この記事を読んで頂きたい方この記事は、GA4の要点を一通り理解したいが、なかなか時間が取れないという方を対象に書かせていただきました。現場でGA4の実装にあたっている弊社のコンサルタントが要点と考える項目を一通り網羅しております。 タイトル通り、60分で全てを理解するのは難しいかと思いますので、GA4に関することなら何でも無料でご質問をいただける、「GA4専門のコミュニティ」も開設しております。来年のUA終了に向けて、こちらのコミュニティも是非ご活用ください。こちらからご参加いただけます。https://discord.gg/H48gPszEuP(全て無料です。) UA(ユニバーサル アナリティクス)は、いつまで利用できるのか?Googleからのアナウンスの内容は、2022年5月13日現在、下記の通りです。 GA4の導入方法「既にUAが入っている/入っていない」、「GTMを使用する/使用し
株式会社HAPPY ANALYTICSの小川卓(id:ryuka01)です。 Google Analytlcs 4 (以下、「GA4」)は2022年に正式リリースされてからも継続的にアップデートを重ねています。今回の記事では、2024年1月以降に行われたアップデートをまとめて紹介いたします。 アップデートによって何が変わったのか、どう活用できるのか?そして筆者が考える役立ち度(5段階評価)も紹介いたします。対象が非常に限られているものや、影響が無いものはピックアップしません。それでは時系列で早速みていきましょう。 ※リリース日は公式サイトでのアナウンス日を参照していますが、各アカウントへの反映はその前後に行われており一定ではありません 2024年2月8日:手動トラフィックソースのディメンションとレポート追加 2024年2月24日:「広告」メニュー内のレポートと仕様が更新 2024年2月28
【コラム】GA4標準レポート、探索レポート、Looker Studioの使い分け 株式会社JADE 郡山 亮 発信元:メールマガジン2023年9月27日号より こんにちは! 株式会社JADEでコンサルタントとして活動している郡山と申します。 普段はお客様がGA4を活用するための様々なコンサルティング、サポートをしています。 また、自社で開催しているウェビナーや、Search Central Live TokyoなどでGA4を活用するためのナレッジを発信しています。 TwitterやGoogle アナリティクス コミュニティでも個人的に活動していますので、どこかでご縁があればよろしくお願いいたします。 今回は「用途や目的に応じて、GA4のデータを、どのようなレポート・機能で集計すると使いやすいのか」というお話をさせていただきます。 GA4でデータを集計する機能や手法は様々あります。 どのよう
まだ旧Googleアナリティクス(UA)からGoogleアナリティクス4(GA4)移行していない人は、プロパティ作成とデータ保持期間の延長だけ設定しておきましょう。 この記事を書いている成瀬はUAを3年ほど使っています。もちろん実際にGA4に移行する方法も知っているため、その手順や早めに作業しておくことだけ分かりやすく解説することも可能です。先にGA4そのものを知っている人にむけて今すぐやるべき最低限の作業だけ解説します。 プロパティ作成の際に入力するのは基本情報と追加情報、データストリーム種別、サイトURLとストリーム名になります。ここで言う基本情報とはプロパティ名、レポートのタイムゾーン、通貨、業種、ビジネスの規模、ビジネスにおける利用目的です。データストリーム種別ですがWebデータを取得する場合は「ウェブ」、アプリの場合なら「Android アプリ」「iOSアプリ」を選択してください
この中で「ユーザーエンゲージメント」という言葉だけちょっと聞き慣れないかなと思います。これが、次に取り上げるGA4の2つ目の特徴です。 ②「エンゲージメント」という考え方が加わった 「user_engagement」のイベントは、GA4で新しく加わった指標です。1秒以上ページが表示された際にカウントされます。 「エンゲージメント」とは、Googleでは「サイトやアプリに対するユーザーの操作」と定義されています。Webサイトにアクセスをしたあとでユーザーが操作を行うと「そのサイト(ページ)に関心を持ってなんらかの行動をしている」とみなし、「エンゲージメント」として記録されるのです。このイベントが発生してから、そのページを離脱するまでの時間が「エンゲージメント時間」として記録されます。「ページに滞在した時間」とほぼ同義です。 2つの特徴を実際の画面で比較してみる UAの表を見てみる 直帰率
