翌日の朝・・・ 私は、アパートの近くの大家宅を訪問。 作業開始の挨拶と、大家の指示・要望を聞くためだった。 大家や管理会社の意向によっては、作業内容を大きく変えざるを得なくなるケースもある。 やはり、あまり神経質になられると、仕事はやりにくい。 したがって、インターフォンを押す私は、ちょっと緊張していた。 玄関に現れたのは年配の男性。 大家は、私が何者かすぐにわかったようで、開口一番「ご苦労様」。 現れた強面に、一瞬、緊張度が増した私だったが、その一言で緊張は和らいだ。 私は、「これから作業をはじめますので、ヨロシクお願いします」とペコリ。 それから、作業を実施するにあたっての注意点や要望を訊ねた。 自分のアパートをあんな状態にされて心中穏やかではなかっただろうに、大家からは特に細かい指示はなし。 前日のうちに母親から連絡を受けていたこともあり、二つ返事で作業実施を承諾。 とにかく、悩みの