北アメリカ原産ではあるが、帰化植物として国内に広く分布し、市街地などに雑草化しているため身近に見ることができる。 同属の在来種で、やはり有毒のヤマゴボウ P.esculenta Van Houtte は北海道~九州に、マルミノヤマゴボウ P. japonica Makino は本州(関東以西)~九州の山地に自生する。 多年草で、 茎は高さが 1 ~ 2 mとなり、直立あるいは斜上する。花序は長い柄があって垂れ下がり、茎は紅色を帯び、葉も紅葉し、秋になると1cm 程度の果実(液果)は黒熟する植物である。ヤマゴボウは国内に自生し、茎は緑色で葉も深緑色となり、花序は短い柄があり直立し、果時でも下垂しない。マルミノヤマゴボウはヤマゴボウに類似しているが、果実が球形である。 ヨウシュヤマゴボウ ヤマゴボウ モリアザミ 上:ヨウシュヤマゴボウの根 下:ゴボウの根 モリアザミの