滋賀銀行が次期勘定系システムに関するRFP(提案依頼書)を複数のITベンダーに提示したことが2024年9月19日までに日経FinTechの取材で分かった。同行は現在、日立製作所と次期システムの構築プロジェクトを進めているが、他ベンダーに切り替える可能性が高まっている。 関係者によると、滋賀銀行は2024年8月ごろに地方銀行向けの勘定系システムを手掛ける複数のITベンダーに対し、RFPを提示したという。2024年中にも候補を絞り込むとみられる。同行はRFPの提示や選定スケジュールについて「回答は差し控える」(総合企画部)とコメントした。 滋賀銀行は2020年9月、日立のオープン勘定系パッケージである「次世代バンキングシステム(現OpenStage)」を活用して勘定系システムを刷新する計画を打ち出した。プロジェクト名は「Flexsus(フレクサス)」とし、「Flexible(柔軟)でSusta