プーチン氏、親ロ派独立めぐり決定へ 停戦崩壊の恐れ、ウクライナ重大局面 2022年02月22日01時19分 21日、モスクワで安全保障会議に臨むロシアのプーチン大統領(ロイター時事) 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ東部で政府軍と紛争を続ける親ロシア派武装勢力の独立承認問題を同日中に決定すると明言した。この日、親ロ派「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の幹部が承認を要請していた。 プーチン政権は、2014年から東部で続く紛争をウクライナ人同士の「内戦」と位置付け、その解決に向けた15年のミンスク合意の履行をウクライナに迫っていた。独立承認すれば、合意の前提が崩れ、情勢が流動化する恐れがある。 親ロ派が「国家」となれば、中央政府を無視して、ロシアに軍事介入を要請する展開もあり得る。ウクライナ情勢は重大な局面を迎えた。 プーチン氏は21日に急きょ開催された