こんにちは。はてなブログのサブディレクターをやっている id:AirReader と申します。 さて、2022年3月16日にGoogleよりユニバーサル アナリティクスの終了予定とGoogle アナリティクス 4(以下、GA4)への移行のアナウンスが行われました。GoogleがGA4を推しているのは知っていましたが、これほど早い終了は予想していませんでしたのでとても驚いたのを覚えています。 はてなブログでは、他のブログサービスと比較しても早い段階でブログのGA4に対応いたしました。また、単に対応するだけではなく、はてなブログの解析に最適化したデータを送信する付加価値もつけておりますので、ぜひご利用いただければと思います。 staff.hatenablog.com はてなブログの開発においては、終了の案内以前からGA4を導入して利用しておりました。また、GA4とは別にはてなブログの利用データ
こんにちはあるいはこんばんは。村山(X id:muraweb_net)です。 ユニバーサル アナリティクス が2023年7月に終了し、少しずつデータが停止されるプロパティが増え、いまや GA4 で主に分析される方も増えたかと思います。 ユニバーサル アナリティクス の次世代版としてリリースされた GA4 も分析において得意な面と不得意な面が存在します。 分析で得意な面を活用しつつ、不得意な面を他ツールでカバーして分析する方法を紹介します。 GA4 が得意な定量分析 全量データを扱うアナリティクスツール 全量データと個票データ 定量分析と GA4 定量分析と定性分析 GA4 による定性分析の限界 定性分析は Microsoft Clarity で行うという選択肢 Microsoft Clarityで可能なモニタリング GA4 と Microsoft Clarity を連携することで得られるも
ムラヤマ ユウスケ @muraweb_net 【アナリティクス関連のTips119】 GA4 の標準レポート側でも時系列の折れ線グラフで、日、週、月を切り替えることができるようになった。 探索レポートを作成して確認しなくても週や月での傾向を確認できるようになったから便利だね。 pic.twitter.com/gnhPCbROVu ムラヤマ ユウスケ @muraweb_net 【アナリティクス関連のTips118】 GA4で期間比較を行うと曜日をあわせてくれるから便利だ。 期間を比較する場合、曜日があっていないと数値差に曜日という要因が発生する可能性があるが曜日があうことで曜日の要因を減らすことができる。 なお、変化率だけを表に反映することもできる。 pic.twitter.com/RMrygajcUW
Googleアナリティクス4(GA4)で使えるようになる「直帰率」は「非エンゲージメント率」という評価をするための指標です。 従来のGA(ユニバーサル アナリティクス)の直帰率とは仕組みが全く異なるので、正しい集計仕様と使い方を覚えましょう。 直帰、直帰率とは 同じ名前の指標ですが、 従来のGA(以下、UA)とGA4で使える直帰率は下記のような違いがあります。 UAの直帰率 ページで何も行われなかった 1 ページのみのセッションのパーセント数。直帰の場合、セッション継続時間は 0 秒です。たとえば、ユーザーがウェブサイトにアクセスして、ホームページでコンテンツを数分間閲覧したものの、リンクをクリックしたり、インタラクション イベントとして記録されているイベントをトリガーしたりせずにウェブサイトを離れた場合、そのセッションは直帰として集計されます。 引用:[UA→GA4] 指標の比較: Go
SPAでのGA4計測はやや複雑で「カスタムディメンションの値がおかしくなる」「二重ページビュー計測の発生」「GTMは完璧に設定したのに計測できない」など幾つもの罠が潜んでいます。本記事ではこれらの問題が発生する理由と対策方法を解説します。 対策のみ知りたい方はSPAの罠を回避するための仮想ページビュー計測設定の章を直接ご覧ください。 ——————————————————————————————————- UPDATE (2024.03.26): Googleタグに対応したより新しいSPA計測方法についての記事を投稿しました。本記事と併せてお楽しみください。 [GTM] Googleタグ版GA4のSPA向けタグ設定 | アユダンテ株式会社 ——————————————————————————————————- SPAとは GA4の自動SPA計測はカスタムディメンションの値を更新しない GA4
こんにちはあるいはこんばんは。村山(twitter id:muraweb_net)です。2023年6月末に ユニバーサルアナリティクス が終了し、2023年7月から本格的に GA4 を利用することになりました。慣れないUIに戸惑っている方が多いかもしれません。今回は、 GA4 で利用できるようになったレポート機能である「探索」について紹介します。 モニタリング分析とアドホック分析 モニタリング分析 アドホック分析 GA4 の「レポート」と「探索」 GA4 の「レポート」でのモニタリング分析 GA4 の「探索」でのモニタリング分析とアドホック分析 GA4 の「探索」レポート活用例 自由形式 自由形式でレポートUI内でデータ分析するケース 折れ線グラフ ドーナツグラフ 地図 テーブル 自由形式にてデータエクスポートした後にBIツールで分析するケース GA4 からデータをエクスポートし外部BIツ
