auは4月21日、LTEの次世代規格となる“LTE-Advanced”の要素技術のひとつである“キャリアアグリゲーション”を、今年夏より、日本で初めて導入すると発表。複数の異なる周波数帯域を束ねることで、下り最大150Mbpsの通信速度を実現するキャリアアグリゲーションを、他社に先駆けていち早く導入したのには、どのような狙いがあるのだろうか。 ■キャリアアグリゲーションがもたらす3つのメリット 今回、auが導入を発表したキャリアアグリゲーション(以下CA)とは、現在急速に広まっているモバイル向け高速通信規格であるLTEの上位規格“LTE-Advanced”を構成する要素技術のひとつ。 複数の異なる周波数帯を束ね合わせてひとつの帯域として扱うことにより、高速化を実現するというものだ。 KDDIの執行役員 技術統括本部長の内田義昭氏によると、CAを導入するメリットは3つあるとのこと。ひとつは冒