大阪府と大阪・堺両市を再編する「大阪都構想」を目指す地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)は28日夜、来春の統一地方選に向けた1回目のタウンミーティングを大阪府茨木市内で開いた。橋下知事は、大阪市に政令指定市を返上させ、複数の市に分割する「都構想」の新たなプランも初めてぶちあげた。 タウンミーティングには約400人の市民らが参加。橋下知事は「府と大阪市で二重(行政)が山ほどある。大阪の無駄を根こそぎ排除する」と訴えた。またこれまでは、東京23区のように大阪市を8〜9の「特別区」に分割し、公選の区長を置く案を示してきたが、「法改正の必要がなく、地方交付税を受けられるメリットがある」として、大阪市を複数の市に分割する案も示した。統一選後にある来年の大阪市長選で、「平松(邦夫)市長がこのまま変わらなければ、維新の会で市長を取りに行く」とも述べた。 維新の会はほぼ毎週末、府内各地でタウン