並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

81 - 120 件 / 179件

新着順 人気順

earthの検索結果81 - 120 件 / 179件

  • 全球凍結後に真正細菌が増殖した後に真核生物が繁栄した証拠を東北大が発見

    東北大学は8月23日、6億5000万年前から6億3000万年前の地球が赤道直下の熱帯地域まで氷河で覆われた「全球凍結」時代からその解氷時に形成された地層の岩石資料を分析し、全球凍結中にも光合成生物(藻類)が存在した証拠および解氷後に生物量極小を経て真正細菌が増殖し、その後に真核生物が繁栄した証拠を得たと発表した。 同成果は、東北大大学院 理学研究科 地学専攻の静谷あてな大学院生(現・福井県立恐竜博物館研究職員)、同・海保邦夫教授(現・東北大名誉教授)、中国地質大学のJinnan Tong教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、環境から生態学まで地球を題材とした学術誌「Global and Planetary Change」に掲載されるに先立ち、オンライン版に先行して掲載された。 地球の環境は誕生後、決して平坦だったわけではないことがさまざまな研究から分かってきている。例えば気温だけを

      全球凍結後に真正細菌が増殖した後に真核生物が繁栄した証拠を東北大が発見
    • 地球最深部、直径約640キロの「鉄の核」が存在か 新研究

      球の中心部にある内核に、「最深部の内核」と言うべき層が存在する可能性があるとの研究結果が発表された/NASA (CNN) 地球の中心部にある内核に、隠れた「最深部の内核」と言うべき層が存在する――。オーストラリア国立大学の研究者が科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された論文でそんな研究結果を発表した。 地球は表面から順に地殻、マントル、溶融する外核、固体の内核の4層から成ると考えられている。今回の発見は5層目の存在を示唆するもので、地球やその形成に関する長年の謎をひもとく新たな手掛かりとなる可能性がある。 地球の核に未確認の新たな層が存在する可能性は20年近く前から科学者が指摘していた。論文によれば、地球中心部を通過する地震波を測定した新たなデータから、最深部にある核を見つけることができたという。 地震波は地震や火山などから発生し、地殻や地球の内部を伝わる。今回の研究では、巨大地

        地球最深部、直径約640キロの「鉄の核」が存在か 新研究
      • 伊東・大室山 マグマの動き可視化 内部を宇宙線で透視 世界初|あなたの静岡新聞

        静岡大防災総合センターの小山真人教授(火山学)らの研究グループが、伊東市の大室山で宇宙線を使った山体の透視研究を行い、詳細な立体構造を明らかにすることに成功した。火山の内部を全方向から解析する研究は世界で初めて。今後、活火山の内部をリアルタイムで観測できるようになれば、的確な避難行動にもつながるため、科学者だけでなく防災関係者も研究の進展に期待を寄せる。 研究グループは大室山を囲むように10カ所の観測点を設けて「原子核乾板」と呼ばれる特殊なフィルムを地中に設置した。フィルムは宇宙から降り注ぐ素粒子「ミューオン」を記録でき、名古屋大が独自開発した高速フィルムスキャン装置を用いて山体の内部をエックス線撮影のように解析した。過去に他の山で観測点を3カ所設けた事例はあったが、小山教授は今回の観測結果について「驚異的な解像度。火山学者の夢が一つかなった」と成果を強調する。 解析によると、山頂火口の真

          伊東・大室山 マグマの動き可視化 内部を宇宙線で透視 世界初|あなたの静岡新聞
        • 南極で3150億トンの巨大氷山が分離 佐渡島の2倍の面積 - BBCニュース

          分離した氷山「D28」の表面積は1636平方キロメートルと、スコットランドのスカイ島より一回り小さいサイズだ(編集注:日本の佐渡島の2倍弱の面積)。

            南極で3150億トンの巨大氷山が分離 佐渡島の2倍の面積 - BBCニュース
          • 地球は8400万年前に12度傾き、元に戻った

            アメリカ航空宇宙局(NASA)の地球多色撮像カメラ(EPIC)で撮影された地球の写真。 Reuters/NASA 8600万年前から7900万年前にかけて、地球は傾いて少し横倒しになり、また元に戻っていたことが、最新の研究で明らかになった。 当時の地球は、今と比べて12度傾いていた。ニューヨーク市が現在のフロリダ州の位置に移動するくらいの傾きだ。 地球の地殻は、地球表面の重量分布によって、そんなふうに動くことがある。 ティラノサウルス・レックスやトリケラトプスが歩きまわっていた白亜紀後期に地球を宇宙から眺めることができたなら、地球全体がやや横倒しになっているように見えただろう。 最新の研究によれば、およそ8400万年前には、地球は今と比べて12度傾いていたという。 「12度傾くということは、それと同じだけ緯度に影響を与えていただろう」。この論文の共著者であるダートマス大学の地球生物学者サラ

