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現代音楽の検索結果321 - 360 件 / 429件

  • 【地下音楽への招待】吉祥寺マイナーYouTube音源集~阿部薫・豊住芳三郎/ガセネタ/SYZE/竹田賢一/光束夜/THE STALIN/タコ/角谷美知夫etc. - A Challenge To Fate

    私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m 最近SNSで、70~80年代の日本のパンクやニューウィヴのチラシやレコード、ソノシート、ライヴ録音カセットの投稿を見ることが多い。ステイホームの徒然に部屋の掃除や片づけ、断捨離をしていて押入れの奥から出てきたり、実家の物置で発見されたりしたのだろう。COVID-19の数少ない恩恵と言ったら不謹慎かもしれないが、貴重な音源や映像が世に出ることは歓迎したい。できれば自分一人で楽しむのではなく、共有してくれれば嬉しい。権利関係など難しい面もあるかもしれないが、密かにシェアしていただけないだろうか。 そのお返しという訳ではないが、7,80年代東京の地下音楽の発祥の場であったライヴスペース「吉祥寺マイナー」で録音された音源をYouTubeから探しだしてまとめてみた。動画に付属するコメント・解説

      【地下音楽への招待】吉祥寺マイナーYouTube音源集~阿部薫・豊住芳三郎/ガセネタ/SYZE/竹田賢一/光束夜/THE STALIN/タコ/角谷美知夫etc. - A Challenge To Fate
    • TVアニメ『赤毛のアン』についていくつかのこと|菊嵜了

      いましがた、『赤毛のアン』のことをTwitterのTLで目にしたので、検索してみるとどうやら細田守監督が『世界一受けたい授業』というテレビ番組で「絶対に観てほしい5つのアニメ」の中に『赤毛のアン』を挙げていたということだった(他は『エースをねらえ!('79年公開の劇場版)』『機動戦士ガンダム』『銀河鉄道999('79年公開の劇場版)』『ルパン三世 カリオストロの城』とのこと)。 これもいい機会だろうと感じたので、過去にTwitterやTumblrで書いたことをまとめて以下に転記した。 2017年5月3日。NHKで20時から『発表!あなたが選ぶアニメ ベスト100』という番組が放送されていた。これはまったく偶然なのだけれど、その日の昼間に『母をたずねて三千里』1話の「マルコ横顔長回し」超絶テンションのカットと、直前にいきなりインサートされる「俯いたマルコ主観に母親の顔がフレームインしてくる」

        TVアニメ『赤毛のアン』についていくつかのこと|菊嵜了
      • 憧れの「中銀カプセルタワービル」に住んでみた コロナ禍をきっかけに夢を実現した人の同人誌『カプセルタワー滞在記』

        通りすがりに見る印象的な建築物に、中はどんな感じかな? と見上げることがあります。今回の同人誌はそんな建物の中でもとびきり個性的なビルに住んだ方の記録です。 今回紹介する同人誌 『カプセルタワー滞在記』A5変形 24P 表紙2色刷り・本文1色刷り 著者:エビコ 白く浮かぶカプセルタワービルがやわらかな線で描かれます 憧れのカプセルタワーに暮らしてみると 中銀カプセルタワービルは建築家の故黒川紀章氏が設計し、1972年に東京都銀座に建てられたマンションです。部屋1室ごとをまるっと入れ替えることを想定したアイデアや、丸い窓や作り付けの家具のデザインなど、特徴がいくつもあります。一方でコンパクトな面積や、老朽化による設備の不具合は住居として一般的とは言えない部分も。しかし完成から49年を経てもなお近未来的な雰囲気を感じさせる、人気のある建物です。 このご本の作者さんは、コロナ禍でのテレワークが導

          憧れの「中銀カプセルタワービル」に住んでみた コロナ禍をきっかけに夢を実現した人の同人誌『カプセルタワー滞在記』
        • [2021.06]【傑作『CHICHIBU』リリース】笹久保 伸 1万字ロング・インタヴュー|e-magazine LATINA

          インタビュー・文●松山晋也 笹久保伸『CHICHIBU』 ギタリスト笹久保伸のニュー・アルバムがリリースされた。タイトルは『CHICHIBU』。生まれ育った秩父の文化や風土に徹底的にこだわってきた笹久保なれば、この正面きってのダイレクトなタイトルには逆に驚かされる。そして今作は、コラボ作なども含めたリーダー作としてはなんと通算30作目。経済的困窮を常日頃公言しつつも、創作意欲はまったく衰えを見せない。泳ぎ続けないと死んでしまうマグロのごとく、作り続けることでしか生きられない業を背負った音楽家なのだろう。今作でもネット等でサポーターを募っており、CDのジャケット裏には彼らの氏名が列記されている。 さて、今作の最大のポイントは、笹久保書き下ろしの全6曲すべてがコラボ・ワークであるということだ。他の音楽家とのコラボイションはこれまでも頻繁におこなってきたし、昨年出た前作『Perspectivis

            [2021.06]【傑作『CHICHIBU』リリース】笹久保 伸 1万字ロング・インタヴュー|e-magazine LATINA
          • 「三角形のおにぎりが素敵」…味と造形美に魅了され フランス駐日大使夫人が見たニッポン

            フランスのフィリップ・セトン駐日大使のジャンヌ=マリー夫人が東京都内で産経新聞のインタビューに応じた。和食の代表格ともいえる寿司と同じぐらい、おにぎりが好きと語り、生まれ代われるなら「謡(うたい)を行う江戸文楽の太夫になりたい」と意外な側面も明かした。 パリでもおにぎりが買えるーー都内に美味しいフランス・レストランが数多くある 「大使公邸に、腕のいいフランス料理のシェフがいるため、仏レストランにはあまり行きません。外に行くなら、日本の料理をぜひ味わいたい。日本料理は何でも興味を持っていただいています。和食といえばお寿司、という考えもありますが、私は庶民的な味も楽しんでいる。たとえば、おにぎり。日本に来て、初めて出会いました。夫(大使)の来日に合わせて2020年にフランスを出発するとき、おにぎりはパリになかった。今ではパリでも堪能できますよ」 フィリップ・セトン駐日フランス大使(仏大使館提供

