子どもの貧困問題に取り組む認定NPO法人フローレンスの駒崎です。 さて、今年も恵方巻きが余りまくって、まだ食べられるのに大量に捨てられたそうです。 SNS上は「もったいない」「恵方巻きの習慣なんてやめちまえ」という声が広がっています。 しかし、こうした「まだ食べられるのに、バンバン捨てられる」という「食品ロス」は、珍しいことでもなんでもありません。 むしろ、日本は食品ロス大国なのです。今日はこの辺りの事情と、解決への道筋を見ていきたいと思います。 【まだ食べれるのに捨てられる食料は、東京都民が食べる量1年分】日本では、まだ食べれるのに捨てられる食料は、毎年632万トンと推計されています。そう言われてもピンとこないと思うのですが、こういうと凄まじさが分かります。 「1300万人の東京都民が、1年間に食べる食料に匹敵する量」です。 食品ロスだけで、東京都民が食えていけちゃうわけです。(出典:東