今春の選抜高校野球大会の習志野(千葉)-星稜(石川)戦で、サイン盗みを巡る大騒動が起こった。球界に厳然と存在すると言われながら、実態に迫れなかったサイン盗みについて「サイン盗みを考える」と題して連載する。強豪校で甲子園を経験した元球児が集結。勝つためにあらゆる手段を駆使した本音と「サイン盗み」と無縁の高校野球に生まれ変わるための道を議論した。【特別取材班】 超強豪校のOBも参加。4人がサイン盗みをしていたと明言した-今回サイン盗みの件が騒がれ、どう思ったか B もし、本当にやっていたとすれば「分からないようにすればいいのに」というのが率直な感想です。 D 勝ち上がっていくには、あって当然のことだと思っているので。 C 僕もトーナメントは負けられない戦いで、1つの勝ちにこだわるという前提で、勝ちにつながることはすべてやってきた。それが当たり前。やるし、やられるし。もちろんそのための対策もあり
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