どのような施策で改善したのか 実行いただいたSEOに関する施策 ブログの分離 ナビゲーション動線の改修 FAQコンテンツの再配置 広告のデータを活用したSEOに関する施策 広告文を分析し、titleとdescriptionの改善 施策の効果 分断されがちなSEOと運用型広告 分断とは何か? 分断と連携、それぞれの影響 コンテンツを改善するということ なぜこんなにも多くの業務ができるのでしょう? どのような施策で改善したのか どのような施策で改善したのかの具体の前に、JADEで対応している業務を一覧で記載してみます。 SEOのコンサルティング 運用型広告のコンサルティング Google ビジネスプロフィールのコンサルティング Google アナリティクス 4(以下、GA4)のデータを利用した分析 Microsoft Clarity を使った分析 GA4の計測実装 データポータルでのダッシュボ
Googleが提供するアクセス解析サービスのGoogleアナリティクスでは、2023年7月1日に「Google アナリティクス 4(GA4)」への完全移行が実施され、前世代のGoogleアナリティクスである「ユニバーサル アナリティクス(UA)」でのデータ処理が終了しました。完全に更新が止まったUAのデータをそのうちGoogleが消したりアクセス不能にしたりする前に、別のアクセス解析ツールであるMatomoへとインポートしてみました。 Import Google Analytics User Guide - Analytics Platform - Matomo https://matomo.org/guide/installation-maintenance/import-google-analytics/ Matomoはクラウドサービスが提供されているほか、セルフホストも可能で一切外部
電通デジタルの中野です。 今回は、Google Analytics 4(GA4)をBigQueryで分析する際によく使うSQLをまとめました。 自身の業務でもよく使用するため備忘録的な側面もありますが、参考までに活用いただければと思います。 前提BigQueryに連携したGA4データにはいくつか前提条件があります。 その中で最も大きな点は、GA4のレポート画面と数値が一致しない場合がある、ということです。 詳細については、こちらのページに記載があります。 ユーザー数やセッション数といったユニーク数を算出する場合、データ量が多いと計算に時間がかかります。そこでGA4レポートではHyperLogLogというアルゴリズムを使用して近似値を算出しています。 精緻な値を計算する場合は、現状BigQuery以外に手段がありません。こういった制約からもBigQuery上でSQLを使った分析をする場面は増
こんにちはあるいはこんばんは。村山です。 ユニバーサルアナリティクス終了までの期日が差し迫る中、GA4を導入するための計測設計、計測実装にあたふたする方も加速度的に増加しているのではないでしょうか。今回は、GA4を計測実装する上でも重宝するGoogleタグマネージャー(以下、GTM)に関して思うことをつらつらと書いてみます。 GA4を計測実装する様々な手段 アナリティクスの計測実装とタグマネージャーの関係 データ計測のためのHTMLの改修という課題を解決したタグマネージャーの登場 便利すぎるタグマネージャーによる弊害 データの計測実装でも無理ができてしまう GTMはわりとなんでもできてしまうツール GA4の導入は急ぎたくなるけど、しっかりと計測要件を定義しスケジューリングするべき GA4を計測実装する様々な手段 GA4を導入する際に必要な計測実装は様々な手段が存在します。現時点で選択できる
GA4でお問い合わせフォームがどこまで入力されているかを分析する方法 【寄稿】連 久実子さん ブログ:https://shuhu-marketing.com/ X:https://twitter.com/shuhu_marketing/ 広告代理店を経て、メーカーEC運用部門にてサイト構築運用・カスタマーオペレーション・ロジスティクスと広く経験した後、ブランディング及び販促戦略企画に携わり、現在は、フリーランスのWebアナリストをしています。「レンさん」と呼ばれるのを密かに気にしています(連と書いてムラジと読みます)。 こんにちは、Webアナリストをしている連久実子です。 はじめに伝えておきます・・・この方法だいぶ面倒くさいです。フォームがどこまで入力されているかをざっくり把握したいだけであれば、Microsoft Clarityを使った方がめちゃくちゃ楽です。 じゃあ何故今回ご紹介する分