              「三角形のおにぎりが素敵」…味と造形美に魅了され フランス駐日大使夫人が見たニッポン
            • Vol.126 佐藤優介 – 人気DJのMIX音源を毎月配信!『Mastered Mix Archives』

              「曲作りで一番面白いのは、想像していたのと違う方向に進んでいって、「これどうなっちゃうんだろう?」と思う瞬間なんです」(佐藤優介) — 佐藤さんは、今年70歳のムーンライダーズ鈴木慶一さんを筆頭に、カーネーション、スカート、jan and naomi、KID FRESINOまで、世代、ジャンルを超えた幅広い作品やライブに参加されていますよね。 佐藤:そう言われてみれば、Kaede(Negicco)さんのようなアイドルの方もいるし、みなさん年齢もタイプもバラバラですけど、自分にとってあんまり違いはないんです。例えば鈴木慶一さんは、年は確かに上かもしれないけど、同じ世代のような感覚もあるし、新しいものに対してもすごく敏感だし。そういう面ではFRESINOも一緒で、自分にはなかった考え方とか、新しい音楽を教えてもらうことが多いし。世代は確かに幅広いかもしれないけど、自分の中ではバラバラに存在して

                Vol.126 佐藤優介 – 人気DJのMIX音源を毎月配信!『Mastered Mix Archives』
              • すぐれた読みやすい自伝・坂本龍一『音楽は自由にする』 - そういちコラム

                今年3月に亡くなった坂本龍一さん(1952~2023)の自伝『音楽は自由にする』(新潮文庫)を読みました。2009年に新潮社から出版された単行本を、つい最近(2023年5月発行として)文庫化したもの。 編集者の鈴木正文さんを聞き手として坂本さんが語ったことを、インタビューとしてではなく、「ひとり語り」としてまとめています。 本書は、1人の音楽家の歩みを生き生きと伝える、すぐれた自伝だと思います。「現代日本人の自伝」の傑作といえるかもしれません。 そして、きめ細かく編集された、読みやすい本です。たとえば、各章がかなり短く区切られているのは、多くの人にとって読みやすいはず。 また、坂本さんが接したさまざまな人物(ミュージシャン・芸術家・作家・思想家など)とその作品や、昔の社会的な出来事が出てくるのですが、それらを各章の末尾の注釈で説明しているのは親切だし、勉強にもなります。 *** この本から

                  すぐれた読みやすい自伝・坂本龍一『音楽は自由にする』 - そういちコラム
                • ジャズ・トゥナイト(日本のジャズ〜佐藤允彦さんを迎えて〜) 1969年前夜の空気感 - K’s Jazz Days

                  大雪と被る多用の日々、レコードを聴くところではない、日々を過ごしている。 通勤のクルマでこれを聴いたら実に面白い。 http:// http://nhk.jp/radio/?p=0449_01_2503260 ボクがラジオを聴いたり、テレビを見たりしないのは、気ままな時間を過ごす習いで、私生活まで「決められた時間に合わせる」ことができないからだと思う。だけど、この「聴き逃し」だと自由に聴くことができる、がポイント。嬉しい。 同世代の大友良英との対談。佐藤允彦という存在の受け止め方(のようなもの)が、ボクと同じ。畏れ多くも、「日本のジャズ」が「本場」から離れ、独自性をIdentifyされたときの立役者。その時代(1969年前夜)の空気感が実によく分かる内容であった。 初録音が宮沢昭の「やまめ」。その「プロローグ」的な時代から、1969年の「パラジウム」に至る富樫雅彦との出会い、そして彼との付

                    ジャズ・トゥナイト(日本のジャズ〜佐藤允彦さんを迎えて〜) 1969年前夜の空気感 - K’s Jazz Days
                  • 「あらゆることを書き尽くした」巨匠・筒井康隆、最後の作品集はSF、ブラックユーモア、グロテスクなど全ジャンル詰め込み〈インタビュー〉 | ダ・ヴィンチWeb

                    『時をかける少女』『日本以外全部沈没』『七瀬ふたたび』『残像に口紅を』など、時代を超えて読み継がれる数々の傑作を生み出してきた巨匠・筒井康隆さん。そんな巨匠が自ら、「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」と宣言する掌篇小説集『カーテンコール』(新潮社)がこのたび上梓された。今年89歳を迎えられた筒井さんは、どのような思いで、この作品集を紡ぎ上げたのか。文学界や愛読者たちの間で話題を呼んでいる本作の執筆の裏話を伺った。 (取材・文=アサトーミナミ 撮影=金澤正平) 「もうこれ以上はないな」と思える“最後の作品集” 「わが最後の作品集になるだろう」との言葉を聞いた時、おそらく多くの筒井康隆ファンたちは、「読まないわけにはいかない」と思うのと同時に、「そうはいっても筒井先生ならば、これからまだまだたくさんの作品を書き続けてくれるのではないか」とも思ってしまったのではないだろうか。なぜなら、

                      「あらゆることを書き尽くした」巨匠・筒井康隆、最後の作品集はSF、ブラックユーモア、グロテスクなど全ジャンル詰め込み〈インタビュー〉 | ダ・ヴィンチWeb
                    • いつの時代も全てがニューウェーブに満ち溢れている、立花ハジメの魅力

                      本日、10月28日は立花ハジメさんの誕生日です。 立花ハジメさんとは、「MR.TECHIE&MISS KIPPLE」(’84年)、「TAIYO・SUN」(’85年)「BEAUTY&HAPPY」(’87年)と、3枚のレコードを一諸に作りました。 今、改めて聴きなおしてみると、長い間「TAIYO・SUN」がハジメさんの代表作だと僕は思っていたのですが、「MR.TECHIE&MISS KIPPLE」の方が、音楽としてずっと良く出来ていると気づきました。上野耕路や矢口博康、近藤達郎ら、当時の仲間たちが参加した曲にいろいろ趣向が凝らしてあって、それに比べると「TAIYO・SUN」は、ハジメさんと飯尾芳史(レコーディング・エンジニア)との3人で作った曲がほとんどなので、少し単調なんですよね。だから通称「テッキー君とキップルちゃん」の方が、今聴くと面白い。こういうことって時間が経たないと、わからないもの

