドタドしい喋り方と、的を射ない内容に、始めは間違い電話?イタズラ電話?と思ってしまった。 しかし、話を聞いているうちに、この電話が間違いでもイタズラでもないことが分かった。 話の内容はこうだった。 「自分はかなりの高齢者」 「自宅で独り暮しをしている」 「難病にかかり、歩行も困難」 「週一回、ホームヘルパーが来る」 「子供はいるが、離れて暮らしている」 「死期が近いものと覚悟している」 「愛着のある、この家で死にたい」 「孤独死したときのために備えておきたい」 私は話の内容を聞いて、この女性が独り暮しを続けていることが信じらなかった。 ただ、家と家族への愛着が並大抵ではないということが、すぐに理解できた。 私が言うまでもなく、女性は遺言を残しており、残された人が困らないような配慮をしていた。 残された問題は、身体のこと。 どんなに死の準備を整えたところで
タイトルからすぐに「あっ!」と気づかれたかたもいるかもしれませんが、一部ではとても有名なブログ「特殊清掃 戦う男たち」を書籍化したものです。わたしも朝のキュレーションで、このブログの記事を何度となく紹介させていただいています。本書が刊行されたのは2012年なので、もう2年も前の本なのですが。 「特殊清掃」というのは、人間の遺体や動物の死骸、ゴミ屋敷のゴミなど、ふつうの人だととうてい扱えないような特殊な汚染を処理するお仕事。そういう仕事を専門に手がけている人たちがちゃんと世の中にはいらっしゃって、本書ではその驚くべき仕事の内容を紹介されています。 とはいえ、興味本位で気色悪いシーンやショッキングな話を次々描く、というような内容ではまったくありません。さまざまなかたちで人生が終わり、その事後処理に偶然にも立ち会うことで、その人と家族の生からさまざまな学びを得るというかたちで、本はつづられていき
読み進めるのが苦しい一冊だった。登場する人々が長く抱えてきた生きづらさが、とても他人事に思えなかったからだ。壮絶な「現場」の描写も相まって、一読するだけでも相当な根気がいる本であることは、あらかじめ断っておきたい。 本書は日本の社会問題の一つである孤独死の現状と特殊清掃の現場、そして亡くなった人々と特殊清掃人たちの人生を綿密な取材によって浮き彫りにした迫真のノンフィクションである。著者は1982年生まれのフリーライターで、事故物件公示サイト「大島てる」を通して大島てる氏と知り合ったことをきっかけに特殊清掃の世界に興味を持ち、ビジネスニュースサイト等で孤独死に関わる記事を多数執筆している。昨年末に東洋経済オンラインで発表した大量孤独死の未来を憂慮する記事は大反響となり、トータルで450万PVを超えるアクセスを記録。高齢者だけでなく若年層からの関心も高かったそうだ。 著者が本書の取材を開始した
ゴミの片付け依頼が入った。 電話の向こうは、中年女性の声。 現場は、女性が暮す賃貸アパート。 間取りは2DK。 床一面をゴミが覆い尽くし、更に、それが結構な厚さに堆積しているとのこと。 「どれくらいの費用がかかりそうですか?」 との問いに、私は、想定の概算費用を返答。 「やっぱり、それくらいかかりますか・・・」 女性は、その金額を聞いて、しばし沈黙。 声のトーンを落とし 「分割で払うことはできますか?」 と、言いにくそうに訊いてきた。 女性の資力が乏しいことは、聞かずとも明白だった。 代金の分割払いは原則として可能。 しかし、そこには、おのずと条件がつく。 頭金の金額、月々の支払金額、支払期間、安定収入の有無etc・・・当社にとって受忍できる範囲のリスクを超える場合は、契約することができない。 しかし、それも原則。 諸条件をクリアすることも大事だけど、最後は人物で判断する。 イザとなった場
