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ブックマーク / u-site.jp (19)

  • やりたいことと出来ることの関係

    「やりたいことが思うようにならない」「必要だけどやり方が分からない」という事態は解消されるべきだ。しかし「特にやりたいとは思わない」「自分には必要ない」「他のやり方でできるからそれでいい」という気持ちは、むしろそれなりに尊重されるべきだろう。 黒須教授 2016年1月19日 高齢者のユーザビリティ研究における壁 放送大学のゼミ生である原山誠氏は、高齢者ユーザにとってのICTユーザビリティの研究に着手している。彼が予備調査をしたところ、インタビュー調査の対象者となった5名の高齢者は、いずれも仕事でパソコンなどを使っているが、彼らが利用している機能の範囲内では特に使いにくさやわかりにくさを感じてはいない、ということが分かった。多数の問題点が見つかるかも知れないという予想で調査をしてきた原山氏は、ちょっと予想外の壁にぶつかってしまったわけだ。 高齢者の多様性 高齢者にはハイテク機器を苦手とする人

    やりたいことと出来ることの関係
  • UIの操作性を検証するだけではもったいない: (1)最初にユーザビリティテストを薦めるわけ

    私たちは日頃からウェブサイトやアプリ、形ある製品など、様々なUIUXの改善業務に従事していますが、そんな中での気づきを紹介します。今回は、UIUXの改善を思い立った時に、まずはユーザビリティテストの実施をお薦めしたい、というお話です。 U-Site編集部 2015年12月9日 “UIUXを改善しよう!”と思い立った時に、“現状のUIの操作性はどの程度なのか?”を把握するために、まずユーザビリティテストを実施しようと思われる方は多いと思います。我々の業務でも、最初のご依頼の約半分はユーザビリティテストのご依頼となっています。 一方で、UXや人間中心設計(HCD)の知識をある程度お持ちの方からは、“ターゲットユーザー像(ペルソナ)”や“カスタマージャーニーマップ”などをキーワードに、“まず、ユーザーの実態把握から”とご依頼を受けるケースもあります。もちろん、ご依頼される方の経験や環境は様

    UIの操作性を検証するだけではもったいない: (1)最初にユーザビリティテストを薦めるわけ
    rbdaisaku
    rbdaisaku 2015/12/14
    ペルソナを作るための調査を、最初はお薦めしない理由
  • 最もよく作成され、シェアされているUXの成果物はどれか

    UXの専門家が作り出す成果物はさまざまだ。たとえば、我々の調査では、回答者の半分以上が11種類もの成果物のフォーマットを利用していた。だが、最も有効であると評価された成果物は伝える相手によって大きく異なっていた。 Which UX Deliverables Are Most Commonly Created and Shared? by Page Laubheimer on October 18, 2015 日語版2015年11月16日公開 UX関連の作業が発生する状況というのは、アジャイル手法を利用して、ほとんどドキュメンテーション(文書化)をしない小規模なスタートアップから、外部クライアントのためのコンサルティング、プロセスやドキュメンテーションについての要求が厳しい大企業や政府機関のような環境まで多岐にわたる。こうした非常に多様な作業環境をまとめるのに必要なのが、デザインのアイデア

    最もよく作成され、シェアされているUXの成果物はどれか
    rbdaisaku
    rbdaisaku 2015/11/17
  • オーディエンスベースのナビゲーション:避けるべき5つの理由

    役割ベースのIA(情報アーキテクチャ)は、認知的努力を増加させ、ユーザーの不安を増大させる。しかし、明瞭な言葉遣いと相互排他的なカテゴリーによって、ユーザーエクスペリエンスへの悪影響を抑えられる。 Audience-Based Navigation: 5 Reasons to Avoid It by Katie Sherwin on September 7, 2015 日語版2015年11月10日公開 「オーディエンスベースのナビゲーションについてどう思いますか」。この質問はユーザビリティウィークカンファレンスで教えていると聞かれるもので、カンファレンスのたびに少なくとも一度は出ることが多い。筋の通った質問であり、皆がなぜそうした疑問を持つかは私も理解できる。このナビゲーションの意図はユーザーが自分に関連のある重要な情報だけに集中できるようにすることにある。が、一方、彼らが必要とする内容

    オーディエンスベースのナビゲーション:避けるべき5つの理由
    rbdaisaku
    rbdaisaku 2015/11/10
  • 設計品質と利用品質(前編)

