結局、画餅というか実態の確認できないマカオプロジェクトとか意味の分からないファイナンスを繰り返しても別に誰も逮捕されないというのはどうもな。シロ過ぎ女史とか出てきて、しかも微妙に善玉っぽいのでどうなんだろと違う意味で注目していた物件ではあったが。 しかし、実際問題として反省すべきなのは、すべてが終わったあとに監査法人が引き金を引いたことなんだな。信憑性のある内部告発が乱発していて、訴訟も含めて外部から見てあからさまに経営状態がおかしく、上場を維持するべき状況になかったのに、その間は市場として、または監督官庁として適切なプレッシャーをかけて正常化を図ることができなかったわけだよ。 和牛商法じゃないけれども、明らかにおかしい取引による資金の流出が外部からも充分な精度で確認できているのに、終わってから駄目だから廃止しますというのじゃ、投資家保護にならんのではないかな。 和牛商法とかだと、消費者相
先週の月曜から水曜まで、サンフランシスコで「Supernova」という会議が開かれた。これは毎年開かれているネットベンチャーのお祭りのひとつで、今年のテーマは「ネットワーク時代の挑戦」。出てくるベンチャーの多くが無名のSNSで、Facebookなどの「ソーシャル・ネットワーキング」がグーグルを脅かす存在に成長していることを感じさせた。 昨年11月、米マイクロソフトはフェイスブックの株式の1.6%を2億4000万ドルで買収した。これは同社の企業価値を150億ドルと評価したことになる。いわゆるWeb 2.0系の企業としては、YouTubeの買収価格が16億ドルだから、その10倍近い最高記録だ。まだ赤字の企業としては破格の価格だが、「MSはいい買い物をした」と評価されている。それはFacebookが1億人以上のメンバーを集め、グーグルの「後継者」に最も近い位置にいると見られているからだ。 アクセ
黒船どころではない、津波だ――iPhone、驚異のビジネスモデル:神尾寿の時事日想・特別編(1/2 ページ) 6月9日(現地時間)、AppleがiPhone 3Gを発表した。日本も含めた世界70カ国に展開され、そのうちの22カ国では7月11日に発売される。日本での発売も7月11日。ローンチカスタマーとして、ソフトバンクモバイルが選ばれた(参照記事)。 今日の時事日想は特別編として、日本市場におけるiPhone 3Gの影響と可能性について考えていきたい。 →HSDPA対応の「iPhone 3G」、7月11日発売 →携帯電話からコンテンツプレーヤーへ脱皮した「iPhone」 →ソフトバンクモバイル、年内に「iPhone」を発売 予想以上に早い発売日はなぜ実現したか 「予想以上に発売が早い。早すぎる……」 iPhone 3Gの発表以降、筆者は多くの通信キャリアやメーカー幹部に取材を行ったが、多く
外資系は普通になったけど、普通じゃない? グローバルスタンダード、という言葉がなんだか古臭く聞こえるほど、ビジネスの社会では外資系企業が普通の存在になってきました。 私は外資系企業出身ですが、入社したころは、友だちからも奇異な目で見られ、ガイジンばっかりじゃ大変でしょう、と言われたものです。こういう時代が来るとは想像もできませんでした。 それだけ、日本のマーケットでは外資系企業が大きな影響力を持つようになったとも言うことができます。コカ・コーラ、P&G、スターバックス、シティバンク、リッツカールトンなど、自分の生活を考えても、外資系ブランドと付き合わない日はあまりありません。知らないうちに、外資系のマーケティングと接触しているのです。 それでも、外資系企業で働いている人、転職した人の話を聞くと、「違い」に戸惑っている人が多い。なぜでしょう。外資系は珍しいことではなくなったのに、です。 今回
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