日本列島南の海上から張り出してきた太平洋高気圧が、沖縄から関東にかけて覆っている影響で、10日は朝から晴れて気温が上昇。4地点で最高気温が40度を超えた。午後3時の時点で全国927地点のうち、30度以上の真夏日は693地点、35度以上の猛暑日は290地点に達した。気象庁は、熱中症への警戒を呼びかけている。 気象庁によると、高知県四万十市と甲府市で40・7度を記録。2007年8月に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で記録した観測史上最高気温の40・9度に迫った。 このほか、山梨県甲州市で40・5度、群馬県館林市で40・1度まで上昇した。10日も九州から関東にかけて35度以上が予想される。 九州から関東にかけての広い範囲で、これから数日間は晴れて高温になる傾向が続く見込み。太平洋高気圧は今後、勢力をさらに北に広げると予想されるため、東北も覆われて高温になっていくという。 関連リンク高知・四万十