              地球は8400万年前に12度傾き、元に戻った
            • これが宇宙旅行の「帰り」に見える景色です

              これが宇宙旅行の「帰り」に見える景色です2024.03.05 23:0016,096 Passant Rabie - Gizmodo US [原文] ( そうこ ) 民間宇宙企業のVarda Spaceが、大気圏再突入の映像をYouTubeで公開しています。27分のノーカット突入映像は、もしいつか宇宙旅行に行くことがあれば帰りに見える景色になるのかな。 地球低軌道上から大地へVideo: YouTube/ Varda Space Industries動画を撮影したのは、Varda Spaceが地球低軌道上へと打ち上げたカプセルに搭載されたカメラ。国際宇宙ステーションの外でミッションにあたっていたカプセルが任務を終え、帰還途中の一部始終を撮影したのがこの映像です。 地球の低軌道を離れ、青い惑星を見つめ、大気圏を通り抜け、パラシュートが開き、砂地に着地し、回収の人がやってくるところまえしっかり

                これが宇宙旅行の「帰り」に見える景色です
              • 「千葉石」詳しく調べたら…新鉱物「房総石」を発見:朝日新聞デジタル

                ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                  「千葉石」詳しく調べたら…新鉱物「房総石」を発見:朝日新聞デジタル
                • 「スロースリップ」沖合の海底で初確認 地震メカニズム解明へ | NHKニュース

                  発生が懸念される南海トラフの巨大地震。東海から四国の陸地から遠く離れた海底で、プレートの境目がゆっくり動く「スロースリップ」という現象が起きているのを東京大学と海上保安庁が初めて捉えました。巨大地震との関連性が注目されている現象で、メカニズムの解明や防災対策につながるのか期待されます。 今回、「スロースリップ」が確認されたのは、豊後水道沖や紀伊水道沖など合わせて7か所で、いずれも陸地から50キロ以上離れています。 海上保安庁は、南海トラフで想定される震源域や、その南の海底合わせて15か所ほどに地盤の動きを観測できる装置を設置していて、東京大学とともにデータを解析したところ、平成30年までに7か所で確認されたということです。 このうち、紀伊水道沖の2か所では、平成30年ごろ、南東方向に向かってそれぞれ6センチと8センチ動いていました。 プレートの境目がゆっくりずれ動く「スロースリップ」は、動

                    「スロースリップ」沖合の海底で初確認 地震メカニズム解明へ | NHKニュース
                  • 最大級の太陽フレアが7回連発 各地でオーロラ、北海道でも観測 | 毎日新聞

                    オーロラの影響でピンクに染まる空と、その光を映すオホーツク海。右は知床半島(20秒間露光)=北海道斜里町で2024年5月11日午後11時34分、貝塚太一撮影 太陽表面で起きる爆発現象「太陽フレア」が8日から繰り返し大規模に発生していることから、国立研究開発法人「情報通信研究機構」は11日、全地球測位システム(GPS)の位置情報や無線通信などに障害が発生する恐れがあるとして注意を呼び掛けた。この影響で非常に大きな磁場の乱れ「磁気嵐」が発生。北海道や東北、本州の日本海側など、各地でオーロラとみられる現象が観測された。 同機構によると、最大級の「Xクラス」の太陽フレアが8日から11日までに計7回発生。11日午前10時23分に発生した太陽フレアは、その中でも最大規模だった。3日間(72時間)で7回のXクラスが発生したのは、観測史上初めてという。

                      最大級の太陽フレアが7回連発 各地でオーロラ、北海道でも観測 | 毎日新聞
                    • 「スノーボールアース」、小惑星の衝突が引き金だった、新説

                      6億5000万年前、雪と氷が惑星表面と海の大半を覆っていた時代の地球の復元図。新たな研究は、この「スノーボール」状態は小惑星によって引き起こされたのではないかと提案している。(ILLUSTRATION BY SPENCER SUTTON, SCIENCE PHOTO LIBRARY) もし何億年も前の時代にタイムトラベルしたなら、地球はまるで映画『スター・ウォーズ』に出てくる惑星ホスのような姿をしていることだろう。凍りつくように寒く、陸地と海をほぼ隙間なく覆う果てしない氷の世界を、乾いた空気が吹き抜けていくのだ。 「スノーボールアース」として知られるこうした全地球規模の凍結状態は、少なくとも2回、どちらも6億年以上前に発生している。世界が巨大な氷の球に変わってしまうなど、何か重大な問題が起こっていたに違いない。しかしその問題とは、一体なんだろうか? 異常な火山活動から超大陸の破壊までさまざ

