まえがき R&Dチームの徳田(@dakuton)です。本ブログの副編集長を兼任しています。普段の業務では機械学習などを用いて定量データの解析を行っています。 今年の6月に、Androidのイベント(ABC 2018 Spring)でエッジデバイス(主にモバイル)に関する機械学習の動向についてお話させていただきました。 今回はこちらのアップデート版として、ここ数ヶ月での取り組みについて軽く紹介したいと思います。 エッジ学習の利用目的と課題 利用目的 主に以下の3点です。 クラウド側にかかる計算リソースの分散 ネットワーク転送コストの高いデータ送信を回避(音声データなど) プライバシー保護 課題 たとえば3に関して、米国においてApple WatchでECG(心電図)が取れるよう準備中との情報もありますが、クラウドでの処理は技術的な面以外での障壁があります。 バイタルデータというのはセンシティ