>>前編 サーバー全体の多重化 99.999%以上(年間平均停止時間5分以下)の可用性を目指すときは,サーバー全体の多重化を検討する。ハードウエアに加えて,ソフトウエアの障害に対応するときも,サーバー全体の多重化が不可欠である(図1)。 このうち進歩が目立つのは,多重化サーバーだ。基本的に2台分の部品が同期して動作する仕組みになっており,どの部品が故障してもサーバーは稼働を続ける。ハード障害ならサービス停止時間はゼロか数秒とほとんど無視できるくらい短い。多重化サーバーでは,全く同じ処理を複数の系統で実行している。障害時は部品を切り離すだけだからだ。 OSから上のソフトウエアには変更を加える必要がないため,オープン化に対応しやすいのも利点である。 多重化サーバーは仕組み上ハードウエア障害にのみ対応する。ただし,システム管理ソフトと組み合わせることで,再起動すれば直るレベルのソフトウエア障害に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く