NHKの大河ドラマ「秀吉」や「利家とまつ」など数多くのテレビドラマや映画の脚本を手がけた脚本家の竹山洋さんが今月12日、敗血症性ショックのため東京都内の病院で亡くなりました。76歳でした。 竹山洋さんは埼玉県所沢市の出身で、大学在学中から演劇を学び、ジャズバンドのベーシストやテレビ番組の構成作家などを経て、30歳のころから本格的に脚本を書き始めました。 人間への鋭い洞察力と骨太の脚本で注目を集め、NHKの大河ドラマでは、竹中直人さん演じる豊臣秀吉が話題となった「秀吉」や、夫婦愛や家族愛の視点で戦乱の世を描いた「利家とまつ」を手がけました。 2001年にはNHKのドラマ「菜の花の沖」で、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞したほか、2007年には紫綬褒章を、2017年には旭日小綬章を受章しています。