                        「スノーボールアース」、小惑星の衝突が引き金だった、新説
                      • コンパスのN極が指し示す「北」の位置が190年で2250kmも移動している

                        by Valentin Antonucci 一般的に「北」といえば、地球の自転軸の最北端に当たる北極点をイメージしますが、方位磁針(コンパス)のN極が指し示す「北」は北極点ではなく、地球の磁場(地磁気)によって決まる磁北です。このコンパスが指し示す「北」の位置は約190年で2250kmも動いており、アメリカ海洋大気庁(NOAA)は2019年12月10日、世界磁気モデル(WMM)を更新して磁北のズレを修正しました。 World Magnetic Model 2020 Released | News | National Centers for Environmental Information (NCEI) https://www.ncei.noaa.gov/news/world-magnetic-model-2020-released Earth's Magnetic North Pole

                          コンパスのN極が指し示す「北」の位置が190年で2250kmも移動している
                        • コンゴのニイラゴンゴ火山が噴火、なぜこんなに危険なのか?

                          2021年5月23日、溶岩に囲まれた建物。背景に見えるのが、噴火したニイラゴンゴ火山。(PHOTOGRAPH BY MOSES SAWASAWA, AFP VIA GETTY IMAGES) 5月22日の夜遅く、コンゴ民主共和国の東部に位置するニイラゴンゴ火山の岩肌に亀裂が走り、柔らかい溶岩が流れ出して、勢いよく斜面を下り始めた。その一部は、わずか10キロしか離れていない人口150万人の街ゴマへ向かった。 場所によっては3階建ての建物ほどの高さにまで達した溶岩は、夜空を明るく照らしながら近隣の村々を襲い、道路を埋め尽くした。行く手を阻む建物はすべてのみ込まれ、炎に包まれた。5月25日の時点で15人の死亡が確認されているが、その数は今後増えると見込まれている。 ニイラゴンゴ山は、頂上の火口に永続的な溶岩湖がある世界でも数少ない火山の一つだ。落ち着いたためしがなく、1977年と2002年にも噴

                            コンゴのニイラゴンゴ火山が噴火、なぜこんなに危険なのか?
                          • メタンの「超大量排出源」を特定、温暖化対策に寄与 NASA

                            米ニューメキシコ州カールズバッドで観測された、全長3キロに広がるメタンガス。米航空宇宙局(NASA)JPL-Caltech提供(撮影日不明、2022年10月25日公開)。(c)AFP PHOTO / NASA/ JPL-Caltech 【10月26日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は25日、粉じんが気候に与える影響を調べる装置を使い、メタンガスを大量排出している場所を世界各地で50か所以上特定したと発表した。メタン発生源の特定により、温暖化対策への寄与が期待される。 NASAは報道発表で、「メタンの排出抑制は、温暖化の影響を軽減するカギだ」と指摘。その上で、今回の成果について「メタンがどこで漏れているのか科学者が特定する一助になるとともに、迅速な対処方法の手掛かりを与える」と意義を強調した。 NASAの「地球表面鉱物性粉じん源研究(EMIT)」は、大気中の粉じんが気候に与える影響を調査し

                              メタンの「超大量排出源」を特定、温暖化対策に寄与 NASA
                            • 恐竜時代を終わらせた隕石の落下後、地球生命にとって「最も致命的となった現象」が判明! - ナゾロジー

                              今から約6600万年前、巨大小惑星が地球に飛来し、メキシコ・ユカタン州の沿岸部へと衝突しました。 チクシュルーブ衝突体として知られるこの隕石は、直径180キロ・深さ20キロにおよぶクレーターを残し、膨大な量の粉塵を巻き上げ、空を暗黒で覆い、巨大な津波を引き起こし、それまでの地球環境を破壊して恐竜を含む全生命の4分の3(75%)を死滅させたと考えられています。 ここまでは研究者の間でも意見の一致した学説です。 一方で、この隕石の巻き上げた粉塵が、どのような成分を主体としており、どの程度の期間残留し、どのように地球環境に影響したのかは判然としていません。 しかしベルギー王立天文台(ROB)は最新研究で、衝突で巻き上がった粉塵は「ケイ酸塩」を主成分とし、地球上の光合成を2年間に渡って完全に停止させ、粉塵が完全に消えるまで最長15年を要した可能性を報告しました。 これは恐竜たちの時代を終わらせたK

