今年9月にフランス代表監督を解任されたレイモン・ドメネク氏が、2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会後の自身の早急な解雇が違法であるとして、フランスサッカー連盟(FFF)に退職金、解雇予告手当、慰謝料などを合わせた290万ユーロ(約3億3000万円)の支払いを求めて労働審判所に提訴していたことが明らかになった。 ドメネク前監督の弁護士ジャン・イブ・コヌソン氏は、仏紙『レキップ』に対し、FFFによる不当解雇を強調した。 「FFFはフランス代表の成績不振の責任を監督1人に転嫁した。『チーム全体の“危機”を解決するために1人の人間を解雇する』というやり方は、受けいれられるべきものではない。FFFの行為は、乱暴で虐待的な要素を含んでおり、労働法の規定にそむくものだ」 コヌソン弁護士はまた、ドメネク前監督が請求する290万ユーロという額の正当性について以下の言葉で主張した。 「ドメ