ドイツに長期滞在する日本人の多くが一度は病み付きになるファストフード。それがトルコ軽食店の「ケバブ(Kebap)」。羊肉や鶏肉の塊を回しながら焼き、その表面をナイフで削ぎ落とすと小ぶりの肉片が受け皿にたまる。その肉と小さく切ったレタス、トマト、ピーマンをパンやユフカ(小麦の生地を薄く焼いたパン)にはさみ、ヨーグルトソースをかければでき上がり。パンの場合は巨大なハンバーグ、ユフカで包んだものは巨大な春巻きのよう。肉がタップリのボリュームながらサッパリ味のため、日本人の口にも大変よく合うようだ。 トルコ軽食店と並び、庶民に人気なのが中華軽食店。かしこまった中華レストランと違い、調理に手間のかからない炒め物しか食べられないのは残念だが、何より安くて早い。ケバブ同様、ボリュームもタップリありこちらも値ごろ感は十分だ。 今回はケバブと中華に代表されるドイツの軽食事情をレポートしたい。 トルコ軽食店。