【ソウル=面川誠】日本共産党の笠井亮衆院議員は16日から18日にかけてソウルの韓国国会で、与野党の幹部らと懇談しました。笠井氏と韓国与野党幹部らは、北東アジアの平和のためにも日韓国交正常化から50周年となる来年を“心通う新たな友好の一歩”にしようとの思いを語り合いました。 18日に懇談した与党・セヌリ党最高委員の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)議員は、朝鮮王朝儀軌(ぎき)返還の取り組み以来の旧知の間柄。笠井氏は、日本共産党が「北東アジア平和協力構想」を提唱し、日本軍「慰安婦」などの歴史問題の解決を重視していることを紹介。李氏は、「私たちと同じ心で韓日友好と北東アジアの平和を実現しようとしていることに敬意を表する」と述べ、「来年を韓日関係の新しい始まりの年にしたい」と強調しました。 17日には国会女性家族委員会の兪承希(ユ・スンヒ)委員長(野党・新政治民主連合)と懇談。笠井氏が「植民地支配の傷跡が