菊竹清訓が設計した西武大津店(西武大津ショッピングセンター)の見どころは何といっても外階段! 建物の東西それぞれの側面に、外階段が付いています。 千日デパート火災、大洋デパート火災、西武高槻ショッピングセンター火災 昭和47~48年に立て続けに起こった百貨店火災への対策が考えられていた時代に、西武大津店は計画されました。外階段は避難用として生まれたのです。 この建築がユニークなのは、そんな避難用階段をデザインの主役にもってきたこと。強烈なインパクトを残す造形は、安心感を視覚的にアピールする狙いがあったのかもしれません。 設計者の菊竹清訓に関しては以前、鳥取の東光園を記事にしています。 祝!戦後モダニズム建築登録有形文化財登録答申!前回の寒河江市役所庁舎に続く第2弾記事。今回とりあげるのは鳥取県米子市の皆生温泉にある東光園本館です。↓前回記事東光園は昭和初期に開業した観光旅館です。文化財の指