    人工物の品質特性を、設計品質と利用品質、客観的品質と主観的品質という2つの軸で直交する4領域に分けた。すると、UI/UXという言い方が、製品品質についてUI、利用品質についてUXという形できれいに整理されることにも気がついた。 黒須教授 2015年9月24日 HCI International 2015での議論 今回のタイトルに関連したエッセイは、(最近では「UXの、3つのキーポイント」など)これまでに何回か書いたことがあるが、どうやら話が僕のなかで収束してきたように思うので、その総集編としてここに書くことにする。 2015年8月にLos AngelsでHCI International 2015が開かれ、そこで僕は“Usability – It’s Still Very Important”というセッションを組織し、イギリスのNigel Bevanの参加を求めた。彼はISO 9241-1

    設計品質と利用品質(前編)
  • UXの、3つのキーポイント

    UXについては、まだ妙な解釈が大手を振って闊歩している。それを、製品を手に入れた時の感動と混同したり、製品の魅力と勘違いするようなことをしないよう、きちんとその概念を理解しておく必要があるだろう。 黒須教授 2015年6月10日 UXについては、まだ妙な解釈が大手を振って闊歩しており、綾塚祐二さんの「地味で地道なUI/UX論」のようなまともな論述にぶつかるとホッとする程だ。 先日、インドネシアのバンドンで開催されたCHIuXiD 2015でキーノートを頼まれたとき、UX and Quality Characteristicsというタイトルで話をしてきたが、その内容が僕の最近考えているUXのポイントだった。聴衆の皆さんからは頭がすっきりしたというようなフィードバックを頂いたので、ちょっといい気になって、ここでその内容をかいつまんで紹介することにしたい。 僕がUXについて重要と思っている点は次

    UXの、3つのキーポイント
  • モバイルにおける入力フォームデザインのためのチェックリスト

    モバイルデバイス用の入力欄をデザインするときには、14のユーザビリティ要件からなるこのリストを満たしているかどうかをチェックしよう。 A Checklist for Designing Mobile Input Fields by Raluca Budiu on June 14, 2015 日語版2015年7月10日公開 デザイン対象がWebページであれ、Webベースのアプリケーション(たとえば、SaaS)やネイティブモバイルアプリであれ、基の構成要素の1つになるのが、ユーザーがテキストを入力する地味なテキスト入力欄である。このウィジェットは大量に利用されているので、その利用自体について、この記事で話す気はない。アプリケーションデザインにおいて、ワークフロー等の全体像に関わる問題は良質なユーザーエクスペリエンスにとって重要であり、指摘する必要のある課題がたくさんあるからである(こうした

    モバイルにおける入力フォームデザインのためのチェックリスト
  • インターネットでのアクティビティバイアスは、ユーザーの行動にムラを作る

    人々がWebをどれだけ利用するかは、日によって劇的に異なる。そのことは、アクセス解析の安易な解釈を歪めてしまう可能性を持っている。 Internet Activity Bias Causes Lumpy User Behavior by Jakob Nielsen on September 1, 2013 日語版2013年10月7日公開 新設のトレーニングコース「データ分析とユーザーエクスペリエンス」の準備中のことだった。Webサイト指標を単純化して捉える多くの方法が妥当でないという、少し前の研究を見つけたのだ。恥ずかしながら、この研究結果に気づくまでに2年もかかってしまった。その論文を書いたのは経済学者たちで、普段、私はその動向を追っていなかった。 この研究を行なったのが経済学者で、ユーザビリティ関係者でないとしても、これは情報採餌と情報の匂い以来の、Webでのユーザー行動に関する最重

    インターネットでのアクティビティバイアスは、ユーザーの行動にムラを作る
    rbdaisaku
    rbdaisaku 2013/10/10
  • なぜEtsyでは無限スクロールは失敗したのか

    「ユーザーがページに滞在してコンテンツに関わる時間が長くなる」といわれる無限スクロールを採用したものの、うまくいかなかったというEtsyでの事例から、その教訓を読み解きます。 U-Site編集部 2013年1月25日 HCD新人部員のTです。 1年以上前の記事ですが、「Pinterestによってもたらされた、6つの重要なWebデザインとユーザビリティにおけるトレンド」という下記の記事を読んでいました。 該当記事:6 Important Web Design and Usability Trends Sparked By Pinterest – The Daily Egg ここで挙げられている項目の3つ目のトレンド、”Deliver Content in Flow”を見てみますと、「無限スクロールによって、ユーザーがページに滞在してコンテンツに関わる時間が長くなる」と書かれています。 Bec

    なぜEtsyでは無限スクロールは失敗したのか
  • Alertbox: ホームページ・ユーザビリティの最重要ガイドライン10カ条(2002年5月12日)