                        いつの時代も全てがニューウェーブに満ち溢れている、立花ハジメの魅力
                      • arauchi yu『Śisei』cero荒内佑が語る初のソロ作 | Mikiki by TOWER RECORDS

                        ceroのメイン・コンポーザー/鍵盤奏者による初ソロ作品が到着。自身の複雑な音楽的アイデンティティーを解きほぐし、美しいチェンバー・ポップへと昇華するまでの細やかな道のりとは──? アイデンティティーの拡散 2018年の4枚目のアルバム『POLY LIFE MULTI SOUL』において、多様化する世界に呼応したポリリズミックなポップ・ミュージックを確立したcero。バンドとしては“Fdf”、そして“Nemesis”と、ゆるやかなペースで新曲をリリースしながら、旺盛な創作意欲は各人のソロ活動へ。昨年4月にShohei Takagi Parallela Botanica名義のアルバム『TRIPTYCH』を発表したヴォーカルの高城晶平に続き、メイン・コンポーザー/鍵盤奏者の荒内佑が初のソロ・アルバム『Śisei』を完成させた。 「2016年に出たフェスの打ち上げで、高城くんが角張社長に〈次のア

                          arauchi yu『Śisei』cero荒内佑が語る初のソロ作 | Mikiki by TOWER RECORDS
                        • 音と音楽の科学

                          この本の概要 身の回りの音から心を打つ音楽まで,音と音楽をキソから深く理解したいあなたのための入門書です。包括的かつ体系的に,科学目線でやさしく解説します。 こんな方におすすめ 音楽・音響を科学的に理解したい方 第1章 音と聴覚のしくみ 1.1 音を聴いて音楽を味わうまで 1.2 物理的には音は空気の疎密波である 1.3 音を運ぶ媒質 1.4 純音(正弦波)は楽器の音や人間の声の最小要素 1.5 純音は三角関数を使って表現できる 1.6 波長は1つの波が伝わる距離 1.7 周期的複合音は倍音が組み合わさってできる音 1.8 弦楽器の弦の振動から倍音が出るしくみ 1.9 管楽器の管の共鳴で倍音が出るしくみ 1.10 スペクトルは各周波数成分のパワーを表す 1.11 ノイズは連続スペクトルで表現される 1.12 広帯域ノイズと狭帯域ノイズ 1.13 うなり:周波数がわずかにずれた2つの純音はう

                            音と音楽の科学
                          • ヒゲダン、長谷川白紙、花澤香菜……ロックやポップスでも発揮されるillicit tsuboiの手腕

                            Official髭男dism『Traveler』(通常盤) Official髭男dism(ヒゲダン)の『Traveler』に収録された新曲、「Rowan」。エレクトリックピアノやウッドベースが紡ぐスローでメローな一曲だ。楽曲のつくりやそれぞれのパートが奏でるフレーズからしてみれば、いかにもスムースに仕上がってしまいそうであるにも関わらず、実際にはイントロからアウトロまで一筋縄ではいかないワイルドさを持っている。 たとえばドラムのビートはずっとフランジャー(サウンドの質感を変える、位相系とくくられるエフェクトの一種)がかかって金物がしゅわしゅわとしているし、ウッドベースの低音もふくよかというよりはごつごつ、ごりごりとしている。また、イヤホンなどで聴くとよくわかるが、きらびやかなキーボードの音色も左右の定位が激しく揺れ動く。ほかにもダブリングされたボーカルの録り音、挿入されるソウルフルなボーカ

                              ヒゲダン、長谷川白紙、花澤香菜……ロックやポップスでも発揮されるillicit tsuboiの手腕
                            • Adobe CCプラン移行の早期解約手数料やクレジットカード情報削除不可とかの話 - toshiboo's camera

                              via: www.adobe.com 今回息子のIllustrator年契約(月払い)をコンプリートプランに変更した際に知ったことなどを書いておきます。 コンプリートプランに変更できる?! やはり支払い済みの期間は消滅 早期解約手数料!?はAdobeに相談で免れる 早期解約手数料について調べてみると クレジットカード情報が消せない!? 15日後に解約しAdobeに相談すると情報が消せる まとめ コンプリートプランに変更できる?! 息子の学科は作曲科なのに、なぜかIllustratorを使っています。 現代音楽とかで、普通のノーテーションソフトでは書けない妙な記号や絵を描くためっぽいです。こないだ見たら楽譜に人の顔が所々書いてありました(笑) そんなこともあり、Illustratorのアカデミック版一年分をAmazonで購入して使わせています。 先日息子から「After Effects や

                                Adobe CCプラン移行の早期解約手数料やクレジットカード情報削除不可とかの話 - toshiboo's camera
                              • 武満徹(作曲家)「さくら」 - 中今〇ノ丞の「まあるく生きる」

                                みなさんこんにちは、中今〇ノ丞です。 今回は久しぶりに音楽の記事です。 現代音楽の作曲家である武満徹さんは、もう亡くなられて26年近く経ちます。 クラシック音楽を専門にやっておられる方しか、あまり知られていない方で あろうと思いますが、そのクラシック界では超有名な方で、小澤征爾さんと とともに世界で通用する音楽家として、世界では名の知れた日本人の音楽家です。 ※さらに詳しくはこちらをどうぞ www.nakaimamarunosuke.com 武満さんが編曲した「さくら」。 日本人にはお馴染みの歌ですが、武満さんの手にかかると、何にもない平凡な 歌の旋律が、まるで映像を見るように、まさに咲き乱れ、散りゆく桜のその姿が 頭に映像として浮かんでくるようです。 そう、繊細で情緒あふれる、日本人独特「わび・さび」の感性がそこかしこに ちりばめられてもいます。 私は実際に、もうかなり前になりますが、こ

