そろそろ、今年を振り返る時期になりつつあるが、動きの速いPC業界では、もう来年の話をし出す時期だ。例年であれば、年末には翌年のモデルが発表され、早ければ年内にも「春モデル」と呼ばれる製品が販売されるようなっているだろう。まさに立ち止まることが許されないのがPC業界だ。 と、いいつつも今年のPC業界を振り返ってみると、やはり最も印象に残っているのはネットブックの流行と、それに合わせたASUSTeK Computer、Acerという台湾のPCベンダの伸張ではないだろうか。当初は様子見を決め込んでいた日本のナショナルブランドも、この年末までに数社が参入するなど日本のPC市場に大きなインパクトを与えた出来事と言ってよいだろう。 だが、すでに台湾PCベンダは、ネットブックの次なる動きとして、液晶一体型ネットトップの計画を進めている。これは、日本のメーカーのお家芸となっている液晶一体型デスクトップPC
12月3日 発売 価格:59,800円 オンキヨー株式会社は、高品質なオーディオカードを搭載したネットトップ「SOTEC HDC-1L」を12月3日より発売する。価格は59,800円。 ネットトップの規格に準拠した仕様にすることで、6万円を切る価格に抑えながらも、同社独自のサウンドカードにより、S/N比120dBという高品位な音質を実現したPC。 オーディオカードはデジタル音源特有のノイズを除去する「VLSC2」搭載の従来品をベースにしているが、本製品専用のもので、マザーボードとは本体内部でUSBケーブルで接続。そのDACには、「TX-NA906X」などハイエンドAVセンターで用いられているのと同じハーフブラウン製「PCM1796」を2基搭載する。 筐体は2007年3月に発売されたHDオーディオPC「HDC-1.0」とほぼ同じものを採用。ケースファンは独自アルゴリズムで回転を制御しているほ
この週末に、いくつかの報道により、東芝がHD DVDからの撤退を検討していることが明らかにされた。 両陣営の製品が出揃ってから、約2年に渡って繰り広げられた次世代光ディスクを巡る争いは、その決着に向けて、大きく舵が切られたことになる。 日本の市場では、昨年(2007年)からBlu-ray Disc(BD)優勢の状況が見られていたが、今年1月には、米ワーナー・ブラザーズエンタテイメントが、次世代光ディスクにおいて、今後発売するタイトルを、Blu-rayに一本化すると発表。さらに、先週には、米小売り大手のベストバイやウォルマートが、今後の販売をBlu-rayに絞り込むと相次ぎ発表したほか、米レンタル大手のネットフリックスがBDを支持することを発表。HD DVDにとっては、北米における事業拡大の途を絶たれた格好となっていた。 ●潮流を作った米ワーナー・ブラザーズ 両陣営の争いの行方を大きく動かし
4月上旬 出荷 価格:オープンプライス エーオープンジャパン株式会社は、デュアルディスプレイ出力に対応した小型ベアボーン「Mini PC MP945-VD」を4月上旬より出荷開始する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は47,800円前後の見込み。 チップセットにIntel 945GM Express(ビデオ機能)を搭載し、モバイル用Core 2 Duoを搭載可能な小型ベアボーン。従来機同様、アルミを採用して165×165×50mm(幅×奥行き×高さ)のコンパクトな筐体とし、ViivおよびWindows Vistaに対応する。 主な仕様は、チップセットにIntel 945GM+ICH7-MDH、光学ドライブに+R DL対応のスロットイン式DVDスーパーマルチドライブを搭載し、電源に90WのACアダプタを添付。対応CPUはCore 2 Duo/Core Duo/Core Solo(対応F
PFU、Word/Excelへの文書変換機能を備えたドキュメントスキャナ ~Acrobat 8 Standardを同梱 2月10日 発売 価格:オープンプライス 連絡先:イメージビジネス営業統括部 第一営業部 Tel.044-540-4538 株式会社PFUは、ドキュメントスキャナ「ScanSnap S510」を2月10日より発売する。価格はオープンプライスで、直販サイト「PFUダイレクト」での販売価格は49,800円。対応OSはWindows 2000/XP/Vista。 文書の一括/両面スキャンが可能なドキュメントスキャナ。前モデルからの変更点として、OCR/ファイル変換プラグイン「ABBYY FineReader for ScanSnap」を追加。これにより、スキャンした文書のWord/Excelデータへの変換に対応した。 また、スキャンした文書のメール添付/指定フォルダへの保存/直
ソニー、HDMIを搭載した円形デスクトップPC「VGX-TP1」 ~同型デザイン採用の外付け地デジチューナも 近日発売 価格:オープンプライス 連絡先:バイオカタログセンター Tel.03-5454-0700 ソニーは、円形筐体を採用した小型デスクトップPC「VGX-TP1」を発表した。価格はオープンプライス。OSはWindows Vista Home Premium。 270×91mm(直径×高さ)/重量約3.7kgの、おひつのような円筒形の形状を持つ小型デスクトップPC。HDMI出力を搭載し、HDMI端子搭載TVをディスプレイとして利用できる。HDMI端子は付属のDVI変換コネクタを介してPC用ディスプレイにも接続可能。 本体カラーは白を採用。背面のケーブルカバーはマグネットによる着脱式で、本体形状とあわせて、リビングPCとしてTV台などに設置しても調和するよう設計されたという。 主な
