世の中には“楽観的な人”がいます。 お客さまとの約束の日まであと1日、準備がまだなのに慌てる素振りもない。端から見ていると「大丈夫か」と心配に思うわけですが、本人は「大丈夫だよ、いけるいける」と、意に介さずマイペース。 一方、“悲観的な人”もいます。 他社との競合プレゼンに準備万端でも、採用されない場合のことばかり口にする。周りの人がいくら「大丈夫だよ」と言っても、「そうかなあ、難しいんじゃないかな」と、成功の確率を低く見積もる。 リーダーはどちらのほうが向いているかというと、やはり、楽観的な人に軍配が上がると思うのです。なぜ楽観的なリーダーのほうがいいのか、考えているところをお話しします。 「いける」は部下に伝わるもの もちろん、リーダーが“能天気”では困ります。時にリスクを視野に入れ、想定と異なる事態にも対応できるよう手を考えておくことは重要です。 ただ、そうした用心深さも、楽観性とい