                                  武満徹(作曲家)「さくら」 - 中今〇ノ丞の「まあるく生きる」
                                • アンビエントと二つの〈死〉|Shun Fushimi 伏見 瞬

                                  (私が受講していたゲンロン佐々木敦批評再生塾のページが閉鎖されるということで、2018年3月に書いた批評再生塾第三期最終講評の提出文かつ東浩紀審査員賞の受賞作であるアンビエント・ミュージック論をこちらに再喝します。エリック・サティ〜ブライアン・イーノ〜ウィリアム・バシンスキーについて主に論じています) 1920年3月8日。丸眼鏡をかけた53歳の作曲家は温めていた奇妙なアイディアを実行に移した。パリ8区、フォーブール・サン=トノレ通りのバルザンジュ・ギャラリーで行われた演劇の幕間で、彼の曲は演奏された。当日のプログラムにはこのように記されている。 なにかそれに重要な考えがあるなどとお気になさらずに、休憩時間のように、音楽などは存在しないかのように振る舞われますよう、切に皆様方にお願い申し上げます。 家具の音楽は何気ないプライベートな会話やギャラリーにある絵画や誰も座っていない椅子、そおういっ

                                    アンビエントと二つの〈死〉|Shun Fushimi 伏見 瞬
                                  • 映画「はじまりのうた」を観て~現代音楽の表現と新型コロナが音楽シーンに与える影響を考える~ - 心理学が好きな犬の備忘録

                                    連休も中盤に差し掛かっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 心理学が好きな犬です! 今日は私の大好きな映画をアマゾンプライムで観ていました! それはこの作品! はじまりのうた BEGIN AGAIN(字幕版) 発売日: 2016/02/10 メディア: Prime Video ざっくり物語を説明すると、恋人に裏切られたシンガーソングライターグレタが、落ち目の音楽プロデューサーダンに出会い、自分の才能を開花させ、ニューヨークの街中の至る所でゲリラレコーディングを行っていくという物語!! 心理士的な視点でこの作品を観ると、ダンの家族の関係性が非常に観ていて微笑ましく思えました。 夫婦の関係性と、多感な時期の娘の不安定さがダンの音楽プロデューサーとしての才能を発揮していく中で変化してきます。ダンの娘の問題が次第に解決していくプロセスも、家族療法で扱われる家族ホメオスタシス、恒常性の概念で説

                                      映画「はじまりのうた」を観て~現代音楽の表現と新型コロナが音楽シーンに与える影響を考える~ - 心理学が好きな犬の備忘録
                                    • 【SPECIAL INTERVIEW:日野浩志郎(goat)】探究と実験を繰り返し到達した、goatという発明。“恐怖の中の喜び”と名付けられた、待望の新作『Joy in Fear』徹底解剖。

                                      【SPECIAL INTERVIEW:日野浩志郎(goat)】 探究と実験を繰り返し到達した、goatという発明。 “恐怖の中の喜び”と名付けられた、待望の新作『Joy in Fear』徹底解剖。 Feature:goat|NEW RELEASE & Joy in Fear - goat 10 year anniversary - Nagoya art work by Tomoo Gokita 関西を拠点に活動を続ける音楽家・日野浩志郎を中心とするgoatが活動10周年記念ライブツアーを行う。ツアー初日にあたる8月25日(金)名古屋公演では、goatのほか、GEZAN、Campanella、whatmanが出演。ロック、ヒップホップ、クラブミュージック、それぞれのフィールドでオルタナティブなスタイルと音楽性を持った3組と、現行の国内音楽シーンにおいて唯一無比の存在とも言えるgoatが新栄・

                                        【SPECIAL INTERVIEW:日野浩志郎(goat)】探究と実験を繰り返し到達した、goatという発明。“恐怖の中の喜び”と名付けられた、待望の新作『Joy in Fear』徹底解剖。
                                      • 細かすぎて伝わらないグラミー賞2022よもやま(その3の1)|能地 祐子

                                        【第64回グラミー賞ノミネーション クラシカル部門・1〜】意外とおもしろいエンジニアとプロデューサー部門のノミネートから読む、アメリカン・クラシカル最前線 ちょっと間が空いてしまいました。 グラミー賞ノミネートつれづれ備忘録の続きです。 世間では主要部門ノミネート関連記事はあれこれすっかり出揃った時期ですし、今クラシック部門およびクラシック絡みのノミネーション・リストを眺めつつ、記憶にとどめておくとちょっとおいしい名前やアルバムなどをご紹介してゆきたいと思います。クラシックのマニアのみなさまは、今さら読むまでもないお話かもしれませんが。クラシックのことは興味あるけど、そこまで手が回らないし…という、重箱の隅までグラミーを味わってみたい全般的な音楽好きの方に楽しんでもらえたらうれしいな。2月1日の授賞式前におこなわれる結果発表がより楽しみになるかもしれません。 世界的なクラシック音楽アワード

                                          細かすぎて伝わらないグラミー賞2022よもやま(その3の1)|能地 祐子
                                        • 没後100周年のサン=サーンスを10曲聴こう

                                          anond:20210210062305 ・どういう人? フランス生まれ(1835-1921。七月王政~第一次大戦後)。小さいころは神童で、ピアノもオルガンも超一流で教養もあったすごい人。旅行も好きだった。オペラ、バレエ、合唱曲、あとは超絶技巧ものみたいな総合芸術が流行ってたフランスで、交響曲とかソナタみたいな堅苦しいジャンルをフランス人が書くならどうすればいいか模範を見せた。意識的に「フランス音楽」を作り上げた功績は大きいけど、長生きしすぎた(あと口が悪かった)せいで晩年は時代遅れ扱いを受けた。 ・普通に有名な5曲 ●交響曲第3番「オルガン付」 ザ代表作。交響曲とかいうドイツ語圏名産の重苦しい形式を、華、明快、節度が大事なフランス流の美学で仕立て直した金字塔。近いコンセプトのピアノ協奏曲第4番、ヴァイオリンソナタ第1番を聴いてみると、編成に合わせてどう曲想を変えてるかも楽しめる。 www