                                恐竜時代を終わらせた隕石の落下後、地球生命にとって「最も致命的となった現象」が判明! - ナゾロジー
                              • 地球内核はたまに地表に対して逆回転している証拠が見つかる!不規則なうるう秒の原因か - ナゾロジー

                                原子時計という精密な時計の登場以降、人類は地球の1日の長さ(つまりは自転速度)が非常に不安定でムラがあることを知りました。 うるう秒は1日の長さを補正するためにこれまで27回導入されていますが、そのタイミングは非常に不規則です。 なぜ地球の自転はそんなに不規則なのでしょうか? この問題について、米国の南カリフォルニア大学(USC)の研究チームは、地震波の測定から地球の内核が1方向へ回転を続けるのではなく、時折反転する振動を起こしていたという証拠を発見しました。 内核の回転が振動しているというアイデアは、以前から存在していましたが具体的な証拠が示されたのはこれが初めてです。 研究の詳細は、2022年6月10日付けで科学雑誌『Science Advances』に掲載されています。 The Earth moves far under our feet: New study shows Earth

                                  地球内核はたまに地表に対して逆回転している証拠が見つかる!不規則なうるう秒の原因か - ナゾロジー
                                • 地球の自転はだんだん速くなり1日が短くなっている

                                  2022年6月29日は、高精度の原子時計で地球の自転を測定し始めた1960年代以降、最も短い1日だったことが明らかになりました。このことから、地球の自転速度は近年加速していることが示されています。 Oh my days! Midnight comes a fraction sooner as Earth spins faster | Science | The Guardian https://www.theguardian.com/science/2022/aug/01/midnight-sooner-earth-spins-faster-shortest-day The Guardianによると、ここ数年にわたり1日の短時間記録が次々と更新されているとのこと。2020年には過去50年間で最も短い28日間を記録しており、その中で最も短い1日だった7月19日は8万6400秒、つまり24時間

                                    地球の自転はだんだん速くなり1日が短くなっている
                                  • 彗星の衝突が地球の大陸を作る原動力になった可能性が判明

                                    地球の表面は地殻という岩石の層でできています。この地殻は、薄い玄武岩でできた海洋地殻と、厚い花崗岩でできた大陸地殻とに分かれます。このように地殻が化学組成の異なる岩石に分かれているのは、他の岩石惑星には見られない特徴です。 大陸地殻の形成は、惑星科学だけでなく生命科学の分野でも興味深い対象です。風雨や河川による大陸の風化によって、海洋に流れ込む栄養分が増加し、生命の進化を手助けしたとも考えられているからです。しかし、大陸地殻がどのようにできたのかは長年の謎です。大陸地殻は、太古代(40億年~25億年前)に化学組成の異なる物質が分離する分化作用によって形成されたと考えられていますが、詳細は明らかになっていません。 今回、カーティン大学のChristopher L Kirkland氏などの研究チームは、最初期に形成されたと考えられている大陸地殻の断片を分析し、上記とは異なる可能性を導き出しまし

                                      彗星の衝突が地球の大陸を作る原動力になった可能性が判明
                                    • 地球は最初から青かった? 水の起源に新隕石説 研究

                                      仏パリの国立自然史博物館に収蔵されている長さ約10センチの頑火輝石(エンスタタイト)コンドライト「サハラ97096」。国立自然史博物館提供(2020年8月27日提供)。(c) Laurett PIANI and Christine FIENI / Museum national d'Histoire naturelle / AFP 【8月31日 AFP】地球の表面の70%を覆っている水は、誰もが知っているように生物には不可欠だ。しかし、この水がどのようにして地球に存在するようになったかについては長年、科学者らは議論を交わしてきた。 この謎の解明に一歩近づく研究結果が27日、フランスのチームによって米科学誌サイエンス(Science)に発表された。論文は、水が存在する理由となった隕石(いんせき)の種類を特定し、地球は形成当初から水が豊富にあった可能性を示唆している。 研究を率いた宇宙化学者の

                                        地球は最初から青かった? 水の起源に新隕石説 研究
                                      • 西之島「わずか5日でグングン成長!」国土地理院が地形変化を解析 | ハザードラボ(※ 記事消失)

                                          西之島「わずか5日でグングン成長!」国土地理院が地形変化を解析 | ハザードラボ(※ 記事消失)
                                        • 7300年前の鬼界カルデラ噴火、過去1万年で世界最大と判明、鹿児島沖