本記事は GA4 Week 1日目の記事です。 📈 イベント告知 ▶▶ 本記事 ▶▶ 2日目 🔍 3回目の投稿になります、高橋栞です。 GA4と早く仲良くできるよう、"相手を理解すること"をモットーにアプローチを進めております。 今回はGA4 Weekとのことで、本日から5日間GAのテクニカルサポートに携わるメンバーたちでGA4に関する記事を書いていきます!ぜひ5日間チェックしてください!! また、これまでもGA4に関連する記事はいくつか投稿していますので、ぜひこちらもチェックしていただけると嬉しいです! さて、本記事ではGA4を理解しようと奮闘する中で気づいた、履歴の変更に基づくGA4のページビュー計測の注意点についてご紹介したいと思います。 「ページビュー」のタイミングだけじゃない! GA4で「ページビュー数」が計測されるタイミングについて 拡張計測機能とは 拡張計測機能「ページビ
Webアナリストの小川卓さんが執筆! Web解析ツールのスタンダード「Google アナリティクス」の最新バージョン、2020年10月にメジャーバージョンアップを遂げたGoogle Analytics 4(以下GA4)をテーマに据えた連載2回目。今回はGA4の「レポート」機能について解説します。 ※ Google アナリティクスは随時、機能追加やレポート画面のレイアウト変更などが行われます。本内容は2021年7月時点に基づきます。 ※ GA4連載の第1回、従来版との違いなどを確認したい場合は以下を参照してください。 “小川卓さんのGA4連載 第1回 従来バージョンとの違いと初期設定” https://www.pc-koubou.jp/magazine/52878 「レポート」機能とは? GA4は、大きく分けて2種類の方法でデータを表示してくれます。1つが今回解説する「レポート」などに代表さ
2019年に発表された「アプリ+ウェブ プロパティ」が、正式に2020年10月にβ版から名称を「Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)」へ変えてリリースされました。リリースから1ヵ月の間でも機能アップデートが続々と行われており、新しいプロパティを作成するときは「Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)」がデフォルトで選択されるようになっています。今回は改めて「Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)」の概要や機能をおさらいし、導入するメリットのひとつ「アプリとウェブをまたがった計測」について解説します。 現時点(2020年11月)ではGoogle アナリティクス 4 プロパティ の実装に関する情報が少なく、すべてを網羅したイベント設計を行い、サイトへ導入することに躊躇するユーザーが多いと思いますが、後述するレポート例「集客>ユーザー獲得レポート」
GA4ではWebサイトごとに個別のカスタムディメンションやイベント設定を行うことで詳細データを得られますが、多くのマーケターが手軽に利用しやすいように、本テンプレートは極力汎用性を担保した設計にしています。 GA4版 Looker Studioテンプレートの導入設定手順最初に、自社Webサイト用にレポートをコピーする必要があります。コピーが完了したら、レポートの初期設定を行いましょう。 このテンプレートは誰でも無料で使えますが、Google アナリティクスとGoogle サーチコンソール、YouTubeの閲覧権限が必要です。閲覧権限がない場合は、自社のツール管理者に相談してください。Google サーチコンソールとYouTubeを連携しない場合は、以下の手順内の[新しいデータソース]を選択するステップを飛ばして、[レポートをコピー]してください。レポートをコピーする(この設定にかかる時間:
ユニバーサルアナリティクス(以下UA)のデータ処理がされなくなる予定の7月1日まで2ヶ月を切りました。GA4への移行や導入支援などのサポートをしている弊社ではUAで対応していたことのほとんどはGA4で対応していて、UAではしづらかったような分析もできるようになりWebサイトの改善施策の提案も質も向上しました。 しかしながら未だに悩んでいる領域があります。それは広告運用のためのアクセス解析です。この記事及び今後のこの記事で、広告運用におけるGA4では何ができて何ができないかを書きます。広告運用代行業者及び広告主の方がGA4へどう向き合うべきか、参考にしていただければと思います。結論づけはしていません。 また、この内容は現時点での公式の情報やわたしが検証できていることなどに限ります。今後仕様は変わってできなかったことができるようになるかも知れませんし、わたしが検証しきれていないこともあるかもわ
