「プルトニウムと塩は大差ない」の教授へのカネ、そして政官財の強硬姿勢の背後に何が? まだあったテレビ学者への“原子力村マネー”流入! 「推進派の巻き返し」が着々と進んでいる (SAPIO 2011年8月3日号掲載) 2011年8月22日(月)配信 4ページ中 1ページ目 前のページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 次のページ 文=佐々木奎一(ジャーナリスト) 政府が原発の再稼働問題で二転三転する中、政・官・財・学が一体となった“原子力村”は、巻き返しに必死だ。佐々木奎一氏が、推進派の実態をレポートする。 3月28日、福島第一原発敷地内の土壌からプルトニウムが検出されたことが公表された。その6日後の4月3日、テレビ朝日の番組に出演した北海道大学大学院の奈良林直教授(工学研究科原子炉工学研究室)は、なぜか妙に明るい表情で、こう発言した。 「塩を200g摂ると、致死量といって成人男性の方は