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2017年2月27日のブックマーク (2件)

  • 「南部のソウル」を求めて東京を彷徨う米誌記者の冒険譚|なぜ日本人はブルースを熱愛するのか

    米国の有名音楽ライターである筆者は、日のブルース専門店の品ぞろえのよさや、場のミュージシャンたちを招いたライブでの観客の熱狂ぶりに衝撃を受ける。 米国深南部の文化と何の接点もなさそうな日人が、なぜこれほどまでにブルースを愛するようになったのか──この疑問を解き明かすため、筆者は東京中のライブハウスと演奏家たちを訪ね歩く。 日のブルース文化を通して東京の街と日人の姿を詩情豊かに描く、珠玉の訪日記。 ブルースを熱狂的に愛する日人 下北沢は、東京の西にある雑然とした街だ。 その曲がりくねった通りや路地は、車が快適に通るには狭すぎる。だが、しわしわのビンテージTシャツやホーロー製のカラフルな調理器具が置かれた店内を眺めたり、複雑な味のカクテルをちびちびやったり、細い小道をブラブラしたりして午後を潰すのにはちょうどよい場所だ。 若者はバーやカフェに集まり、スマホをいじりながら煙草を吸って

    「南部のソウル」を求めて東京を彷徨う米誌記者の冒険譚|なぜ日本人はブルースを熱愛するのか
    q52464
    q52464 2017/02/27
    ブルースをプログレに変えても通用するな。
  • 多様性と画一性 - サラダ坊主日記

    ジョン・スチュアート・ミルの「自由論」(光文社古典新訳文庫)を漸く読了した。 この書物は「自由」という哲学的な観念を理論的に位置付ける為に書かれたものではなく、著者の視線は極めて実践的な次元に立脚しているように感じられる。体系的な論文であると言うよりも、著者が「自由」という主題に就いて自在に考え、言葉を書き記した批評的なエッセイの風格が全篇に行き渡っている。 ミルは、抽象的で哲学的な概念としての「自由」には、然して関心を懐いていない。彼が考究するのは専ら社会と個人の関係性における「自由」の具体的な要件であり、その適用の範囲に就いて妥当な基準を如何にして定めるべきか、実践的な立場から、具体的な事例を踏まえつつ思索を積み重ねることが、彼の意であり、眼目なのだろうと思う。 ミルの提示する見解は何れも断片的で、個別の事例との関係性や文脈をその都度、考慮に入れなければ、彼の丁寧な省察が具体的な有用

    多様性と画一性 - サラダ坊主日記