【参照】 本当にセカンドライフは「過去の思い出」になったのだろうか(1) 「記事が減ったから衰退している」? セカンドライフでは、企業SIMを中心に閑散とした状況が続いている、中を歩き回っても誰にも出会わないという話は、よく聞かれる。昨年夏前後の、バブルとも思われる日本の報道洪水の中で、「電通やデジタルハリウッドによってつくられたブーム」という論調と合わせて、そのあとの不調を強調するために、セカンドライフやバーチャルワールド全般に対して批判的な姿勢をとる人は、総じてこのことを口にする。これについては根拠がないわけではないし、実際の検証が必要だろうが、まず違和感を覚えるのは、マスメディアで「ほとんど取り上げられなくなったから終わりだ」という論である。これは後先逆の議論であると思うが、先の佐々木氏のエントリーにもそうした部分が垣間見える。 たとえば日経四紙の記事数を調べてみると、昨年一月には九