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                                          • 日本の暗号資産投資家がドバイや米国を超えてスイスに注目すべき理由 - FIntCrypto

                                            スイスの魅力とデメリット 仮想通貨に関する日本の税制について スイスの魅力 仮想通貨の税制 仮想通貨の普及 文化的側面 スイスのデメリット 高い物価 スイスとドバイの物価比較 比較と結論 スイスに移住するには? スイスの魅力とデメリット スイスは非常に物価が高いというデメリットがありますが、 法人を設立していない日本の個人仮想通貨投資家にとってはこの点を十分に補う魅力があります。 以下に他国と比較しスイスのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。 仮想通貨に関する日本の税制について まず、他国の仮想通貨税制の前に自国の仮想通貨税制について、しっかりと理解しておく必要があります。 日本における仮想通貨の税制を理解するためには、いくつかの重要なポイントがあります。 まず、日本では仮想通貨取引で得た利益は「雑所得」として扱われます。 これには、仮想通貨を売却して得た利益や、他の仮想通貨に交

                                              日本の暗号資産投資家がドバイや米国を超えてスイスに注目すべき理由 - FIntCrypto
                                            • 久石 譲さん×沼野雄司さんが語り合う「私の愛するベートーヴェン」

                                              ベートーヴェンの力の源を求めて 第3回(最終回) 2002年に生誕250周年を迎えるルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。多くの人に聴かれ、語られてもまだ溢れる魅力――その力の源を求めて、ベートーヴェンを愛する6人の識者が、それぞれの視点で新しいベートーヴェン像に迫ります。前回の記事はこちら>> 作曲家・指揮者 久石 譲さん×音楽学者 沼野雄司さんが語り合う 現代の音楽として、ベートーヴェンを振る、聴く (左)作曲家・指揮者 久石 譲さん (右)音楽学者 沼野雄司さん ベートーヴェン独特のリズムを打ち出した演奏が新鮮 沼野 久石さんが『ベートーヴェン交響曲全集』を出すと聞いて、最初は意外に思ったんです。割合に昔から、ミニマル・ミュージック(パターン化した音型を反復する音楽)の作品『MUKUWAJU(ムクワジュ)』を聴いたり、それと前後して映画音楽でお名前を知っていたものですから、ベートーヴ

                                                久石 譲さん×沼野雄司さんが語り合う「私の愛するベートーヴェン」
                                              • 高橋悠治、藤枝守 [「電脳カフェ」のための音楽 ] CD - emrecords

                                                高橋悠治、藤枝守『「電脳カフェ」のための音楽』[EMC-019] CD 西武が情報発信企業としての黄金期だった80s-90s初頭、西武美術館と付属のショップ《アールヴィヴァン》は、現代美術と実験音楽の交差点だった。見たこともないディスクが並び、高橋悠治は水牛楽団を、藤枝守はアメリカ純正調楽派のミニコミ『1/1』を、そしてサウンドアート黎明期の作家たちは変な音のカセットを販売していた。エム・レコードが放つ『「電脳カフェ」のための音楽』はそんなオカルト的空間で行われたオカルト的な音楽。メロディどころか始まりも終わりもない抽象的な電子音は、今ならググれば簡単に調べられる。しかし多少敏感な人たちですらそういう拠り所がない当時は、より興味深く、かつウサン臭い眼差しで接していたはずである。その「見てはならぬものを見た」トラウマが、30年経って新しい何かを生み出しているとすれば、仕掛け人たちにとっては望

                                                  高橋悠治、藤枝守 [「電脳カフェ」のための音楽 ] CD - emrecords
                                                • 『風の谷のナウシカ』が原点、ジブリ作品に欠かせない久石譲の音楽 | ムビコレ | 映画・エンタメ情報サイト

                                                  宮崎駿監督・高畑勲監督と久石譲、30年に渡る共同作業を振り返る 【日本の映画音楽家】久石譲(1) キャリア初期には現代音楽~ミニマル・ミュージックの旗手として知られ、その後はクラシックからポップス、映画音楽、CM音楽まで幅広い分野で活動を展開。近年は指揮者として純クラシック作品にも意欲的に取り組んでいる久石譲。ここでは彼の仕事でも特によく知られているスタジオジブリ作品の代表的な5作品にフォーカスし、宮崎駿・高畑勲両監督との30年近くに渡る共同作業を振り返りたい。 ・映画音楽家・坂本龍一のキャリアは『戦場のメリークリスマス』から始まった ◎『風の谷のナウシカ』(1984年) 2013年の『風立ちぬ』まで続く宮崎駿と久石譲の共同作業の原点。『風の谷のナウシカ』の音楽の候補には、もともと細野晴臣、坂本龍一、高橋悠治、林光といった音楽家の名が挙がっていたという。中でも細野晴臣は、公開に先立ってイメ

                                                    『風の谷のナウシカ』が原点、ジブリ作品に欠かせない久石譲の音楽 | ムビコレ | 映画・エンタメ情報サイト
                                                  • Summer Eye

                                                    7/23 起きて水を飲んでコーヒーを入れて飲む。ヨーグルトを食べる。11時半、整骨院。最近腰がやばい。そのあと街へ出てフジロック用の雨具を買う。高いなーと思いつつ、野外フェス結構あるしちゃんとしたやつを買うことにした。暑くてあんまり食欲がない。けどちゃんと食べとかなきゃいかん。タイ料理食べて帰宅。メール返信したりとか仕事。制作はなんかやる気が出ず放っておく。 7/22 起きてパン。疲れが溜まってる。でも朝から家の外壁の塗り残しを塗ったりマスキングを剥がしたり。めちゃくちゃ汗をかいた。シャワー浴びて休憩。正午、車でIKEAへ。棚やブラインドを買う。ご飯食べて帰宅。夕方、車をメンテに持って行く。ドアの内側のパネルが外れてしまった。いつもの整備場だが今日はいつもと違うベテランのおじさんが担当になった。粋な感じの、小柄で綺麗じゃないおじさんだ。こりゃ無理やりつけ直すしかないね、ちょっと時間もらっち