主に孤独死・自殺・殺人現場などの室内清掃をする「特殊清掃」に注目が集まっている。新型コロナウイルスの除染現場での需要が急増しているのだ。ジャーナリスト・僧侶の鵜飼秀徳氏は「横浜に停泊したダイヤモンド・プリンセス号など、さまざまな現場からクリーニングの依頼が来ている。ただ、新規参入の中には除菌やノウハウのない業者も多い」という――。 【この記事の画像を見る】 ■ダイヤモンド・プリンセス号の「特殊清掃」を任された業者の告白 新型コロナウイルスの感染拡大防止と除染において、ある業界の技術にひそかな注目が集まっている。「特殊清掃」と呼ばれる業者である。いま、彼らは多数の感染者を出したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号(以下、DP号)の洗浄作業を実施するなど、さまざまなコロナウイルスの除染現場でフル稼働中という。 DP号は乗客全員が下船し、3月23日現在、横浜・大黒埠頭に停泊中だ。目下、急ピッチで
新型コロナウイルスに感染して亡くなった独居男性の自宅を、防護服を着て消毒する従業員ら=5月、神戸市(関西クリーンサービス提供) 日々の体温を詳細に記したメモ書きは、39度を超えたある日を最後に途絶えていた-。新型コロナウイルスの影響で都市部を中心に医療提供体制が逼迫(ひっぱく)するなか、感染しても治療を受けられないまま、誰にも看取られずに自宅で死亡する患者が相次いでいる。親族からの依頼を受け、そうした部屋で遺品整理や清掃、消毒・消臭を担うのが特殊清掃業者だ。彼らが目の当たりにしたのは、住人が死の間際まで孤独と闘ったことをうかがわせる生々しい痕跡だった。 卓上にパン「コロナで亡くなった家族の部屋を片付けてほしい」 大型連休が明けた5月上旬、特殊清掃事業を請け負う関西クリーンサービス(大阪市東成区)にこんな依頼が寄せられた。 スタッフが向かったのは神戸市内の一軒家。コロナに感染した独居の住人男
特殊清掃は業務というより実戦です、言い換えれば極秘ミッションのようなもの。 静かに迅速に完璧に現状回復を行わなければなりません。 当社は、特殊清掃専門業者として創業以来60,000件の現場をコンプリートしてきました。 その中には同業他社に断られた現場、同業他社から泣きつかれた現場もかなりの数あります。 特殊な現場では、想定外を含め、あらゆる多くの経験や実績が必要とされます。いわば実戦経験です。 人生に一度あるかなきかの状況です、まずはご依頼主様に安心していただけるよう対応いたします。 休日早朝深夜にかかわらずご一報ください。
グロに分類するのはちょっと申し訳ない気がするが、スレの性質上ご容赦をー 特殊清掃員だけど、なんか質問ある? 1 名前:おそうじマン ◆0x.mxZktEk [sage]: 2008/10/23(木) 21:08:10 ID:BQ512qK10 (39) 自分や依頼者のことがわからない範囲で答える。 なにせ特殊ですから… ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2 名前:おそうじマン ◆/ElToLKirY [sage]: 2008/10/23(木) 21:21:16 ID:BQ512qK10 (39) 暇だから、仕事内容を軽く書く。トリップが変わったのは気にしないでくれ。 ・腐乱死体現場の清掃
2035年には50歳男性の3人に1人が未婚者になると言われる「生涯未婚」時代。10/25発売の週刊SPA!に掲載されている特集『[40歳独身]の危機』でのアンケートでも独身男性の実に50.4%の人が「生涯独身」を受け入れている。しかし、自由気ままな生活は突如思わぬ弊害を発生させるのも事実。ここでは、40代独身者の最期の瞬間について取り上げたい。 ◆人知れずに死んでいく……。独居老人よりも多い中年孤独死 真夏のある日、東京都大田区にあるマンションの一室のドアを開けると、視界を完全に塞ぐほどの黒い虫の大群が襲いかかってきた。よく見ると、コバエだ。そして、部屋の奥から漂う強烈な死臭が防臭マスク越しの鼻をつんざく。 部屋で亡くなっていたのは、某上場企業の中間管理職だった42歳の独身男性(写真参照)。すでに死後1か月が経過し、腐乱した遺体から流れ出た体液は、畳裏の板張りにまで達していた。死因は
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