子どもを対象にした性暴力は、何度も繰り返されることが多いのが特徴だ。1人の子どもに執着して何度も加害する人もいれば、1000人を超える子どもに加害行為をしたと話す人もいるという。なぜ、加害行為をやめられないというのだろうのか。子どもに性加害を繰り返す人たちに聞き取りをした、大森榎本クリニック精神保健福祉部長(精神保健福祉士・社会福祉士)の斉藤章佳さんに話を聞いた。【BuzzFeed Japan/小林明子】 「やらない自信がない」《先生、僕はずっと刑務所に入っていたほうがいいと思うんです。ここには子どもがいません。だから子どものことを考える時間もほとんどありません。 でも、外に戻れば子どもがいますよね? 僕は小さな女の子を見ると頭が真っ白になって気づけば後をつけてしまうんです、どうやったらこの子とふたりきりになれるだろう、どうやったら触れられるだろうって、無意識のうちに考えながら。 だから、