TSKaigi 2024 のスライドです
本書ではTypeScriptの型と部分型関係がなす代数的構造を解説し、型についての強固かつ柔軟なメンタルモデルを構築します。 順序理論、集合論、束論、環論、そして圏論に至るまで、複数の数学理論を利用して多角的にモデルを構築することで、型の直感的な理解を深め、型の互換性に対する自然な推論を可能となるように解説した新しい試みの本です。
先々月あたりに邦訳が出た『データ指向プログラミング』を読んだ。めちゃくちゃざっくり言うとオブジェクト指向における「データと振舞いの一体化」というドグマを手放させるもので、めちゃくちゃざっくり見るとC言語的な構造化プログラミングの世界に回帰するようにも見えることから、世間的には色々な評価があるらしい。 イミュータビリティが良い、みたいな話は重々承知なので適宜飛ばしながら読んだ。また、lodashまわりの話は単なるライブラリ紹介であり、特筆することがないので飛ばした。 こういう感じで言及されている zenn.dev slides.com 自分なりに読んで思ったことをまとめる。面白い本だったし、自分の思想にも近しいものがある。僕は普段ScalaやTSを書いているので、その観点からの感想が多いです。OOPの歴史に詳しいわけではないので、不足があったらすみません。 OOP以前の世界との差異 イミュー
あまり知られていない関数型言語のおもしろ概念として、Opticsというものがある。 Opticsとは、オブジェクト指向言語で言うところのSetter/Getterを一種の関数として捉え、いくつかの便利な特性を付与したものの総称だ。この便利な特性によって、Setter/Getter以上のことをパワフルにこなせる。 最も有名なOpticsはLensであり、色々な解説資料が(主にHaskell向けに)出ている。 blog.recruit.co.jp さて、これまでのOpticsを紹介する資料はSetterとGetterとしての側面に注目しがちだったので、じゃあOpticsの何が良いのか、Scalaでやる意義は何か、という側面をこの記事で紹介しようと思う。 Optics -- vs. copyメソッド地獄 Opticsは合成可能である Opticsはボトムアップのアプローチである Opticsがう
このエントリは ドワンゴ Advent Calendar 2021 2日目の記事です(夜が明けるまでは2日目!)。 はじめに TypeScriptには Conditional Types や Template Literal Types といったクッソ強力な型機能があります。 これらを用いて、今回は 2p3p4p2m3m4m2s3s4s4s5s6s8s8s のような天鳳牌譜形式の文字列を型引数に渡すと、麻雀の役判定をする型(あくまで型です、関数ではありません)を作ってみようとおもいます。 (ただし時間がなかったため断么九と平和のみです)。 Conditional Types, Template Literal Types って何? それぞれ具体的にどんなものか、マニュアルの例を用いて示すと、以下のような感じです。 // Conditional Types の例 interface Anim
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く