米ワシントンD.C.(Washington D.C.)のオフィスでAFPの取材を受ける元米国務省日本部長ケビン・メア(Kevin Maher)氏(2012年1月25日撮影)。(c)AFP/SHAUN TANDON 【1月26日 AFP】米外交官といえば、自分が専門とする国にうやうやしく敬意を表し、引退後は研究職や企業ポストへ静かに身を退くのが通例だが、「沖縄はゆすりの名人」と発言したと報じられて更迭された元米国務省日本部長ケビン・メア(Kevin Maher)氏(57)は違う。 日本語で自著『決断できない日本』を執筆し、福島第1原発の事故対応における日本政府のまひ状態を痛烈に批判した。30年にわたって日本で勤務し妻も日本人というメア氏本人も驚いたことに、同書は出版後数週間で10万部以上を売り上げノンフィクション部門のベストセラーとなった。 2006年以降、交代した首相が6人に上る日本は、政