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  • 『スオミの話をしよう』は何故つまらないのか(ネタバレあり)

    映画『スオミの話をしよう』を観た。稀代の脚本家、三谷幸喜氏がメガホンを取ったとは思えないほど、つまらない作品だった。何故、これほどつまらないのだろうか。端的にいえば、寒川しずお以外の人物像に説得力がないからである。 もっとも説得力がない人物像は、主人公のスオミである。何故スオミは結婚を繰り返すのか。何故、多重人格のように出会う男に合わせて性格だけでなく、話す言語さえも完全に変えることができるのか。なぜ、身代金要求の狂言誘拐を起こしてまで生まれ故郷のヘルシンキに行くための資金を捻出しようとしたのか。 本来、これらの問いに対して観客を説得するようなエピソードを描くべきだった。しかし脚本は「そういう設定」といって長澤まさみ氏の演技力で観客を説得しようとし、失敗した。寒川しずお以外の他の登場人物も同様である。 なぜ、設定と演技力による人物像の説得に失敗したのか。その理由は、スオミの人物像を連想させ

      『スオミの話をしよう』は何故つまらないのか(ネタバレあり)
    • 『猿の惑星』で誰もが英語を話すのは伏線だとして、それが北村紗衣氏への批判になるだろうか? - 法華狼の日記

      9月から話題になっている北村氏*1による映画初見感想企画だが、今度は7月に出された『猿の惑星』の感想もあらためて一部で批判の対象になっているようだ。 人種差別も反進化論も批判しているのに…やっぱり昔のSF映画? 『猿の惑星』を初めて見た – OHTABOOKSTAND 言語でコミュニケーションを取れないことが作品の中で重要になったり、あるいは翻訳機を使ってコミュニケーションを成立させたりするんです。この言語の設定がけっこう英語中心的であることも昔のSFだなぁという感じですね。 なお、すでに古典的で有名な真相とはいえ、以下でネタバレしていることを注意しておく。 発端は、北村氏の感想を意識しつつ、特に批判的でもない江口聡氏による反応のようだ*2。 まあ映画には「そこはつっこまない約束」みたいなのはありますわよね。『猿の惑星』でみんな英語しゃべってるらしいのとか。— 江口X(本名江口某) (@e

        『猿の惑星』で誰もが英語を話すのは伏線だとして、それが北村紗衣氏への批判になるだろうか? - 法華狼の日記
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