                                          九州南方沖の海底火山、鬼界カルデラが起こした7300年前の「アカホヤ噴火」が、完新世(1万1700年前~現在)で世界最大の噴火であることが分かったと、神戸大学の研究グループが発表した。海底に堆積した噴出物の量を船で詳しく調べるなどして判明した。この噴火は南九州の縄文人に壊滅的な被害を与えた。研究グループは「このような噴火が発生すれば、火砕流や火山灰が現代文明に及ぼす影響は計り知れない」としている。 鬼界カルデラは鹿児島市の南約100キロにあり、長さ25~15キロほどの楕円(だえん)状。噴火でマグマが一気に噴き出し、地下の空洞になった所が落ち込んでできた陥没地形「カルデラ」が、巨大噴火の繰り返しにより複合しているとみられる。直近の巨大噴火がアカホヤ噴火で、火山灰は東北地方の一部にまで飛んで積もっており、考古学などで年代判定の手がかりとして利用されている。カルデラの縁は外輪山と呼ばれ、噴火を繰

                                            7300年前の鬼界カルデラ噴火、過去1万年で世界最大と判明、鹿児島沖
                                          • 世界中に響いた大地のうなり声、新しい海底火山の誕生だった

                                            (CNN) 2018年5月から6月にかけ、世界中の地震観測所で、異常な量の地震シグナルが観測された。このシグナルはうなり声のような異音を発生させ、同年11月には最大で20分続く地震波も検出された。 このシグナルと異音は、新しい海底火山の形成に伴って発生していたという研究結果が、このほど科学誌ネイチャー・ジオサイエンスに発表された。 異常な量の地震をたどって行き着いたのが、インド洋に浮かぶマヨット島だった。同島はアフリカとマダガスカルの間にあるコモロ諸島にある。 観測期間中に検出された構造地震は7000回に上った。揺れが最も大きかったのは、マグニチュード(M)5.9を観測した2018年5月の地震だった。 さらに、20~30分間続く超長周期(VLP)シグナルも407回観測された。VLPはコントラバスのような楽器を思わせる低い周波音を形成する。 こうした地震やシグナルは、マヨット島から約35キロ

                                              世界中に響いた大地のうなり声、新しい海底火山の誕生だった
                                            • 古代の南極大陸には熱帯雨林が存在した証拠が見つかる、闇の中でも植物が生い茂るなど驚きの発見

                                              古代の地球は現在とはまったく違う環境であることがわかっていますが、新たな研究で、南極大陸にかつて熱帯雨林が存在したことが明らかになりました。南極は昼や夜が長期にわたって続くという特殊な環境であるにも関わらず、当時は植物が生い茂っていたとのことです。 Temperate rainforests near the South Pole during peak Cretaceous warmth | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-020-2148-5 Evidence of ancient rainforests found in Antarctica - CNN https://edition.cnn.com/2020/04/01/world/antarctica-ancient-rainforest-scn/index.html

                                                古代の南極大陸には熱帯雨林が存在した証拠が見つかる、闇の中でも植物が生い茂るなど驚きの発見
                                              • 祝・地質年代「チバニアン」決定! で、結局何がスゴいの?(菅沼 悠介)

                                                2020年、新年早々にビッグニュースが飛び込んできました! 地質年代の正式名称に「チバニアン」がついに決定! 史上初めて、日本の地名が地球の年表に刻まれることとなったのです。正式決定に至るまで研究を重ね、何本もの論文を執筆してこのプロジェクトをリードしてきた立役者、国立極地研究所の菅沼悠介さんに、「チバニアン」っていったい何なのか、何がスゴいのかを教えてもらいました! 2020年1月17日、今日は昼過ぎから多くの報道関係者が東京都立川市にある国立極地研究所に集まっていました。 数年間にわたって続いていた千葉セクションの前期・中期更新世境界GSSPの審査が終わり、ついに最終結果が発表されることになっていたのです。 そして、ついに千葉セクションが正式にGSSPに認定されました。地球の歴史区分(地質年代)の一つに日本の地名に由来する「チバニアン階/期」が誕生したのです。 じつはこれまで、恐竜が絶

                                                  祝・地質年代「チバニアン」決定! で、結局何がスゴいの?(菅沼 悠介)
                                                • 北磁極の移動速度が加速している......シベリアに向けて移動し続ける

                                                  <北磁極の年間移動距離が平均55キロにのぼり、北磁極は現在、カナダ北極圏からロシアのシベリアに向けて北西方向に移動している......> 北磁極とは、北半球の地表面で磁力線の方向が鉛直になる地点である。自転軸の北端にあたる北極点は常に一定である一方、流動する溶鉄のコア(核)によって生成された北磁極は移動し続けている。1990年代以降、その移動速度は加速しており、最新の衛星データでは、北磁極が過去400年間で最速のペースで北極圏を移動していることが示されている。 1990年以降、移動速度が突然速くなった アメリカ海洋大気庁(NOAA)傘下の国立環境情報センター(NCEI)によると、1831年に正式に発見されて以来、北磁極の総移動距離はおよそ2250キロメートルにおよぶ。 北磁極は移動している credit/nature 英国地質調査所(BGS)のキアラン・ベガン博士は、その変遷について「15

