世界各国で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっていますが、スムーズに接種を進めるにあたって、課題に直面している国も少なくありません。そんな中、世界最速ともいえるペースで接種を進めているのがイスラエルです。どのような方法がとられているのか、イスラエルの曽我支局長の解説です。 Q1.イスラエルのワクチン接種 どれほど進んでいる? 《画像:バスケットボールアリーナの特設会場に並ぶ人たち》 (記者) イスラエルでは去年12月19日から、ファイザーなどが開発したワクチンの接種が始まりました。 それからおよそ1か月後、1回目の接種を終えた人は230万人を超え、人口のおよそ3割にのぼっています。 優先的に接種が行われている60歳以上となると、すでに7割を超えています。 《画像:接種後15分間、会場で待機する人たち》 イギリス・オックスフォード大学の研究者らがまとめている「アワー・ワールド・イン・デー