    企業ホームページは、全世界に対する企業の顔であり、訪問ユーザの大部分にとっては出発点となる。ホームページを改善すれば、全体的なウェブサイトでのビジネス価値が倍増する。ホームページユーザビリティの主要ガイドラインに従う価値は充分にある。 Top Ten Guidelines for Homepage Usability by Jakob Nielsen on May 12, 2002 ホームページは、世界でもっとも価値の高い不動産である。面積としては1平方フィートもないこの空間に、毎年、企業や個人が何百万ドルも投資している。理由はもっともだ。ホームページが企業の収支決算にもたらす影響は、単なるeコマースの売上よりずっと大きいからである。ホームページは、その企業の世界に向けた顔である。ビジネスを始める前に、相手企業の姿をオンラインでチェックするという見込み客は、今後ますます増えるだろう。この際

    Alertbox: ホームページ・ユーザビリティの最重要ガイドライン10カ条(2002年5月12日)
  • Webコンテンツとしての写真

    ユーザーは内容と関係のある情報を含む写真や画像は注視するが、Webページを「賑やかにする」ために利用された中身のない写真は無視をする。 Photos as Web Content by Jakob Nielsen 2010年11月1日 我々の実施したアイトラッキング調査で、ウェブサイトの画像へのユーザーのアプローチの仕方は大きく2つに分かれることが実証された: ある種の写真は完全に無視される。この典型的な事例が、単なる飾りとして使われる、感じの良い大きな画像である。 その他の写真は重要なコンテンツとして扱われ、注意深く検討される。製品の写真や(モデルを撮影したストック写真ではない)実際の人物の写真がたいていこのカテゴリーに入る。 私はこれまで数え切れないほど多くのコラムの中で、1番目のタイプの画像についてガミガミ文句を言ってきた。要点を示すことより、見た目を良く見せようとすることに、ウェブ

    Webコンテンツとしての写真
    rbdaisaku
    rbdaisaku 2013/03/12
  • 10代のユーザビリティ: ティーン向けWebサイトのデザイン

    ティーンは、自分のウェブを扱う能力に(過剰に)自信を持っているが、彼らのパフォーマンスは大人に劣る。読解レベルの低さや、忍耐力のなさ、発展途上の情報収集スキルにより、ティーンのタスク成功率は低くなる。そのため、サイトはシンプルで共感しやすいものにする必要がある。 Teenage Usability: Designing Teen-Targeted Websites by Jakob Nielsen on February 4, 2013 日語版2013年2月18日公開 ティーンはインターネットにつながっている。テクノロジーがティーンエイジャーの生活に深く溶け込んでいるため、彼らに役立つ、ユーザブルなウェブサイトを作り出すことがこれまで以上に重要になってきている。次善のものがクリックするだけで手に入り、SMSメッセージによる割り込みが例外ではなく普通のことである世界で成功するには、ウェブサ

    10代のユーザビリティ: ティーン向けWebサイトのデザイン
  • 派手な体裁や奇をてらった言い回しは無視される

    あるサイトでは大方まともな作りをしていながら、最重要タスクの成功率が14%という無惨な結果に終わった。その原因は? ページ内で成功の鍵を握る領域が広告枠に似ていたせいで、ユーザがそれを無視してしまったのだ。 Fancy Formatting, Fancy Words = Looks Like a Promotion = Ignored by Jakob Nielsen 2007年9月4日 典型的なユーザが抱いているおもな問いへの答えは、トップページの一番上に大きな赤い文字で書いておけば、高度なユーザビリティが保証できるというのは当だろうか? いや、それは間違いだ ―― 少なくともアメリカ合衆国国勢調査局のホームページに関しては誤りだった。このサイトでは、大きな赤い文字で表示された現在の全国人口を86%のユーザが見つけそこなったのである。 テスト対象となった http://www.cens

    派手な体裁や奇をてらった言い回しは無視される
  • 国別サイトの出来があまりにも悪い理由

    多国籍企業がローカライズした国別サイトを制作すると、ユーザビリティが失われてしまうことは多い。現地の広告代理店がデザインするのが、見栄えはいいが、情報が伝わらないサイトだからである。 Why Country Sites Are So Bad by Jakob Nielsen on June 18, 2012 日語版2012年7月4日公開 国際的ユーザビリティ調査をここ数回、観察していて、悩ましく思ったことがある。それは世界中でテストしたウェブサイトのうちの多くが、並外れて質が低かったことである。それらは1990年代にアメリカで目にしていたものと五十歩百歩だったのである。 この観察結果を検討してわかったのは、ひどく質の悪いサイトというのは現地の企業や政府機関によってデザインされた当の意味でのローカルサイトではない場合が多い、ということである。それよりむしろ、その原因のほとんどは、ひどいユ