                                                    • 2022年、第64回グラミー賞のクラシック音楽部門を解説し、歴史的な視点で解きほぐしてみる。|小室 敬幸

                                                      この投稿は、TBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演した際の補足資料です。お時間がある方は、「radikoのタイムフリー(※5月17日まで&放送エリア外は、有料のエリアフリーに契約が必要)」もしくは「ポッドキャスト(著作権の都合で、放送中に流れていた音楽は聴けません)」と合わせてお読みください。 【導入】グラミー賞、受賞回数ランキング(2022年時点)第1位:31回……ゲオルグ・ショルティ(1912〜97) 第2位:28回……クインシー・ジョーンズ(1933〜 ) ビヨンセ(1981〜 ) 第4位:27回……チック・コリア(1941〜2021) アリソン・クラウス(1971〜 ) 第6位:26回……ピエール・ブーレーズ(1925〜2016) 第7位:25回……ヴラディーミル・ホロヴィッツ(1903〜89) ジョン・ウィリアムズ(1932〜 ) スティーヴィー・ワンダー(1950〜 )

                                                        2022年、第64回グラミー賞のクラシック音楽部門を解説し、歴史的な視点で解きほぐしてみる。|小室 敬幸
                                                      • そういちコラム

                                                        4月12日は、「日本初の女性建築家」といわれる浜口ミホ(1915~1988)の亡くなった日です。 彼女の代表作は、1950 年代に開発され大量につくられた、公団住宅(団地)のキッチンです。 当時の台所は一般に「日当たりの悪い、女中の仕事場」という位置づけでした。しかし当時の最先端である日本住宅公団の設計では、台所は南側で、食事で家族が集う「家の中心」であり、ステンレス製シンクなどの最新設備を備えていました。 この「ダイニング・キッチン」の設計を、浜口は主導しました。その設計は、のちの台所に多大な影響を与えました。現代の日本のキッチンの原型をつくった、といえるでしょう。 当時の建築界は完全な男社会。昔の男性は台所仕事に全く無知だったので、女性建築家で主婦の浜口に、公団の大きな仕事のオファーが来たのです。 彼女の設計方針は、当時の常識とは違っており、反対や抵抗もありました。しかし、懸命に説得や

                                                          そういちコラム
                                                        • 名曲って、何なの(名曲概念の多義性)? - 諦観ブログ日記

                                                          お題「わたしの癒やし」 昨日は晴れのち曇り。今日は雨。 相変わらず、天気の変動は激しい。昨日、蝶々の「ヒメアカタテハ」を、一昨夜のうちに「二日月」を撮影できたのは、好天気のお陰であった。 その様子は次の写真(X投稿を含め、計7枚)のとおりである。 ❶大手コンビニのセブンイレブン、消費期限マジカの食品を「エコだ値」として、値下げへ。 ⇦えっ、マジか!?https://t.co/ZVT4l092aq ❷今日目撃の「ヒメアカタテハ」 pic.twitter.com/Hke7N6gzpd — 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2024年5月11日 ❶広島県安芸高田市長「石丸伸二」氏(41)、次期市長選(7月28日投開票)に再選不出馬表明と!https://t.co/Kejl4HzhCN ❷今夜目撃の「二日月」 pic.twitter.com/kyEi2w1KWU — 月影隠輝 (@f

                                                            名曲って、何なの(名曲概念の多義性)? - 諦観ブログ日記
                                                          • Magentaを使ったAI作曲を試してみる。 | SAS Tech Blog

                                                            こんにちは。 エス・エー・エス株式会社 DXサービス部の海田(かいだ)です。 先日、家族で久しぶりに図書館に出かけました。 そこで見つけたのがこの本。 (2023/01/25追記 書籍名「Magentaで開発 AI作曲」(オーム社) 斎藤喜寛 (著) ありがとうございました! https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274227318/) AI作曲!! 昨今AIの目覚ましい技術発展はあらゆる分野に浸透しておりますが、作曲の分野でもその力を発揮しているようです。内容をパラパラ見ていたら、なんだか面白そうだし、ちょっと出来そうカモ!そしてTechBlogのネタになりそう(笑)と思って借りてみました。 ということで、今回はこの本を読んでやってみたことを書いていきたいと思います! 1.自動作曲ってこんな感じこの本の最初にこんなことが書かれています。 「わずか数十秒で曲を

                                                              Magentaを使ったAI作曲を試してみる。 | SAS Tech Blog
                                                            • トム・ウェイツが語るトム・ウェイツ - 本と奇妙な煙

                                                              《クロージング・タイム》1973 ケルアック、ブコウスキー 《土曜日の夜》1974 『都会のたわごと』 《娼婦たちの晩餐》1975 おれは懐古趣味を売りにしてない トム・ウェイツが語るトム・ウェイツ アルバム別インタビュー集成 うから Amazon 《クロージング・タイム》1973 『フォーク・シーン』KPFK局 一九七三年九月二一日 ハワード・ラーマン (略) ――どんなアーティストを聴く? うちにはFMがないから、ラジオはもっぱらAMだ。レイ・チャールズはよく聴くよ。レイ・チャールズの古いレコードをたくさん持ってるんだ。それからダイアナ・ロス。大好きなんだ。ビリー・ホリデイの古いレコードも何枚かある。モーズ・アリソン。モーズ・アリソンは本当にいい。デール・エヴァンス、マイルス・デイヴィス。何でも少しずつかじってる。自分の曲のなかで、いろんな音楽を融合したいんだ。それにはいろいろ聴かない

