みんなの党の渡辺喜美前代表は30日、2012年12月の資産報告書に記載された借入金の総額を2億5千万円から5億5500万円に訂正した。 渡辺氏は衆院選直前の12年11月、化粧品大手会長から5億円を借りた。さらに参院選前の10年6月に借りた3億円のうち、未返済分の5500万円と合わせた借入金は計5億5500万円となる。しかし、代表を辞任した今年4月7日まで返済しておらず、資産報告書と食い違っていた。渡辺氏は3月末の会見で「事務的ミスで、訂正する」としていた。4月24日に発表された党の調査報告書でも、食い違いが指摘されていた。