1984年、福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府修士課程修了。現在、同博士課程在籍。福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員。専攻は社会学。学術誌のほか、「文藝春秋」「AERA」などの媒体にルポ・評論・書評などを執筆。 著書に『漂白される社会』(ダイヤモンド社)、『はじめての福島学』(イースト・プレス)、『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)、『地方の論理 フクシマから考える日本の未来』(同、佐藤栄佐久との共著)、『フクシマの正義 「日本の変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)『「原発避難」論 避難の実像からセカンドタウン、故郷再生まで』(明石書店、編著)など。 第65回毎日出版文化賞人文・社会部門、第32回エネルギーフォーラム賞特別賞。 大震災から2年目の「今」を見つめて この3月で東日本大震災から丸2年が経つ。被災地の報道も極端に少なく
この施設で避難生活を送った人々のつぶやきと、表情をとらえた写真による記録集『生きている 生きていく ビッグパレットふくしま避難所記』(アム・プロモーション)が10月3日発売された。 物流、直接製造コストを除いた販売収益は、富岡町と川内村の災害対策本部に寄付される。 赤地にタイトルをシンプルに書いた表紙。この記録集は、ある“特命”を受けた1人の福島県職員の思いから誕生した。 1人の県職員に突然の“特命”下る その人は、福島県スポーツ局生涯学習課の社会教育主事、天野和彦さん。震災後、同僚と2人1組で相馬市の避難所を回っていた天野さんは、もうじき震災から1カ月を迎えようとしていた4月9日、突然、県の災害対策本部に呼ばれ、内示を受ける。 「ビッグパレットふくしまの避難所に常勤してほしい」 「はい、分かりました」と天野さんが答えると、「本当に良いの。じゃ、1日ゆっくり休んでもらって。(4月)11日に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く