                                                    北磁極の移動速度が加速している......シベリアに向けて移動し続ける
                                                  • 原油の異常湧出続く市、回収しても「使い道ない」…池に流入して水面真っ黒

                                                    【読売新聞】 かつて日本一の原油の産地として栄えた新潟市秋葉区で、夏から一部地区で原油の異常な湧出が続き、池に流れ込むなどしている。市は緊急の対策費として市議会9月定例会に2000万円を追加する補正予算案を提出。区の担当者は「回収し

                                                      原油の異常湧出続く市、回収しても「使い道ない」…池に流入して水面真っ黒
                                                    • 縄文時代は中国北部も温暖だった

                                                      中国の研究グループの発表によると、約8000年から5000年前までは、北京付近は暖かかった。 推計によると、1月の平均気温は現在より7.7℃も高く、年平均気温も3.5℃も高かった。 分析されたのは白洋淀(Baiyangdian)という北京近くの湖の湖底の地層だ。花粉などの堆積物を調べることで、当時の気温が推計できる。 図は、同様の複数の分析から得られたミズワラビの分布図。黄色の点が8000年前から5000年前にかけて分布していた場所で、点線が北限。同様に、赤色の点は現在の分布場所で、点線が北限。 ミズワラビは、熱帯にある水生植物で、気温が10℃以下になると成長を停止する。昔は、現在の中国南部のような温暖な気候が、黄河を超えて北京より北まで広がっていたことが分かる。

                                                        縄文時代は中国北部も温暖だった
                                                      • 噴火「福徳岡ノ場」に直径1kmの“新島” 船舶など警戒呼びかけ | NHKニュース

                                                        今月13日、11年ぶりに噴火が確認された小笠原諸島の硫黄島の南にある海底火山、福徳岡ノ場で直径1キロメートルほどの島ができているのが海上保安庁の調査で確認されました。活発な噴火活動も続いているため気象庁は付近を通る船舶や航空機に対し、大きな噴石や「ベースサージ」と呼ばれる高速の噴煙に警戒するよう呼びかけています。 この場所の“新島”確認は35年ぶり 前回は約2か月で消滅 気象庁によりますと福徳岡ノ場では、今月13日に噴火が確認され、噴煙の高さは最大で海面から1万6000メートルに達する、規模の大きなものでした。 しだいに噴煙の高さは低下していますが、活発な噴火活動は続き、海面には軽石などがおよそ60キロにわたって流れているということです。 また15日、海上保安庁が調査したところ、海底火山の真上にあたる海域に、直径1キロメートルほどの馬ていのような形をした島が確認されたということです。 気象

                                                          噴火「福徳岡ノ場」に直径1kmの“新島” 船舶など警戒呼びかけ | NHKニュース
                                                        • Today's Earth (TE) is JAXA's land surface & river simulation system developed under the joint research with University of Tokyo. The system distributes & visualizes various hydrological products and their magnitudes for disaster monitoring and hydrologica

                                                          Global terrestrial hydrological simulation system that integrates satellite observation data. We contribute to disaster monitoring, prediction, and water resource management.

                                                          • 「Google Earth」のタイムラプス更新 地球の37年分の変化を3Dで

                                                            Googleは、「気候変動の影響は抽象的で遠くに感じられるが、タイムラプスを使うと、変化する地球をすぐに把握できる」としている。下のGIFはラスベガスが発展する様子だ。 利用するにはGoogle EarthをサポートするWebブラウザでGoogle Earthを起動し、船の舵のようなアイコン(Voyager)をクリックして「Google Earthのタイムラプス」を選ぶ。興味のある地域を検索するか、用意されたテーマ(変わりゆく森林、壊れやすい美しい自然など)のガイド付きツアーをクリックする。 関連記事 「Google Earth」がようやくFirefox、Edge、Operaで利用可能に これまでChromeでのみ利用可能だったWeb版「Google Earth」がFirefox、Microsoft Edge、Operaもサポートした。昨年12月にWeb標準になったWebAssemplyで

                                                              「Google Earth」のタイムラプス更新 地球の37年分の変化を3Dで
                                                            • 1年半で140回の「群発地震」 奥能登・珠洲で何が起きているのか?最新研究結果から災害に備える【石川発】(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

