リンク 今回はプロの対局を見ていきたいと思います。 2021-07-13 池永天志 五段 vs. 佐藤天彦 九段 第71期ALSOK杯王将戦二次予選 後手の佐藤天彦先生が中飛車を指しています。 囲いは木村美濃です。 評価値は以下の通りです。 序盤は先手ペースで進んでいたようですが、 解析結果を見るに、77手目に先手が7七桂と跳ねたあたりから形勢の針が揺れ動きだしたようです。 AIが示した手は▲7五歩で、以下、後手玉の玉頭やコビンをねらった攻防をして、先手は手ごまを増やし、拠点をつくる展開を示していました。 局面の例としては以下になります(▲5七同銀まで)。 銀桂と角の交換になっていて、先手は守り駒は少ないですが一気に寄せられるところまではいっておらず、少し余裕があります。 後手はこの展開にならないように指す必要がありそうです。AIの示した手と比較してみると、勝った天彦先生は、玉頭に手を入れ