                                                                トム・ウェイツが語るトム・ウェイツ - 本と奇妙な煙
                                                              • 折坂悠太が語るサム・ゲンデルの影響、記名性から解き放たれた音楽のあり方 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                                折坂悠太にインタビューを行う前に、『心理』と、その約1年半ほど前にリリースされたドキュメンタリー作品『めめ live recording H31.04.03-04』を聴き、レビュー記事を書いた。“重奏”というグループとの録音であるこれらの作品に表現された音楽は、歌や楽曲と同等に、個々の楽器の音やそれらが織り成すアンサンブルや響き、録音された空間の空気や気配が大切にされていた。 それは、『心理』にフィーチャーされたサム・ゲンデルが吹くサックスの響きとも自然に重なり、さらに、ブレイク・ミルズやピノ・パラディーノが奏でる音楽にも繋がっていると感じられた。このインタビューでは、折坂悠太自身がシンパシーを表明している彼らの音楽との関係や“重奏”との演奏から、『心理』というアルバムが生まれた背景を掘り下げた。 —『心理』に参加しているサム・ゲンデルに先日、インタビューをしたところでした。まず、彼の参加

                                                                  折坂悠太が語るサム・ゲンデルの影響、記名性から解き放たれた音楽のあり方 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                                                • パンソリ、民謡、巫俗音楽...2020年、韓国の伝統音楽はモダンにアップデートされる〜LEENALCHI, Chudahye Chagis, イヒムン: Ssing Ssing出身の3組|山本大地

                                                                  パンソリ、民謡、巫俗音楽...2020年、韓国の伝統音楽はモダンにアップデートされる〜LEENALCHI, Chudahye Chagis, イヒムン: Ssing Ssing出身の3組 2017年9月のこと、韓国の伝統民謡を歌うSsing Ssing 씽씽というバンドが、米・NPRのTiny Desk Concertに出演しました。民謡や巫俗音楽に、ロック、ディスコやレゲエなどの現代音楽、(韓服でもなく)ドラァグ・クイーンを連想させる派手な衣装...。ものすごいインパクトのステージで、当時日本でもこのバンドを話題にしていた人は少なくなかったと思います(動画は現時点で約500万回再生)。 Ssing Ssingは、パンソリ*という韓国の伝統音楽(国楽*)の歌い手(ソリクン*)、イ・ヒミンと、映画「哭声/コクソン」、「釜山行き/新感染」等の音楽監督で、어어부 프로젝트(オオブ・プロジェクト)

                                                                    パンソリ、民謡、巫俗音楽...2020年、韓国の伝統音楽はモダンにアップデートされる〜LEENALCHI, Chudahye Chagis, イヒムン: Ssing Ssing出身の3組|山本大地
                                                                  • 『大豆田とわ子と三人の元夫』を劇中音楽から読み解く【前編】

                                                                    6月15日(火)21時に、最終回となる第10話が放送されたドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』。ユーモアに溢れながらも心の奥底を遠慮なく突き刺してくる緻密な会話劇は、放送を重ねる毎に評判が増していった。日本を代表する脚本家・坂元裕二が時代の空気を繊細に感じ取りながら今もフロントランナーとして健在であることを、本作でも強く印象づけている。 加えて、本作を特別なものにしているのが、注目の作曲家・坂東祐大の手掛ける音楽だ。東京藝術大学と同大学院の作曲科で学んだ作曲家として、今も現代音楽のフィールドに軸足を置きつつ、同時に米津玄師や宇多田ヒカルの楽曲でアレンジをしたり、アニメや映画の音楽を担当したりと、幅広い領域で高い評判を呼んでいる。 6月9日には、『Towako's Diary - from "大豆田とわ子と三人の元夫"』というタイトルで音楽集(サウンドトラック盤)が発売され、Spotifyでは

                                                                      『大豆田とわ子と三人の元夫』を劇中音楽から読み解く【前編】
                                                                    • 邦人作曲家シリーズvol.12:大友良英(text:高見一樹)|note of intoxicate(イントキシケイト)by TOWER RECORDS

                                                                      邦人作曲家シリーズとは タワーレコードが日本に上陸したのが、1979年。米国タワーレコードの一事業部として輸入盤を取り扱っていました。アメリカ本国には、「PULSE!」というフリーマガジンがあり、日本にも「bounce」がありました。日本のタワーレコードがクラシック商品を取り扱うことになり、生れたのが「musée」です。1996年のことです。すでに店頭には、現代音楽、実験音楽、エレクトロ、アンビエント、サウンドアートなどなどの作家の作品を集めて陳列するコーナーがありました。CDや本は、作家名順に並べられていましたが、必ず、誰かにとって??となる名前がありました。そこで「musée」の誌上に、作家を紹介して、あらゆる名前の秘密を解き明かせずとも、どのような音楽を作っているアーティストの作品、CDが並べられているのか、その手がかりとなる連載を始めました。それがきっかけで始まった「邦人作曲家シリ

                                                                        邦人作曲家シリーズvol.12:大友良英(text:高見一樹)|note of intoxicate(イントキシケイト)by TOWER RECORDS
                                                                      • 陰で足を引っ張った義弟、ルイ18世とは。~マリー・アントワネットの生涯14。モーツァルト:フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                                        プロヴァンス伯(のちのルイ18世) ルイ16世の兄弟たち 前回はマリー・アントワネットの夫、ルイ16世の生い立ちについて取り上げましたが、今回から彼の弟たちについて見ていくことにします。 弟はふたりいて、両方とも、ルイ16世夫妻がフランス革命に倒れ、ナポレオンが登場しフランスのみならずヨーロッパを席巻したあげく退場したあと、ブルボン復古王朝の国王として相次いで即位しました。 5人兄弟を整理すると次のようになります。 長男 ブルゴーニュ公 ルイ・ジョゼフ・グザヴィエ(9歳で逝去) 次男 アキテーヌ公 グザヴィエ・マリー・ジョゼフ(1歳で逝去) 三男 ベリー公 ルイ・オーギュスト(のちのルイ16世 在位 1774-1792) 四男 プロヴァンス伯 ルイ・スタニスラス・グザヴィエ(のちのルイ18世 在位 1814-1824) 五男 アルトワ伯 シャルル=フィリップ(のちのシャルル10世 在位 1

                                                                          陰で足を引っ張った義弟、ルイ18世とは。~マリー・アントワネットの生涯14。モーツァルト:フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                                                        • 後藤美孝 インタビュー INTERVIEW WITH DENNIS BOVELL|『B-2 UNIT』坂本龍一 アナログ/SACDハイブリッド化リイシュー!2019年9月25日発売|otonano by Sony Music Direct (Japan) Inc.

