鉄道事業者が217社も存在する世界有数の鉄道大国ニッポン。コロナ禍で利用者減少に悩まされながらも、公共交通機関として人々の足を支えている。本特集では首都圏で巻き起こる鉄道員の給与事情や鉄道を中心に巻き起こる知られざるバトルをお届けする! 加熱する撮り鉄の行動。対する駅員の本音は?“撮り鉄”と呼ばれる鉄道写真の愛好家たちのなかで、一部のマナー違反者が、駅の立ち入り禁止場所に侵入、列車を緊急停車させるなど、問題がクローズアップされている。 「スシローペロ事件と同じように、SNSで過剰行為を投稿する“バカ騒ぎする輩”が増え、結果、炎上して撮り鉄全体が悪者に見られてしまうように……」 そう話すのは、撮り鉄サークルの代表を務めるA氏だ。寝台特急「北斗星」のラストランのときに、終着の上野駅には鉄道ファンは約2500人(JR東日本発表)が押し寄せた。鉄道側からのイメージも悪いのか、ある対策も増えたという