「バウル」本、三度目の発行は亡き戦友が写した写真と亡き戦友への手紙が綴られた<完全版>。 先日、「バウルを探して<完全版>」を読み終えた。 この本は、旅の本であり、思想の本である。 そして、少しだけ食の本である(カレー食いたくなる。手掴みで!) 著者の川内有緒さんがバングラデシュの「バウルの歌」の存在を知り、それについて調べ、カメラマンの中川彰さんを連れてバングラデシュに旅に出て、バウルに出会い、バウルを学ぶ。 端折るとそんな内容なのだが、これがもう、ワクワクしっぱなしで。 旅をしながら、少しずつ明かされるバウルの謎。 様々なバウルに出会い、それぞれのバウルを知り、その真実の一片を知る。 スペクタクルなロードムービーを観ているようなワクワク感。 それに謎が謎を呼ぶミステリー要素が加わって、毎晩この本のページをめくるのが楽しみであった。 このたび、三輪舎から発行された「バウルを探して」が<完