                                                              能登半島の最先端に位置する、石川県珠洲市。ここで2020年12月頃から地震が頻発している。2021年9月には震度5弱を観測するなど、震度1以上を観測する地震は140回を超えた。いったい、何が起きているのだろうか? 【画像】珠洲市で相次ぐ地震の原因「流体」とは 度重なる有感地震に危機感珠洲市ではさらに地震の発生件数が増加。約140回のうち半分の70回(6月3日時点)は、2022年に入ってからの地震だ。珠洲市民の間では危機感が増している。 珠洲市民: とても不安なので…日々。ちょっと揺れるだけでもうドキッとしますね。 珠洲市民: もっとこれから(地震が)増えたらどうしようかと思います。 2022年6月、石川県珠洲市で地震に関するシンポジウムが開かれた。金沢大学の研究者らが開いたもので、約200人の市民が駆けつけた。 金沢大学 青木賢人准教授: 家の倒壊と家具の転倒、致命傷となる被害はこの2つで

                                                                1年半で140回の「群発地震」 奥能登・珠洲で何が起きているのか?最新研究結果から災害に備える【石川発】(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
                                                              • 地球史の境界「最後の地磁気逆転」明瞭な痕跡、世界が認定 「チバニアン」決定 | 毎日新聞

                                                                46億年に及ぶ地球の歴史の一ページに、日本の地名が初めて刻まれた。千葉県市原市の地層が中期更新世(77万4000~12万9000年前)を代表する地層として認められ、地質時代「チバニアン」が決まった。特殊な条件がそろった「時代の境界」を明瞭に浮かび上がらせた歴年の研究の積み重ねが結実した。【池田知広、上遠野健一】 「スポットライトを当てたよう」優れた分析技術も貢献 「77万年前の様子がスポットライトを当てたように分かる地層だった。幸運が積み重なった」。チバニアン認定の根拠となった、養老川沿いの露出した地層「千葉セクション」について、研究チームを率いる岡田誠・茨城大教授は言う。 地球は、N極とS極が入れ替わる自然現象「地磁気逆転」を直近の360万年の間に11回起こしてきた。国際学会「国際地質科学連合」は、「更新世」の前期と中期の境界を、約77万年前に起きた「最後の地磁気逆転」付近の地層にすると

                                                                  地球史の境界「最後の地磁気逆転」明瞭な痕跡、世界が認定 「チバニアン」決定 | 毎日新聞
                                                                • 1100万年前の天体衝突の痕跡発見 生物大量絶滅の原因か 南鳥島沖深海底で | 毎日新聞

                                                                  筒状の装置で採取された深海底の地層の断面写真。海底から約350センチの深さの地層(Sec.4の中央付近)で天体衝突の痕跡が見つかった=海洋研究開発機構提供 海洋研究開発機構などのチームは20日、約1100万年前に巨大な小天体が地球に衝突したとみられる痕跡を小笠原諸島・南鳥島沖の深海の底で発見したと発表した。衝突したとみられる時期は多くの種類の生物が絶滅したと言われているが、原因は特定されておらず、この衝突が絶滅を引き起こした可能性があるという。 チームは2014年、レアアース(希土類)の調査のため、南鳥島の南約150キロの海域で筒状の装置を海底に突き刺して地層の泥を採取。分析したところ、オスミウムやイリジウムといった希少金属の濃度が異常に高い層を偶然発見した。 さらに詳しく調べると、その層ができた年代は約1100万年前で、天体が衝突した時に作られる特有の鉱物の構造を見つけた。

                                                                    1100万年前の天体衝突の痕跡発見 生物大量絶滅の原因か 南鳥島沖深海底で | 毎日新聞
                                                                  • https://twitter.com/vaience_com/status/1518119544602382336

                                                                      https://twitter.com/vaience_com/status/1518119544602382336
                                                                    • 土星の衛星タイタン、地球と同じ作用で地形形成 研究

                                                                      米航空宇宙局(NASA)の土星探査機カッシーニが捉えた、土星の前を通過する土星最大の衛星タイタン。NASA提供(2012年8月31日撮影)。(c)AFP PHOTO / NASA / JPL 【11月20日 AFP】土星の最大の衛星タイタン(Titan)には湖や山、砂丘などがあり、表面を損傷したり成形したりする力である「地形営力(地形を変化させる作用)」の多くが地球を形成した力と同じだとする研究論文が18日、発表された。 【特集】土星 ─ 氷の輪に囲まれた巨大ガス惑星 米カリフォルニア工科大学(Caltech)のロザリー・ロペス(Rosaly Lopes)氏が率いる研究チームによると、タイタンの目に見える外観部分は「太陽系内において、地質学的に最も多様性豊かな地形の一つだ」という。 英科学誌ネイチャー・アストロノミー(Nature Astronomy)に掲載された論文で研究チームは、「地球