    国別サイトの出来があまりにも悪い理由
  • CIFについて

    2002.10.7-8に、Washington D.C.のNIST(National Institute of Standards and Technology)において、第五回のIUSR(Industry USability Reporting format) Workshopが開かれた。IUSRというのは自由参加のプロジェクトで、ユーザビリティテストの結果の報告書書式CIF(Common Industry Format)に関する規格を議論する場である。CIFは2001年の12月12日にNCITSのANSI規格、つまりアメリカの国内規格として成立していて、今回はそれをISOの国際規格にする案件などを審議した。参加者は大半がアメリカ人で、他にはイギリスから3人、イスラエル、日(私)から各1人だった。 約30人の参加者は、3つのBreakout Groupに分かれていた。CIF Revis

    CIFについて
  • アイトラッキング調査

    アイトラッキングとは、人間の視線の動きを追跡・分析する手法です。視線を追跡することで、見ていない箇所を正確・客観的に知ることができるため、デザイン上の評価要素の把握や、UIの設計、レイアウトの検証に役立てることができます。 自然な視線をリアルタイムに分析 視線を追跡する装置(アイトラッカー)にはさまざまな種類がありますが、近年の調査では、近赤外線の角膜反射のパターンから、左右それぞれの目の注視点を推定する、非接触型のものがよく用いられています。非接触型のアイトラッカーは、頭部を固定したりする必要がありません。調査参加者に評価対象物を見てもらうだけで視線を追跡することができるので、ユーザーへの負担も少なく、自然な視線データを得ることができます。 また、調査参加者が見ているそのときに、リアルタイムで視線を確認することができる記録・分析ソフトウェアもあります。インタビューの際、調査参加者の注視を

    アイトラッキング調査
  • ユーザビリティテスト参加者のリクルーティング

    ユーザビリティプロセスを効果的に進めるには、テストユーザのリクルーティングが簡単にできることが必須である。ユーザひとりあたりの平均コストは 171 ドルだが、場所やターゲットとなる職種しだいで、かなり大きく変動する。 Recruiting Test Participants for Usability Studies by Jakob Nielsen on January 20, 2003 今では、ほとんどの企業が、自社サイト、イントラネット、ソフトウェア、ハードウェア、その他、ユーザインターフェイスが関係するプロジェクトについて、ユーザビリティ向上の必要性を認めている。また、多くの企業は、ユーザビリティ工学の道具箱の中でもっとも迅速で簡便な手法が、ユーザテストであることも知っている。(残念ながら、道具箱の中の他のツールは、あまり知られていない。同様に、プロジェクトライフサイクルの中で複数

    ユーザビリティテスト参加者のリクルーティング
  • ユーザビリティの基礎知識

    ユーザビリティとは何か? どのように、いつ、どこを改善できるのか? なぜ配慮する必要があるのか? この概論的な回答は、こうした基的な疑問に答えるものである。 Usability 101: Introduction to Usability by Jakob Nielsen on August 25, 2003 この記事は、あなたの上司や、その他の誰であれ、時間はないが基的なユーザビリティ知識を得る必要のある人に対して書かれたものである。 What ユーザビリティとは、ユーザインタフェースがいかに使いやすいかを示す質的属性である。「ユーザビリティ」という言葉はまた、デザインプロセスにおいて使いやすさを向上させるための手法をも意味している。 ユーザビリティには、5つの質的な構成要素がある: 学習しやすさ: 初めてそのデザインに触れたユーザーが、どれくらい容易に基的なタスクを達成できるよう

    ユーザビリティの基礎知識
  • ユーザテストから得られる現実行動

    人工的な状況であるにも関わらず、ユーザテストは現実的な結果を出す。それはユーザのタスクに対する強い集中力と、ウソ臭さの許容によるものだ。 Authentic Behavior in User Testing by Jakob Nielsen on February 14, 2005 ユーザテストが実用的なのは、奇跡に近い。カメラで撮影されている部屋に人を連れてきて、見知らぬ人たちに囲まれながら、みすぼらしいウェブサイトで難しいタスクを行うようにいう。また多くの場合、片方の壁一面に圧迫感のあるマジックミラーが張られている。タスクがどんな内容であろうと、そのような条件の中、どうすればそのタスクを成功させられるといえるのだろうか。 これまで行ってきた全てのユーザテストで、人々がウェブサイトなどのユーザインターフェイスをそのようなテストセッション時に使用することが可能で、実際にユーザはそれを使い、

    ユーザテストから得られる現実行動
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