q22のブックマーク (183)

  • 採集民のススメ

    血液型ダイエットなどでは、A型は農耕民、B型は遊牧民、O型は狩猟採集民、とかいうことになっています。血液型と関係なくても、人の性格をなんとなく分類するのに「農耕民」「狩猟民」といった表現が使われることがあります。 ファシズムのことを続けて書きましたが、ファッショと言えば狩猟民。『愛と幻想のファシズム』なんて、そのままズバリ「狩猟社」という組織が物語の中心です。ファシストやファシスト好きには、「狩猟民」という言葉にワクワクする方が多いようです。別にファシストでなくても、「狩猟民」の方が「農耕民」より何となくカッコイイ印象を受けるのではないでしょうか。 その気持ちはわかります。 農耕によって覆い隠されてしまった「来」の人類というイメージは、近代により疎外されたものを想起させます。これはあながちただのアナロジーではなくて、近代の枠組みの多くは農耕にこそ由来するでしょう。「計画的」生産活動、手続

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    q22 2007/05/13
  • 人間のフリをする人間

    「自閉症、統合失調症、『人間のフリをする』」という私信からの転載で「人間のフリ」について書きました。何気に決定的と言うか、危険を覚悟ですごいことを書いたつもりだったのですが(自意識過剰)、例によって冗長なためか、幸か不幸かあまり読まれなかったようです。 以下のポイントだけをもう一度まとめておきます。今までの一連のエントリと次のエントリをつなぐために必要だからです。 例によって非常に大掴みで不親切です。すいません。 元のテクストでは自閉症と統合失調症を比較する視点から展開していくのですが、旨と狭義の「疾病」としての二つは関係ありません。自閉症の方に統合失調症の発症が少ないのは、ある意味既に「発症」しているからではないか、と推測しましたが、非医療者によるまったくの想像にすぎません(当事者周辺の方に不快感を与えていればお詫びします)。 気になるのは、自閉症の動物学者テンプル・グランディン(※1

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    q22 2007/05/07
  • 自閉症、統合失調症、「人間のフリをする」

    さらに続いて私信より転載。 全然音楽の話ではなく、話がズレてズレまくってすごいところまで行ってます。 いつもと口調が全然違いますが、この連想の流れは、珍しくかなりわたしの「素」が表れていると思います。機嫌よく喋っているときはこんな感じです(笑)。 ## Nujabes / Metaphorical music 今回の分iPodに全曲入れて、「見慣れないアルバム名」を目印に片端から聞いていた初回、「Nujabesみたい・・・てか、Nujabesやん」と思った。 こういう体験は面白い。 アスペクトが転換するのだけれど、「見知らぬもの」として現れたものが、いくつかの属性から既知のものと結び付けられ、続いて既知の何かとしてカテゴライズされる。 この「既知のものと結び付けられる」と「カテゴライズされる」の間は、一見連続的に見えるけれど、実は決定的で質的な差異がある。 「既知のものと結び付けられる」と

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    q22 2007/05/06