                                                                        土星の衛星タイタン、地球と同じ作用で地形形成 研究
                                                                      • インド洋にある広大な「重力の穴」…その原因を説明する最新理論を発表

                                                                        Marianne Guenot [原文] (翻訳:仲田文子、編集:井上俊彦) Jul. 20, 2023, 07:00 PM サイエンス 249,208 インド洋には、海面が近隣の海域よりも約90m低い「重力の穴」がある。 そこは重力が近隣よりもわずかに低い。なぜそのようなことが起きるのか、科学者は長年にわたって頭を悩ませてきた。 最新の研究によると、これは、1億2000万年前にテチス海のプレートが地球深部に沈み込んだことによって引き起こされた可能性があるという。 インド洋の真ん中にある巨大な「重力の穴」は長年、科学者たちを悩ませてきた。 260万平方kmに及ぶこの異常な海域は、物理的な穴ではなく、地球の重力が平均よりも低い海域のことだ。 この穴について研究する科学者は、その下にある何かが奇妙な現象を引き起こしていると考えてきた。 だがこの謎を解くには、穴の下ではなく、その周辺を調べるべき

                                                                          インド洋にある広大な「重力の穴」…その原因を説明する最新理論を発表
                                                                        • フィリピンで火山噴火、数日内に「危険な噴火」の恐れ - BBCニュース

                                                                          フィリピンの首都マニラの南約70キロにあるタール火山が12日午後、噴火した。13日早朝には、ゆるやかなマグマの噴出が確認され、当局は「今後数時間から数日の間」に「危険な噴火」の恐れがあるとして、警戒を呼びかけている。

                                                                            フィリピンで火山噴火、数日内に「危険な噴火」の恐れ - BBCニュース
                                                                          • 東京湾で「気象津波」観測 東大教授らが素粒子で解析 世界初 | 毎日新聞

                                                                            東京湾アクアラインの海底トンネル。右側斜面に一定間隔でミュー粒子の検出器が設置されている=田中宏幸・東京大教授提供 2021年9月末~10月初めに台風16号が日本列島沖合を北上した際、気圧の変化などで生じる「気象津波」が東京湾で起きていたことが、田中宏幸・東京大教授ら研究チームの解析で分かった。物質を通り抜ける素粒子(ミュー粒子)を用いて津波を観測したのは世界初という。気象津波では今年1月、トンガ沖の火山噴火で約8000キロ離れた日本に1メートル超の津波が及んだ原因として注目されている。 田中教授は「気象津波は世界中どこでも起き得る。各国の海底トンネルに観測機器を設置すればメカニズム解明につながるだろう」としている。

                                                                              東京湾で「気象津波」観測 東大教授らが素粒子で解析 世界初 | 毎日新聞
                                                                            • Low Earth Orbit Visualization | LeoLabs

                                                                              A visualization of satellites, debris, and other objects tracked by LeoLabs in low earth orbit

                                                                              • 地球の自転がスピードアップ…2020年はいつもの年より短かった

                                                                                NASAの深淵宇宙気候観測衛星の地球多色撮像カメラ(EPIC)によって撮影された地球。 REUTERS/NASA/Handout via Reuters/File Photo これまでの地球の最速自転記録のうち、28位までは2020年に起こった。 1日平均で見ても、2020年に地球は2019年よりもより速く自転していた。 地球の自転速度を観測している科学者は、2021年は2020年よりもさらに速くなると考えている。もしそうなると、1年から1秒を差し引く必要があるかもしれない。 気づいていたかもしれないが、2020年は2019年より短かった。 地球が通常より最大1.5ミリ秒、速く回転したため、1960年以降の最も速い自転記録の28位まではすべて2020年に発生した。これらの28日間はすべて、それまでに記録された最短の日である2005年7月5日の記録を上回っている。その日は標準の1日である8万

                                                                                  地球の自転がスピードアップ…2020年はいつもの年より短かった
                                                                                • インドネシア M7.2の地震 日本では被害の心配なし 気象庁 | NHK

                                                                                  ハワイにある太平洋津波警報センターから気象庁に入った連絡によりますと、日本時間の18日午後3時6分ごろ、インドネシアのモルッカ海付近を震源とするマグニチュード7.2の大きな地震がありました。 気象庁によりますと、この地震で日本では多少の潮位の変化があるかも知れませんが、被害の心配はないということです。 また気象庁は、震源の近くで津波が発生するおそれがあるとして、周辺の各国に「北西太平洋津波情報」を発表しました。

                                                                                    インドネシア M7.2の地震 日本では被害の心配なし 気象庁 | NHK

                                                                                  新着記事