トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 カーター氏と側近、東海再処理工場運転で応酬 2012年1月24日 09時11分 日本が核燃料サイクル開発を進める第一歩となった東海再処理工場(茨城県東海村)の運転をめぐる1977年の日米交渉で、本紙は当時のカーター米政権の外交記録や内部資料の一部を入手した。核兵器に転用可能なプルトニウムの拡散を懸念して運転に反対するカーター大統領と、対日関係を重視する側近や外交当局者らとの間で激しいやりとりがあったことをうかがわせた。 文書や資料はホワイトハウスや国務省、エネルギー省、国家安全保障会議のメモや公電、書簡など。ジミー・カーター図書館(米ジョージア州アトランタ)に保管されていた。 大統領は74年のインド核実験で核拡散の脅威が高まったとして、就任から3カ月後の77年4月に新原子力政策を発表。原発の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出