                                                                          ●後藤さんと坂本さんの出会いについて教えてください。 「最初はどこで会ったのか、よく憶えてないです。ただ友人や知人のグループの中にいて自然と話すようになったんじゃないのかな。いつも本を抱えていて、レヴィ=ストロースとかル・クレジオなんかを原書で持っていたりして。当時は吉祥寺のフォーク・シンガーのバックでピアノを弾いていたと思うんですが、まわりのミュージシャンたちとはあきらかに違った印象でした。思い出すのは、初めてのギャラだと言って喫茶店で封筒から小切手を出してうれしそうに見せてくれたこと、たしか富岡多恵子さんのアルバムの謝礼だったと思います。また、今までジーンズというものを買ったことないから一緒に行ってくれないかと言われ、吉祥寺のハモニカ横丁のジーンズ屋さんに行ったこととか、大晦日に連れ立って友人の実家に押しかけ温泉に行ったとか、音楽と関係ないことばかりです。ぼくが吉祥寺にあった芽瑠璃堂と

                                                                            後藤美孝 インタビュー INTERVIEW WITH DENNIS BOVELL|『B-2 UNIT』坂本龍一 アナログ/SACDハイブリッド化リイシュー!2019年9月25日発売|otonano by Sony Music Direct (Japan) Inc.
                                                                          • 塩見允枝子オーラル・ヒストリー | 京都市立芸大芸術資源研究センター

                                                                            塩見允枝子(しおみ・みえこ 1938年~ ) 作曲家 岡山県出身。東京芸術大学楽理科在学中に小杉武久らとともに「グループ音楽」を結成し、即興演奏を行なった。また独自のイヴェント作品にも取り組んだ。64年ニューヨークへ渡り、「フルクサス」に参加。イヴェント、インターメディア、パフォーマンス、作曲など多様な活動を行なっている。現在大阪府在住。「フルクサス」としての活動、音楽作品、また独自の「トランスメディア」の概念についてお話しいただいた。 Interview : 2014年12月1日 / 2014年12月2日 オーラル・ヒストリーのインタヴューということで、私、柿沼敏江と、芸術資源研究センター非常勤研究員の竹内直でお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 塩見:こちらこそ。 柿沼:まず、若い頃のことから伺わせていただきますけれども、岡山県の玉島というところでお生まれになって。 塩見:岡山

                                                                            • 裸体に書かれた楽譜が伝えるもの。シャネル・ネクサス・ホールで「Bodyscore – the soul signature」がスタート

                                                                              裸体に書かれた楽譜が伝えるもの。シャネル・ネクサス・ホールで「Bodyscore – the soul signature」がスタート2007年から人体に楽譜を書くという独自の手法で注目を集めるパリ在住の現代音楽家、ヤコポ・バボーニ・スキリンジによる展覧会「Bodyscore – the soul signature」が、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで始まった。 8歳から作曲を始め、ポンピドゥ・センターの音響音楽研究員などのキャリアを持つ現代音楽家、ヤコポ・バボーニ・スキリンジによる展覧会「Bodyscore – the soul signature」が、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで始まった。 バボーニ・スキリンジは、オーケストラやアンサンブル、ソロのための作曲だけでなく、インスタレーションや映像作品のための音を制作。2007年からは、裸の人体に楽譜を書くという独自の

                                                                                裸体に書かれた楽譜が伝えるもの。シャネル・ネクサス・ホールで「Bodyscore – the soul signature」がスタート
                                                                              • 現代音楽史 闘争しつづける芸術のゆくえ -沼野雄司 著|新書|中央公論新社

                                                                                現代音楽史闘争しつづける芸術のゆくえ 沼野雄司 著 長い歴史をもつ西洋音楽は、二十世紀に至って大きく変貌する。シェーンベルクやストラヴィンスキーに始まり、ジョン・ケージ、武満徹、バーンスタイン......。多くの作曲家が既存の音楽の解体をめざして無調、十二音技法、トーン・クラスター、偶然性の音楽などといったさまざまな技法を開発し、音の実験を繰り広げた。激動する政治や社会、思想を反映しながら時代との闘争を続ける「新しい」音楽のゆくえとは。 書誌データ 初版刊行日2021/1/19 判型新書判 ページ数296ページ 定価990円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102630-9 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA  ❑くまざわ書店 書評掲載案内 ・しんぶん赤旗2022年9月14日/著者インタビュー ・みすず

                                                                                  現代音楽史 闘争しつづける芸術のゆくえ -沼野雄司 著|新書|中央公論新社
                                                                                • エレベーター乗ろうとしたらこれいて本当に心臓止まりかけた→「絶対一緒に乗ったらアカンやつ」

                                                                                  渡瀬ゆず💉 @kamo_kamos 仮名 / 応用薬理学、分子腫瘍学 / 近代・現代音楽 /フォローRTはご自由に / 💉ファファモモモモファ,+自費モ, XBBまで接種済 / ファイザーとモデルナのエッチな同人誌 / 呼び方はゆずさんでも何でも良いです / 腱鞘炎なのでお返事率は低めすいません。スマホで文字打てないのよ。背景@youjo_tecさん 渡瀬ゆず💉 @kamo_kamos 知らない人用。エレベーターでの液体窒素の運搬は酸欠事故を防ぐため容器のみでの移動が原則。エレベーターの中で液体窒素 1リットルが漏れただけでも酸素濃度が急低下して命に関わります。 プールで息を止めていられるのと低酸素の空気を吸い込むのは全くの別物。 x.com/septette_/stat…

                                                                                    エレベーター乗ろうとしたらこれいて本当に心臓止まりかけた→「絶対一緒に乗ったらアカンやつ」