海外では拡張現実技術を使用した販売促進やさまざまなプロモーションが行われている。もちろん日本においてもかなり利用されることが多くなっているが、まだまだ特別なユーザー向けの「ワオ体験」であったり、試しに1回だけやってみましたということが多く見受けられる。 今回は、海外を中心に効果的に利用されていると思われる拡張現実の導入事例をいくつか紹介する。効果がどのくらいあったのかを知りたいという問い合わせもあると思うので、それらの数字が公開されている事例については併せて記載する。 1. 実物と見間違うほどのAR腕時計「TISSOT」 スイスの腕時計のブランドであるTISSOT(ティソ)は、パーソナルコンピュータでユーザー自身がWebCameraを使用して実行できる時計のフィッティングと、街頭に設置したKIOSK端末のフィッティングの2種類の方法で2010年5月頃からプロモーションを実施した。 そのリス