サッカーJリーグのキャンプ地に異変が起きている。九州地方で行うのが主流だが、今季はJ1のC大阪、名古屋など4チームがタイで実施。これだけのチームが一斉に東南アジアに“進出”するのは初めて。タイ・プレミアリーグとパートナーシップ協定を結ぶなどしてきたJリーグのアジア戦略に乗っかった形だが、個々のクラブの思惑も絡んでいる。 今季、タイでキャンプを行うのはC大阪、名古屋、磐田、湘南。C大阪はタイ・プレミアリーグのバンコク・グラス、磐田はムアントン・ユナイテッドと業務提携などを結んでいる。 タイでキャンプを行うメリットとして、あるクラブの社長は「気候が日本より格段に暖かいし、費用も渡航費を除けば国内より割安。練習試合を行う対戦相手もいる」と話す。C大阪の場合、提携しているバンコク・グラスを通じて練習場の確保や宿の手配もスムーズにできたという。 一方で、タイキャンプには、3月開幕のシーズンに向けてチ