株式会社HAPPY ANALYTICSの小川卓(id:ryuka01)です。 今回は、全2回で Google アナリティクス4(以下「GA4」) × BigQuery に関して紹介をしていきます。 後編となる第2回は、BigQueryとGA4の連携方法や、GA4のデータをより活用するための方法についてご紹介していきます。GA4 × BigQuery を活用することで、オウンドメディアの分析や効果の可視化に大きく役立つと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。 なお、BigQuery内でGA4データがどのように保存されているかなど、データ構造に関しては本記事で詳しく触れませんのでご理解いただければ幸いです。 BigQueryとGA4の連携方法 BigQueryのセットアップ Google Cloudのアカウントを作成 BigQueryのプロジェクトを作成する GA4からBigQueryにデ
はてなブログではGoogle アナリティクス 4 (以下 GA4)の連携機能を提供しています。これまでも、はてなブログ独自のイベントやカスタムディメンション(記事の投稿日のメタデータや読了イベント、ブログカードのリンククリック計測など)を提供し、ブログの解析に役立てていただけるようにしています。 staff.hatenablog.com 今回、ブログの解析に役立つデータを新たに追加しました。追加したのは以下の5つのカスタムディメンションです。それぞれ、詳しく説明させていただきます。 追加したカスタムディメンション カスタムディメンション名: page_id 概要 解析での利用シーンや用途 利用上の注意 カスタムディメンション名: categories 概要 解析での利用シーンや用途 利用上の注意 カスタムディメンション名: first_category 概要 解析での利用シーンや用途 カス
自社のWebサイトを複数のドメインで運用しているとき、Googleアナリティクスのクロスドメイントラッキングを使って包括的な計測を行うことがあります。GA4ではクロスドメイントラッキングの設定が容易なこともあり、導入しているところも多いと思います。 しかし、Googleアナリティクスの導入設定のご依頼時に要件をヒアリングしていると、少し誤った理解をされている人がいらっしゃいます。多くの期待をクロスドメイントラッキングに抱いているようなのですが、そのような仕様ではないですよという説明を差し上げることになります。 複数ドメインでのあらゆるユーザー行動を同一ユーザーのものとして捉えるものではない Googleアナリティクスのクロスドメイントラッキングは、複数ドメインでのあらゆるユーザー行動を同一ユーザーのものとして捉えるものではありません。あくまで「ユーザーのドメイン間の遷移時に前ドメインのCo
Looker Studioは、さまざまなデータソースと接続し、分かりやすい全自動のレポートが作成できるGoogleが提供する無料のレポート作成ツールです。GA4の管理画面に用意されているレポートや探索ツールよりも遥かにかんたんにレポートが作成でき、関係者への共有もしやすいため、GA4レポートはLooker Studioで自動化するのがオススメです。 この記事では、2,000社以上の企業が導入するマーケティングレポート自動化ツール「インハウスプラス」が提供する大人気のGA4のLooker Studioレポートテンプレートをご紹介します。インハウスプラスのテンプレートなら、一度の購入でサイト数無制限でレポートが作成でき、レポートもコピーするだけ数分で完成、カスタマイズも自由自在です。またGA4の専門家の小川卓さんに顧問として参画いただき、GA4の仕様変更があった際はテンプレートを随時アップデー
ChromeデベロッパーツールはGoogleのChromeブラウザに搭載されたWeb開発を支援するためのツールです。 Google Analyticsのような計測タグの設定やSEOのサイトチェック作業を行う方であれば一度は使ったことがあると思いますが、ツールが持つ様々な便利機能を知れば検証作業の精度と効率を改善できます。 本記事では主にChromeデベロッパーツールの「Networkパネル」を使った通信内容の確認作業に使える便利な機能を広くご紹介します。 Chromeデベロッパーツールの呼び出し方 Networkパネルの基本的な使い方 スマホ向けページの通信を確認する 通信内容をフィルタリングして確認する 特定の通信をブロックする 通信の発生元を確認する Networkパネル内の各コントロールの機能概要 おわりに Chromeデベロッパーツールの呼び出し方 Chromeブラウザで開いている
GA4への移行も完了し、本格的にデータ活用を進めているが、うまくいかないといった人も多いだろう。そういった人を対象に、「分析の前に、大切な話をしよう~Googleアナリティクス4を使ったデータ活用法~」と題したセミナーが2024年5月22日、東京・新宿で開催された。 本セミナーは、データ活用を支援するアユダンテ株式会社が主催。同社のGMPコンサルティング事業部 COO 山浦直宏氏、チーフソリューションコンサルタント藤田佳浩氏、シニアソリューションコンサルタント中村晃氏の3人で進められた。 データ活用=データ分析ではないWebサイトを構築するとたいてい無料のGA4が入っていて、GA4で取得したデータをいきなり分析していこうとする人がいるが、分析の前にもっと大事なことがあるという。 GA4のデータを見て、いきなり分析をし始める人がいるが、本当にそれでいいのだろうか(山浦氏) データ活用というと