1月30日 発売 価格:オープンプライス 連絡先:購入相談窓口 Tel.0120-719-242 富士通株式会社は、2007年春モデルとして、リビングルームの大画面TVとの接続を想定したPC「FMV-TEO(テオ)」シリーズを1月30日に発売する。価格はオープンプライス。 大画面TVとHDMIで接続し、リビングでインターネットや各種コンテンツを楽しむことを想定したPCで、ディスプレイは付属しない。リビングでの親和性を高めるため、AVラックに収まる横置きデザインの採用やモバイルプラットフォーム採用による静音性の向上、Vistaのスリープモードを応用した起動速度向上などの工夫が施されている。 TEO独自の機能として、「GyaO」や「@nifty動画」、マイクロソフトの「メデイアオンライン」のコンテンツを、専用のネットテレビメニューからリモコンのみで操作可能になっている。また、リモコンは専用のも
PC用Blu-ray Disc(BD)ドライブが発売されて2カ月近くが経とうとしている。現時点で、コンシューマ向けとして最大容量のリムーバブル記録装置となるが、やはりユーザーとして(おそらくはメーカーも)気になるのは、映画などのビデオコンテンツの再生についてだろう。 米国ではすでに5月からBDの映画タイトルの販売が始まっており、8月以降は配給会社も増え、さらには11月にPLAYSTATION 3が発売されることから、米国のみならず日本でも本格的な普及が期待される。 ●必要機材 そこで気になるのが、自作PCでのBD再生に関するセキュリティ制限だ。広く知られているとおり、BDおよびHD DVDではDVDでの失敗の反省から、強固なセキュリティを施している。その詳細は関連記事を参照していただくとして、ドライブと再生ソフトだけあれば再生できるDVDと違い、BDの再生には下記のものが必要となる。 ・B
7月14日 実施 米HDMI Licensingは14日、6月22日(現地時間)に発表されたHDMI(High-Definition Mulitimedia Interface)の新バージョンである「HDMI 1.3」についての説明会を都内で開催した。 HDMI 1.3は、転送速度をこれまでの165MHz(4.95Gbps)から340MHz(10.2Gbps)に高速化し、約2倍以上の情報量の転送を可能にしたディスプレイ/オーディオ統合インターフェイス。 最大解像度が向上し、1080p(WUXGA)から1440p(WQXGA)に引き上げられたほか、リフレッシュレートも120Hzまでをサポート。色深度は従来の30bit(10億色)から48bitに引き上げられ、次世代の色空間規格「xvYCC」に対応した。 オーディオ面も強化され、Blu-rayおよびHD-DVDフォーマットで採用されるロスレスの
ソニーからBD-REにデジタル放送のコンテンツをムーブ可能なデスクトップPC「VAIO type R」が発表された。また、すでに周辺機器ベンダから、BD-R/REドライブの単体製品がリリースされるなど、PCにおいて次世代DVDを楽しむことができるようになるのは時間の問題となっている。 そこで、本記事では、VAIO type Rなどから見えてきた次世代DVD(Blu-ray、HD DVD)のPCにおける実装などについて、お伝えしていきたい。 ●コンテンツ側が表示するポートを決定できるAACSの実装 PCであるか、家電であるかにかかわらず、次世代DVDを実装する場合、必ずAACS(Advanced Access Content System)というデジタル著作権保護(Digital Right Management)のスキームを実装している必要がある。AACSは、IBM、Intel、Micro
4月28日 発売 価格:オープンプライス 連絡先:カスタマー・リレーションセンター Tel.03-5350-6490 株式会社ロジクールは、左利き用無線レーザーマウス「MX610 Left-Hand Laser Cordless Mouse」(MX-610L)を4月28日より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は6,480円。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。 右利きマウス「MX610」を左利き向けに左右を入れ替えたデザインを採用したレーザーマウス。機能面ではMX610を踏襲し、ボタンはホイールクリック/チルト左右を含む12ボタンを搭載。LEDの点灯によるメールやメッセンジャーの着信通知機能などを備える。 レーザーセンサーの解像度は800dpi。無線は2.4GHz帯を使用し、通信距離は約10m。レシーバのインターフェイスはUSBおよびPS/2。 電源は単3乾電池
4月 発売 香港Sapphire Technologiesは、HDMIの出力端子を持つビデオカード「Radeon X1600 Pro HDMI」を4月より発売する。インターフェイスはPCI Expreess。HDMI出力に対応するビデオカードは業界初とみられる。 主な仕様は、コアクロックが500MHz、ピクセルパイプライン×12、メモリは128bit幅の128MB GDDR3を搭載。最大解像度はHDMI時が1,920×1,080、アナログ時が2,048×1,536。 なお、本製品は、独時間9日より開催されるCeBit 2006で公開される予定。 □Sapphire Technologiesのホームページ(英語) http://www.sapphiretech.com/ □ニュースリリース(英語) http://www.sapphiretech.com/en/media/pressview.
