同社の液晶技術を結集し、52型で厚み20〜29mm、コントラスト比10万:1、リビングコントラスト3,000:1(200ルクス)、色再現性はNTSC比で約150%、応答速度は4ms。年間消費電力量140kWh/年、重量は25kgで、同社の片山幹雄社長は「現時点で、液晶だけでなくあらゆるディスプレイにおいて、ダントツで一番軽くて、ダントツでエネルギー効率が良くて、ダントツで薄い」とアピールした。 試作機を実現した技術の詳細は明らかにしていないが、「バックライトや、アレー作成技術、偏光板、カラーフィルタ技術などの様々な技術ブレイクスルーによるもの。一つの技術で実現できたものではない(水嶋繁光ディスプレイ技術開発本部長)」という。 発売時期や価格については未定だが、「現時点でもこれだけの品質のサンプルができる技術レベルに来ている。2010年3月に予定している大阪 堺市工場の稼働には間に合わせたい