勝手に情熱と魂を燃やして、再び人生のスタートラインにようやく立った如月の終わり。 気づけばこれまでの1ヶ月半の日々を無我夢中で駆け抜けていた。 桜の季節にゆっくりと浸ることも世間のニュースに一喜一憂する間も無く、毎日があっという間に過ぎ去り、長い休みのように曜日感覚などどこかに置き忘れてきてしまったような感覚で手探りで目の前のことに没頭する日々。 新しいことに挑戦するとき、いつもライバルは自分で、ここで負けたら、真っ先に悲しむのは自分だと常に自分に言い聞かせている。 自分が今ここで諦めたら、一番悲しい顔をするのは、目の前の努力をこれまでの日々を一番間近で見てきた自分だ。 「大抵、人間は好きなことでしか、本気になれない」 どこで聞いたフレーズだったかな。 そんなことを想い、それが確信に変わっていく日々。 言葉というものは、自分を大きくもしてくれるし、油断してると時に必要以上に小さくもするから