カナダの中国製バッジ紛争 「就労機会奪った」と野党 「保護主義」と中国側 (1/2ページ) 2009.5.4 00:08 カナダの国会議員が、政府から配布されたピンズ(バッジ)が中国製だったことに不満を示し、カナダ製に変えるよう求めている。安価な中国製品のカナダへの輸出は年々増加しており、中国の識者らは「カナダでの保護貿易主義の台頭を反映している」と反発している。 ピンズは議員が支持者らに配るためにカナダ政府が一括して注文した。カナダの象徴ともいえるメープル・リーフ(カエデの葉)があしらわれている。 カナダ紙、エドモントン・サン(電子版)によると、野党、新民主党(NDP)のチャーリー・アンガス下院議員は、ピンズが中国製だったことについて「まったく驚いた。(国内の)製造業にとって重大な損失だ」と述べ、深刻な経済危機で国内産業が落ち込む中、中国企業に製造を発注し、カナダ人労働者の就業機会を奪