例えば ga4_event_param1.name は以下のように作ります。 トリガー作成 トリガーのタイプをカスタムイベント、イベント名を ga4_event としてトリガーを作成します。 GA4イベントタグの作成 最後にイベントの記録に使うGA4イベントタグを作成します。 タグ名を GA4汎用イベント とする 設定タグにすでにある「GA4設定タグ」を指定 イベント名は {{ga4_event_name}} 変数を設定 イベントパラメータの1行目はパラメータ名に {{ga4_event_param1.name}} 、値に {{ga4_event_param1.value}} を設定 イベントパラメータの2行目はパラメータ名に {{ga4_event_param2.name}} 、値に {{ga4_event_param2.value}} を設定 イベントパラメータの3行目はパラメータ名に
デジマDaysの最終日を担当する廣岡です。 前回、アドベントカレンダーで モバイルアプリのスクリーンビュー計測についての記事 を書きましたが、今回もモバイルアプリ計測に関する記事を書きたいと思います。 今回は、モバイルアプリの計測テストを行う際に利用するGA4とFirebaseの機能「DebugView」についてです。 DebugViewとは 以前よりFirebaseに存在していた機能ですが、その後誕生したGA4でも同様に利用が可能となっています。 今回はモバイルアプリの計測テストに限定した内容となりますが、ウェブの計測テストにも活用できます。 通常、アプリのイベントデータは1時間の周期でバッチ処理され、まとめて送信されますが、DebugViewでは過去30分以内にデバッグモードが有効になっているデバイスで操作した、ウェブサイトとモバイルアプリで計測されたイベントやそれに付随するイベントパ
GA4(Googleアナリティクス4 プロパティ)のディメンションと指標の日本語表記をまとめたドキュメントを、Googleスプレッドシートで公開しています。 日本語環境でのディメンションと指標の判別の困難さを軽減 GA4にはさまざまなディメンションと指標が準備されていますが、以下の課題があり、特に日本語環境では利用に支障をきたす場合があります。 利用可能なディメンションと指標に違いがある(標準レポート、探索レポート、Looker Studio) ディメンションと指標の日本語表記が異なり、統一されていない(標準レポート、探索レポート、Looker Studio) 利用可能なディメンションと指標に違いがあり、かつ日本語表記も異なるものがあるため、該当のディメンションや指標を利用できるのか、どれを選べば良いのかがわかりにくい状態です。 これらの課題を解消するため、いちしま泰樹を中心にディメンショ
これらのデータを見ていくことで、サイトの現状を正しく知り、どのように改善すればサイトの成果へと繋がるのかを議論していくことができます。 なお、以前まではGoogle Analytics 4(GA4)ではなく、ユニバーサルアナリティクス(UA)と呼ばれており、計測できる内容などが少し異なりました。 現在最新のGoogleアナリティクスが、「Google Analytics 4(GA4)」です。 これまでのユニバーサルアナリティクスでは、Webとアプリを行き来しているユーザーを別ユーザーと判別していましたが、GA4では「PC→スマホアプリ→商品購入」といったデバイスをまたいだユーザーも同一ユーザーと判別できるようになり、ユーザージャーニーを正確に把握できるようになりました。 たとえば、GA4では以下のコンバージョンの計測が可能です。 ECサイト:購入・売上 メディアサイト:問い合わせ獲得・数、
GA4にはてなブログが対応しましたので、早速入れてみることにしました(Google Tag Manager経由では導入済みですが)せっかくので、公式の方法でも実施してみようかと。 staff.hatenablog.com ヘルプ等にも説明は載っているので、設定の部分はさくっと説明しつつ、どういうレポートが出せるようになったのかもあわせて見ていきます。 最初の設定 まずはGA4用のプロパティとストリームを作成しましょう。 このあたりの作成方法はヘルプをご覧ください。 help.hatenablog.com 導入完了後、データストリーム内にあるサイトをクリックして測定IDを表示します。 ここで測定IDをコピーしましょう。 続いて管理画面から設定>詳細設定を開きます。 コピーした測定IDを入れて変更を押します。 サイトにアクセスし、リアルタイムレポートを確認して計測出来ているかをチェックしましょ
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