●米国でまたもDTVのコンテンツ管理強化法案・提案 これまで事実上コピーフリーだった米国の地上波DTVが、コンテンツ管理に向けて動き始めた。 DTVを含めたコンテンツのDRM(デジタル権利管理)すり抜けを防ぐ法案(「Digital Transition Content Security Act of 2005(デジタル変換コンテンツセキュリティ法:DTCSA)」法案)が2005年12月に米連邦議会に提出された。 この法案は、単に「提案」と呼ばれていた草案時に、地上波DTVのDRMシステムであるブロードキャストフラグを復活させる提案や、デジタルラジオにもフラグをかける提案と一緒に回覧されていた。これだけが一足先に正式法案に昇格した形だ。残り2つの提案も1月24日(米時間)の別の公聴会で再び検討されており、そのまま、あるいは少し手直しをされて法案化する可能性がある。 つまり米国では、規制なし状
1月11日受注開始 価格:159,800円~ 連絡先:Apple Storeコールセンター Tel.0120-27753-1 アップルコンピュータ株式会社は、液晶一体型デスクトップMacintosh「iMac」を発表した。すでにApple Storeでの受注を開始し、数日単位で出荷可能としている。 PowerPC搭載の従来モデルと同様に20型と17型の2モデルが用意される。直販価格は209,900円と159,800円。 20型モデルは、1,680×1,050ドットワイド液晶とIntel Core Duo 2.00GHz、512MBメモリ、250GB HDDを搭載する。 本体サイズは493×189×472mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10kg。液晶視野角は水平/垂直とも170度。 17型モデルは1,440×900ドットワイド液晶とIntel Core Duo 1.83GHz、512MBメモ
本田技研工業は13日、ヒューマノイドロボット「ASIMO」の新型を発表した。外見は変わらないが、バランス能力が向上し、時速6kmで走行するほか、自動で受付案内やワゴンを使ったデリバリー作業等を行なえるようになった。 新型ASIMOは昨年発表時の倍にあたる時速6kmで走行する。モーターを10%速く制御することで、跳躍時間は人間の走行とほぼ同じ0.08秒、跳躍時に両足が浮いて前に進む距離は5cmになった。通常歩行速度も従来の時速2.5kmから2.7kmになっている。 これまでは両足が浮いているときには積極的に上半身をつかっていなかったが、今回、上半身のひねりと腰の動きを制御することで、本格的な走行が可能になったという。また旋回するときに体の重心を内側に傾けることで高速旋回が可能になった。
12月5日は久々に驚いた。1つは仏Thomsonによるカノープスの買収発表。カノープスの山田氏とは展示会などでよくお会いしていたのだが、シリコンバレーに移住してからは、あまり話をする機会も無かった。しかしよく考えてみると、カノープスのノンリニアビデオ編集機材は北米はもとより日本よりも欧州で高く評価されていたから、欧州企業による買収というのは、実は自然なものだったのかもしれない。 資金的な余裕が出て製品開発の自由度が上がるのであれば、それは山田氏が以前から望んでいた環境であり、今後の製品にも期待が持てる。素直に評価して、おめでとうと伝えたい。カノープスは日本のPC関連ベンチャーとしてはユニークな技術や文化を持った会社だったが、その背景には山田社長の日本人離れしたアグレッシブな性格がある。物静かだけれども、その活動はエネルギッシュ。今後に期待をしよう。 もう1つはNECの「VersaPro U
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